エストレリータ/小さな星 ポンセ 2分11秒


Estrellita by M.M.Poce



エストレリータ 
私の苦しみを
見つめて光る星

降りてきて私に
彼の気持ちを
伝えて・・・

彼なしでは
生きられないの






エ ス ト レ リ ー タ / 小 さ な 星
作 曲 M.M.ポンセ

 とても甘い歌詞がついている美しい歌です。 『エストレリータ』とは
 『小さな星』という意味で、歌詞は、「あなたは私の愛の灯台、あなた
 は私がもうすぐ死んじゃうって知っているでしょ、だからエストレリータ、
 降りてきて私に彼の気持ちを伝えて・・」と続きます。

 ポピュラーのスタンダードとして様々なアレンジ、楽器で広く演奏されま
 すが、原曲はれっきとした歌曲です。
 この作品は1913年に、『近代メキシコ音楽の父』と呼ばれたポンセが
 作詞作曲しました。そして、14年に出版された「メキシコ歌曲集」の
 なかに掲載され、中南米から全世界で歌われるようになったそうです。

 ◇余談T
 俗なお話しですが、この曲は、当時のメキシコの出版社のせい(無知ゆえ?)
 なのか、ポンセ自身のせいなのか不明ですが、出版したときに著作権の登録
 をしなかったため、世界中に広まった名曲であるにもかかわらず、作曲者当人
 には一銭も著作権収入が入らなかったという悲運なエピソードがあります。

 もし、登録をしておけば著作権収入だけで一生生活していける、というレベル
 の大ヒット作だっただけに、他人事ながらお気の毒でなりません・・。ううっ。


 
◇余談U
 この曲を初めて知ったのはエレクトーンのレパートリー集でした。
 ラテンのリズムにアレンジされていたので、勝手にポップスだと思っていましたが、
 偶然、ラジオのメキシコ音楽特集で流れ、原曲のことを知りました。
 しかし、歌曲としてはあまり演奏されず、どちらかというと器楽での演奏(ポップ
 ス風にアレンジされた)の方が多いようです。
 個人的には生ギターが一番しっくりするような気がします。


 ◆マヌエル・マリア・ポンセ(1882−1948)◆
 メキシコの作曲家、音楽講師。後期ロマン派の音楽様式から新古典主義
 様式に転じた。メキシコシティ国立音楽院で学んだ後、19歳でドイツに留学。
 1907年頃、帰国し、母校で指導。
 15〜17年頃にニューヨークで作曲家、演奏家としてデビュー。
 25年頃に再び渡欧し、パリ音楽院でポール・デュカに作曲を師事。
 同地でギター奏者のアンドレ・ゼコビアと親交を結ぶ。
 33年に帰国し、メキシコ大学や母校で指導。

 近代フランス音楽の影響を大きく受け、メキシコ民族主義に根ざしたオリジナル
 な作風を確立した。

 ◆代表作◆
 ◇歌曲 「エストレリータ」
 ◇ギター作品 [ラ・フォリア]を主題とする前奏曲とフーガ
 ◇ギターソナタ 第3番
 ◇ロマンティックなソナタ
 ◇真昼のソナチネ
 ◇ギター協奏曲 南の協奏曲


 
◆参考リンク:ポンセの公式サイト >こちら

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|画像:海の素材屋|MIDI:Largo & Rondeau