◇ふるさと 岡野貞一 2分13秒

Home country  by.Teiichi OKANO


  ふ る さ と
                   作 詞 高野辰之
                   作 曲 岡野貞一


  1.うさぎ追いし かの山 こぶな釣りし かの川
    夢はいまもめぐりて 忘れがたき ふるさと

  2.いかにいます 父母 つつがなしや 友がき
    雨に風につけても 思いいずる ふるさと

  3.志を果たして いつの日にか 帰らん
    山は青きふるさと 水は清き ふるさと

         

   
作曲者:岡野貞一 1878年(明治11)〜1941(昭和16)
          鳥取県生まれの岡野は、15歳頃岡山へ移り、クリスチャン系の中学
          へ進学しました。そこで、米人宣教師アダムズに楽才を認められます。
          のちに、東京音楽学校(現東京芸術大学)で学び、卒業後は教授に
          まで昇進し、文部省唱歌の作曲、編集委員として多くの唱歌を作りま
          した。

          岡野は熱心なクリスチャンで、40年間以上、毎日曜日には本郷中央
          教会で礼拝や聖歌隊の指導等を続けました。
          「ふるさと」は、賛美歌のメロディからヒントを得たそうです。

           (明治43年の芸大助教授時代に作曲)

   
作詞者:高野辰之 1876年(明治9)〜1947(昭和22)
          高野は、明治9年に長野県の寒村、豊田村で生まれた国文学者
          です。苦学の上、東京音楽学校で学び、卒業後は教授として講義
          しました。「ふるさと」は、高野の故郷・信州の風景を描いたものだと
          いわれています。

        
◆岡野と高野が産んだ唱歌は、他にもよく知られた名曲がそろってます。
         二人の主な作品:「ふるさと」「春が来た」「春の小川」「おぼろ月夜」
                    「もみじ」「桃太郎」「日の丸の旗」・・etc.


 余談:この曲の歌詞「うさぎおいし」は、「ウサギは美味しい」という
     意味で、「昔の人はウサギを食べていたんだなー」と思って
     いたとか、あるいは、「うさぎをおんぶすること」という数々の
     珍解釈?があるようですが、「うさぎ追いし」とは「うさぎを
     追っかけていた」の意です。


     私自身も意味を知るまでは「ウサギオイシ」って不明でし
     た。確かにパソコンで「おいし」と入力して変換すると、私の
     は「おい氏」と出てしまいました。文語体ですから仕方が
     ありませんが、唱歌には日本語の美しさがあふれている
     歌詞が多いと思います。
     Let’s sing!


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MIDI:Piano1001