新着オーディオ機器試聴レポート

スピーカーケーブル偏

注意(HP上の画像は一部サウンドトレイルさんの許可を得て拝借編集しました)


お借りしたケーブルはSCSー31とSCS-32とSCSー33
どちらもメッシュで表面処理されていてとても美しい。

最初にお断わりしなければならないのは
バイアンプ用にと2組送られてきたが
わたしのシステム変更のためシングルで聞いた。

まず始めにSCSー31
音の透明感に驚かされる。
聞きようによっては情報量が減ったようにも聞こえる。
音が無理なくスーと伸びているのだ。
この辺がオーディオを聞くコツのようなもので
歪みと情報量を一緒にしてはいけない。
情報量の多い音とはあくまで自然なのだ。


SCS-32.
贅沢に片チャンネルに一本のケーブルを使用。
両チャンネル合わせて2本使う。
当然と言うべきか情報量が上がっているのが良くわかる。
扱いやすさと音質を上手くバランスさせた逸品と思える。



SCSー33にチェンジ。
芯線が太くて上手く接続できるかどうか心配だったが
当方のスピーカー(4344Mk2)とアキュP-800ではギリギリ加工なしで接続できた。
このケーブルはSCSー31とSCS-32の延長線上の製品とタカを括っていたがとんでもない。
更に透明度が上がっているではないか。
オーディオ的ではない音楽が聞こえる。
立体感抜群だ。欲しい欲しい欲しいと三連発。
このケーブルの欠点として余韻が聞こえ難いと聞かされていたが
わたしが聞いた限りではまったくその心配は杞憂である。
ホールの残響成分も自然に再現されており
その場の空気の動きも見事に出る。
ピアノのガツンと鍵盤を叩く音がとてもリアルだ。

わたしが今まで聞いたスピーカーケーブルの中では一番と断言できる。


念願かなってスピーカーケーブルを入手できた。
SCSー31SCSー32




前回はアンプ一台によるフルレンジ駆動にて試聴。
しかし、低音にどうしても不満が残りバイアンプに逆戻り。

さて、前回の試聴からちょうど一年が過ぎている。
SCSー33も考えなかった訳ではなかったが
わたしには身分不相応。
取り回しのやりやすさを考えてSCSー31SCSー32を発注。
部屋が広く余裕を持って配線を引き回せられるのであればSCSー33が良い。
スーナー11mm線を贅沢に使用したSCSー32
HiとLoどちらに使うべきか悩んだのだが
情報量に深く関係するHi側で使用することにした。
Lo側にはSCSー31
低音を軽視している訳ではないが
PAアンプの接続端子にSCSー32が繋げないのが最大の理由。
ケーブルが太くて入らない。
しかし、音楽情報の要は低音にある。
SCSー32をLo側に使う方が正解かもしれない。

出てきた音は壮絶。
高音がドッカン!、中音がバーッ、低音がズッシーン
文才がないので音の印象をそのまま書いてみる。我ながら呆れる低俗な表現。
カナレのケーブルでもフルレンジ駆動時には充分対抗(我慢)できると思っていたが
バイアンプ化した現在のシステムの足枷となっていたようだ。
タガの外れたシステムからは音があふれ出る。
スピーカーケーブルがシステムに与える影響はRCAケーブルの比ではないようだ。

オーディオは一部分にでもロスが有ってはいけない。
失われた情報はもとにはもどせない。
わかってはいる事だが懐具合もあるので中々難しい。
今回はカナレのケーブルのロスが思った以上に多くて驚いた。
キャプタイヤからカナレに換えた時は音の透明度があがって感激したのだが
そのカナレさえ信号のロスが激しいようだ。

とにかく、これで完全なオールシリウスケーブルシステムの完成。
天井知らずのケーブルの世界において
サウンドトレイルさんのケーブルの値段設定は真に良心的。
これ以上のサウンドを求めようとすると
数百万の投資が必要なのではないだろうか?
オーディオは一部のお金持ちだけの趣味ではない。
音楽に感動するのは全人類共通の特権である。
少ない予算で最大のサウンドを得る手段として
わたしはシリウスケーブルを薦めたい。
出来ればシステムの全ケーブルを統一することによって
そのパフォーマンスは最大に発揮される。


ついに年末のボーナスで念願のSCS-33スピーカーケーブルを導入。
バイアンプ対応なので4組必要だ。


この製品が発売された時に試聴させてもらっているので
是非導入したかったケーブルだ。

先の試聴記にも書いたがケーブルの芯径が実測2.4mmあり
やわなアンプやスピーカー端子は受け付けてくれない。
導入をお考えの方はまず自分の機材のチェックからはじめて欲しい。



さて、音出し一発目。
美しい
透明感溢れるピュアサウンドで以前の試聴時そのもの。
暴れん坊の4344MK2がしっとり静かに水面に広がっていく波紋のように
実に上品に優雅に音楽を奏でている。

電気の伝送特性を上げるってこういうことなんだなあと実感。
そりゃあボリュームを上げれば音が大きくなるので
どんなケーブルでも電気を流すことは可能。
しかし素人考えだが電圧が増えるだけで電流は充分流しきれていないのでは?
ボリュームを上げるとスピーカーがヒーヒー言っているようで実に苦しそうなのだ。
わたしも「ホーン型だから」とか「部屋の音だから」とか言い訳していた。
SCS-33は思い切ってボリュームを上げられる。
決してヒステリックにならず音量が上がる。
スピーカーから音が出ている感じではなく
何も無い空間から音が出ているようだ。

わたしのスピーカーケーブル選びも一先ず落着。
キャプタイヤから始まってカナレ4S11Gで驚き
サウンドトレールさんのケーブルで度肝を抜かされた。

ケーブルの太さなど関係ないと言われる御仁もおられるが
SCS-31からSCS-32、さらにSCS-33と太さが太くなるにつれ
確実に情報量がアップしスピーカーがスピーカーらしくなくなっていく。
体験してみるとそれが良くわかる。


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