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     革命の前途の問題

 何人かの同志がこの問題をだしているが、わたしは簡単に答えることにする。
 上下二編からなる論文は、前編をうまく書かないと、後編もうまく書けない。民主主義革命を断固として指導することは、社会主義の勝利をかちとる条件である。われわれは社会主義のためにたたかうものであって、この点はいかなる革命的な三民主義者とも異なっている。現在の努力は将来の大きな目標にむけられており、この大きな目標をみうしなっては、共産党員ではなくなる。しかし、こんにちの努力をゆるめても、やはり、共産党員ではなくなる。
 われわれは革命の転化論〔7〕者であり、民主主義革命を社会主義の方向に転化させていくことを主張する。民主主義革命には、いくつかの発展段階があるが、それらはみな民主共和国のスローガンのもとですすめられる。ブルジョア階級の優位からプロレタリア階級の優位へ、これは、闘争の長い過程であり、指導権をかちとる過程であって、それは共産党がプロレタリア階級の意識水準、組織水準をたかめ、農民と都市小ブルジョア階級の意識水準、組織水準を高めることにかかっている。
 プロレタリア階級のかたい同盟者は農民であり、そのつぎは都市の小ブルジョア階級である。われわれと指導権を争うものはブルジョア階級である。
 ブルジョア階級の動揺と不徹底性を克服するには、大衆の力と正しい政策に依拠しなければならない。そうしなければ、ブルジョア階級が逆にプロレタリア階級を制圧するであろう。
 血を流さない転化はわれわれの希望するものであり、われわれはそうなるように努力すべきであるが、できるかどうかは大衆の力いかんにかかっている。
 われわれはトロツキー主義の「永久革命」論者〔8〕ではなく、革命の転化論者である。われわれは、民主共和国のあらゆる必要な段階をへて、社会主義に到達することを主張する。われわれは追随主義に反対するが、また冒険主義やせっかち病にも反対する。
 ブルジョア階級の革命への参加の一時性を理由にして、ブルジョア階級はいらないといい、ブルジョア階級の抗日派(半植民地での)との連合を投降主義だというのは、トロツキー主義者のいい方であって、われわれはこれには同意できない。こんにちのブルジョア階級の抗日派との連合こそ、社会主義へすすむためにとおらなければならないかけ橋である。


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