歌の翼に メンデルスゾーン 2分54秒

Auf Flugeln des Gesanges

J.L.F.Mendelssohn




歌の翼に  作詞 ハイネ

歌の翼に恋しき君をのせ ガンジス河の美しい花の野に運ぼう

静かな月は映えて 花園の蓮の花は 愛しいものの訪れるのを待っている

すみれはほほえみ星を仰ぎ バラはひそかに耳に香りを寄せる

馴れた賢い小鹿が走りより 耳をそばだてるかなたには

清い流れのせせらぎがきこえる そこに茂るやしの樹のもとに おりたち

君とふたり 恋と安息を味わい 幸せの夢を見よう

 
歌の翼に 作品34の2  〜六つの歌曲 作品34より〜
作 曲 J.L.F.メンデルスゾーン

 
 この曲は、メンデルスゾーンが27歳頃、1834年のデュッセルドルフで
 の指揮者時代に、ハイネの詩に作曲されました。

 メンデルスゾーンの歌曲の中でもっとも広く知られ、ヴァイオリンやその
 他の独奏用にも編曲されて親しまれています。

 メンデルスゾーンらしい穏やかで気品のあるメロディ、ピアノは一貫して
 美しいアルペッジョで動いています。
 この『六つの歌曲』には、全曲とも淀みのない流麗な旋律が歌い
 やすく書かれていますが、モーツァルト、シューベルト、ウェーバー、また
 彼の先生だったツェルターなどからの影響をみせ、同時に民謡的な
 傾向ものぞかせます。
 さらにピアノ伴奏の芸術性にもかなりの重心が置かれました。

 ハイネ(1797−1856)といえば恋愛の達人のような甘い詩が
 多いように思われますが、素顔はかなりのアウトサイダーだったようです。
 ユダヤ人の商人の子としてドイツに生まれ、その後パリに亡命しました
 がどちらの国でもなじむことはできませんでした。
 この詩に理想郷を見出していたともいわれます。

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