矢野仁志のカタテマノオト

2008/7/31
talk to meの第八枚目となるデモCDの録音が終了。
今回はメンバースケジュールがきつきつだったためリハーサルが少なくなってしまったり、スタジオ環境がジメジメしていたり、空調がショボショボだったり、疲労困憊で帰って寝たら突然こむら返りにあい悶絶したりと厳しい状況でしたが、なんとか完了。いや、なんとか完了というか、これがまた怪我の功名とでも言おうか、ナイスなものになっている。
この後の調整作業やらがとても楽しみで堪らない。あぁ!どんな仕上がりになるか。
しかし自分が以前のバンド「サンプリングサン」というバンドで歌った曲、夕焼けエレジーという曲の中の歌詞で「慢性的に何かに追われているだろう〜」なんて不吉で予言的な歌詞を書いてしまっていたが、本当にこれ、いつも何かに追われている気がする。
あんな歌詞なんて書かなきゃよかった。昔の自分のバカ。ドアホウ。
そのくせ、あぁ、やらねばなんて追われているくせにそんなに成果が上がらない自分も口惜しくたまらない。キー。
ま、でもみんな何かで一杯一杯。体が変にならない程度にGO。




2008/7/26
例えば一人で家でビールを飲むのと、打ち上げなどでウヒーってビールを飲むのとは、まったく同じものを飲んでいるにも関わらず味が違うように思える。
そんなの雰囲気が楽しいからに決まっているじゃないか、ということになるだろう。
特に自分なんか酒を味としてちゃんと理解していない人間は特にそうだ。
まぁきき酒のプロではないし。
例えば普通に居酒屋で出されたワインと、格式の高いホテルバーで「これは1900年初頭の年代ものです。ムッシュ。」なんてフランス語でプリュプリュ言われて出されたものでは、本当は同じ物であっても味が違って感じてしまうものだ。
こんなもの言ってしまえば至極当然のことである。
それはみんな食べるものに対してこれまで、目隠しして食べていた訳ではないし、匂いも嗅いできたし、知識も得てきた。
味覚、なんて言っているが味覚と「旨い」と思うことは違う。
味覚がそのまま頭に来るかと言ったらそうではなく、頭で感じ取るまでの経路で見た目や他の情報により純粋な味覚の評価というものがゆらゆらと揺れ動いてしまうものだからだ。
最近それと同じことが音楽でもよく感じられる。
例えばMP3データファイルで聴く音楽と、CD又はレコードで聴く音楽。
この二つの違いは何かというと、先ほどの食べ物の例でも言えた様に、まず物として見ることが出来る、手に取ることが出来ることの違い。そして他の情報(ジャケットの感じ、帯の文字、なんかのコメントとか)そういう情報が生み出すほんとに小さくてもドラマ性、物語性があるかないか、ということ。想像の余地があるということ。それにより実際は聴覚でしかない音楽の情報が、膨らみ、またはとげとげしたものとなって頭の中で鳴り響く。
食べ物の話で例えると判りやすいと思うけど、なるほど、MP3データだけで聴く音楽ってだからそんなに心に響かないのか、と納得出来る。だからだったのか。
なので皆様、talk to meのCDも是非生CDでお買い上げ頂くとより素晴らしく響くことかと存じます。はい。ね。本当。ですよ…。ご精読有難う御座いました。




2008/7/21

ウオ!
人前に立たずに一ヶ月ほど経過している。
こんなことここ何年かあったかな。珍しい事だ。
でもその分頭の中はなんだかいい雰囲気になってきて(案外形にならないけど)、自分の場合この頭の中がニヤニヤしているような感じ?頭の中でいつも良い旋律がなっているような感じ?(大抵そんな時はなんかの名曲なのだが)、いい音楽なんて余裕、とかって思える感覚の時が一番調子がいい。そんな時にポロポロとした欠片が、当たり前のように生まれる。湧く。
なのでこの結果は3ヶ月後、半年後などに見せることが出来るでしょう。時間がかかるもんなんです。悔しいけど。
そして来る23日はそんな鬱憤を破壊するために渋谷LUSHでtalk to meライブがあります。自分楽しみです。うん凄くね。
みんなの鬱憤も、優しくなでて、癒して、甘い言葉をかけた後に破壊してあげますので是非おいで下さいませ。

 

2008/7/16
最近はもっぱらtalk to meの曲作りやら、売り込みなんかでバタバタ。部屋がモサモサしている。
いかん。爽やかさが足りない。リフレッシュ感が足りない。オシャレ度合いが足りない。
ということで息抜きに世田谷線松蔭神社駅近くの「cafe' lotta」という店へ。
う〜ん、シャレオツ、コマンタレヴー、なんて気分になろうとしたのだが、その店の中身は「婆さぁ〜ん」なんて叫び声の方が似合ってしまいそうな隠居部屋のような和風屋敷。
あら?なんて思いながら、なんじゃここの居心地の良さは、とも思いつつ息抜き。
京都のにおいもする。有名な店だそうですね。




2008/7/12
ポール・マッカートニーの新作を改めてよく聴いてみた。出たのはちょっとまえだけどね。
ポール・マッカートニー(打つのがめんどくさい名前だな)は自分にとって尊敬すべき人No.5に軽く食い込むどころか、いつも首位争いをしているようなお人だ。
若い時分にあれだけの活躍をして、今尚生きて、そう、生きつつ面白いものを精力的に作ってプレイしているのがスバラシイ。それが何かあの人の場合芸術肌というよりも、目立ってやろう、かっこつけてやろう、みたいな意思が見えるような自分は気がして、またそれもいい。
そしてそんなやんちゃ野朗の今回のアルバム。→
ファンの間ではとても評価が高いという「メモリー・オールモスト・フル」を聴いた。もの凄く期待して聴いた。
そしたらそれほどでもなかった。
いや、そりゃとてもいいものばかりが並んでいるのだけど、
期待しすぎたのかな…
ミスター・ベラミーなんて曲は本当往年のポールのようで素晴らしかったけどアレンジの人?のやってることの方が面白いやん、なんて曲が沢山ある。
でも自分はそんなんこの人には全然求めてない。旋律それ自体の良さが飛びぬけていて欲しい。
これを聴く前に今までのソロ作(ウィングスも勿論含めて)を何故だか改めて聴きなおし望んだ身としては、なかなか良いというぐらいに思えてしまった。そりゃそうか。
にしても聴けば聴くほどどんどん良くなってくるのはこれ、名作の証か?
もうちょっとこの才人の新作を、評価とかなんてしゃらくさいね、御先生のリアルタイムを楽しむことにしよう。
それにしてもなんか本当に、自分なんかが言うのもおこがましい話ですが、生きてプレイしてくれていて有難う御座います。





2008/7/9
talk to meがWEB版イカスバンド天国、通称「イカ天」にエントリーされております。
是非応援してやって下さい。
★MSNビデオ「イカ天WEB→「視聴する」にエントリー!
読者の皆さんは知っているだろうか。イカ天って。
昔のテレビ番組で、新人バンドが次から次へと出てきてオリジナルソング一曲を演奏。
その後、偉そうな大御所の審査員達に「君達やめた方がいいよ。」とかメタメタにぶった切られるというバンドブームの火付け役にもなった番組だ。
その頃自分は中学生。
深夜から始まり3時で終了という番組放映時間は中学生の時分にはきつかった。
一度寝たフリをした後、親が寝たのを確認。リビング部屋にコソコソ侵入し、なるべく小さい音でテレビに大接近してみていたのを思い出す。
だが大抵2時ごろぐらいになるともういけない。ウトウトしてそのままリビングで寝てしまい、誰がチャンプになったのかを次の週になって知るということが殆どだった。朝になって「ハッ」って起きると毛布がかけてあったりしてね。
でも沢山のバンドが色んな音楽を自由にやっているのが面白かったり、下らんバンドばっかだなーだなんて思ったり。いつも見ていたけど訳もなく心が燃えた。
そんな勢いもあって音楽をやり出してしまった訳だけど、今なお続けているというのはアホなのか凄いのか。
何にせよ情熱は大切にしたいものだ、と自家発電しながらも今日もウキウキと歩いています。





2008/7/06

すっかり夏。やはりこの暑さがやってきた。
最近はライブに間が空いているのでもっぱら活動は家。家でセコセコ神降臨作業。
便利な現代にあっては文明の機器を利用して、大方のバンド演奏的なものを作ってしまうことが出来るわけですが、その機器、10年来使用してきたハードディスクレコーダーがクラッシュ。!
ピコと電源をいつものように入れてみると、いつもは快調にHELLO!!なんて言ってくれていたのに、今回はなんだか分からない言語を発している。
おい、どうしたんや、と肩を叩く、心臓マッサージなどするも反応なし。息を吹き返さず。
ああ・・・。いってしまった、長年有難う。チーン。なんてしつつもこれでは活動が出来ない。
遂にこの日が来たか、やらなければいけないのか、と敬遠してきたパソコンのソフトを立ち上げる。
そう。エンジニアさんとかが使っているような波形とかが出ちゃうような音楽ソフトだ。持ってはいたもののなんだかややこしくめんどくさそうなので今まで逃げてきたのだが、腹心の友に臨終されてはもうこれしかない。ああ、ややこしー。
ということでパソコンで音楽ソフトと格闘しながらも、ちょっとこんなん使ってかっこいいんちゃうん?なんてヨコシマな気持ちもありつつ、新たな道と格闘中の日々です。





2008/7/01

遂に七月。夏。
夏という時期になると世間のアホは何かすぐイベント的なものをやりたがる季節であって、暑いのによくやるねーなんて思いながらもそれはそれで…まぁちょっとばかし楽しそうであるなぁ、覗き見してしまいたいなぁ、なんて気持ちになる。
しかし夏の暑さというのはいつも暴力的で、折角のほのかに感じる楽しさも暑さがグングンにそれを凌駕してしまい、結果嫌いな季節No.1だ。
出来れば自宅でつつがなく平和に過ごしていければ、なんて爺みたいなことを毎年念願しているのだが、日が落ちた後でも人が家に帰らずウロウロしているような雰囲気や、夏の夕暮れの部活動の帰りを思い起こすようなセンチメンタルな雰囲気もこれなかなかいいし、夜外で酒などを飲んでいたりしても他の季節よりも許される許容範囲が広いように感じる。
あぁなんか心が広いぜ夏。器が大きいぜNATSU。
こんなん書いていたらちょっと夏が楽しみになってきてしまうじゃないか、ということで気持ちが上向きに。
しかし6月の空調代が早くもビクン!とあがっているのを確認し、来たる7月8月に向けての空調代のことを思うと気持ちが下向きに。