漫歩計の山行記録:クリーンハイク(清掃ハイキング)
奈良高円山〜柳生街道
2003年6月1日

コース:

 
拾ったゴミの分別と計量
拾ったゴミの分別と計量(計58kg)
近鉄奈良駅 --- 白毫寺 --- 大文字火床 --- 高円山 --- 展望台 --- 地獄谷新池 --- 春日山石窟仏 --- 首切地蔵 --- 滝坂道(柳生街道) --- 高畑(解散)


 毎年6月第一日曜はクリーンハイク(清掃ハイキング)です。勤労者山岳連盟参加各会が一斉に行うもので、私の所属する奈良山友会は、高円山〜柳生街道と、生駒の鳴川峠〜十三峠の2コースを実施。
 私は前者に参加しました。

 近鉄奈良駅噴水前に集合。会員のほか、家族連れを含む一般の方の参加も多く、計30数名。中には障害をかかえた方の参加もあり、そのボランティア精神には頭が下がります。

 奈良公園を通り抜け、高畑の柳生街道入口で全員に用具(ゴミ袋、軍手、金バサミ)を配布。ここからさらに白毫寺まで歩いて、いよいよゴミ拾いの始まりです。

 高円山に行くには、寺の裏側の墓地の南にある登山口から取り付きます(小さな道標はあるが分かりにくい)。しかし、そこから山道に入る前の車道付近に大量のゴミが捨てられています。毎年感じるのですが、車の入れない山中にはゴミは少ないのですが、人通りが少なくて車が入れるという場所にはいつも多くのゴミが投棄されています。わざわざ車で捨てにきたとしか思えない大量のゴミです。他人の敷地に平気でゴミを捨てるこの行為、全く以て「情けない」としか言いようがありません。恥を知れ!!

用具を配ってさあ出発大文字火床からの展望
用具を配ってさあ出発
大文字火床からの展望

 登山道を入り、竹林の急坂を登って尾根に出ます。雨のあとで蒸し暑い。しばらく辛抱して登ると次第に展望が開け、30分弱で広々とした大文字の火床に出ます。目の前には若草山の優美な姿、背後には奈良盆地と生駒山が一望でき、風もすがすがしい気持ちのいい場所です。しかしここには谷に隠すように大量のゴミが捨てられ、無残な状況でした。大文字送り火の際に発生したゴミなのでしょうか。地域の行事と言うのなら、もっときっちり管理すべきでしょうね。
 ここでしばらく休憩。お隣の若草山と違って、訪れる人の少ない、それでいて展望に優れたいい山です。

 火床から後方の坂を登り、樹林に入ります。この中に高円山の三角点がありますが展望はありません。
 さらに行けばほどなく広場に出て、舗装路に変わります。再びゴミが目立つようになり、すぐに高円山ドライブウェイに突き当たります。ここには展望台があり、横には高円山ホテルが建っています。ここからは20分ほどドライブウェイを歩きます。このドライブウェイも車窓から投げるのか、空き缶などのゴミが少なくないのです。

 地獄谷までドライブウェイを歩き、ここから左に折れて柳生街道に入ります。たまたま奈良交通主催のハイキングが開催されていたらしく、多数のハイカーで賑わっています。5分も下れば新池に着き、ここで昼食。
 ところが・・・

地獄谷新池首切地蔵はハイカーで大混雑
地獄谷新池
首切地蔵はハイカーで大混雑

 昼食時に騒動が持ち上がりました。数人がヒルを発見。雨上がりでヒルが多いのです。春日奥山はヒルが多いとは聞いていましたが、本当に出会ったのは初めて(以前京都の皆子山でヒルの被害に遭ったことはあります)。そのうちあっちでもこっちでも見つかり、私も靴の中で1匹発見して退治。中には知らぬ間に足が真っ赤に血で染まるほど吸われた人もいて、少々パニック状態になりました。

 昼食後は春日山石窟仏を見て、首切地蔵を経由し、石畳と石仏で風情ある滝坂道を下るのですが、みんなヒルが気になって気もそぞろ。ゴミを拾うというよりとにかく先を急ぐ感じで(もともとこの道はゴミが少ないのですが)、あっという間に高畑の住宅地に出ました。
 ここでもチェックした結果数人がヒルにやられていました。まさにヒルの当たり日だったようです。

 とんだヒル騒ぎでしたが、駐車場でゴミを分別して計測すると、それでも結構大量のゴミを拾ったようで、計58kgありました。今年は空き缶よりもビニールゴミや一般ゴミが多かったですね。空き缶はその場で捨てる方が多いのでしょうが、最近は缶よりペットボトルが多くなり、ペットだと少しずつ飲むので捨てる人は減ったのかも知れません。

 山はみんなのもの。大切な自然です。山を荒らさないよう、ゴミなど絶対捨てないよう、山を歩く人には自覚を求めたいものです。


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