ノクターン ショパン 4分11秒








Trois Nocturnes op.9 No.2
F.F.Chopin


三つのノクターン 作品9 第2番 変ホ長調
作 曲 F.F.ショパン

ショパンは21曲のノクターンを作りましたが、この第2番は、一番有名な
作品でしょう。他の作曲家のあらゆるノクターン作品のなかでも群を
抜いており、ノクターンの代名詞のような存在感があります。

ゆったりしたワルツ風で、甘い旋律が優雅なパリのサロンを連想させます。
4小節単位の繰り返しを持った3部形式風に作られていますが、二つの
主題(主調と属調)は、現れるたびに装飾されて変奏され、
美しいコーダ(最後)も魅力的ですね。
一般的には、この曲は通俗的な曲とも言われていますが、ショパンならで
はのデリケートさは、今後も息の長い支持を得るでしょう。

ショパンは思春期に入って、女性への憧れ、愛情、苦しみを知るにつれ、
一人の男性としてノクターンや、男女がペアになって踊りながら
社交を温める『ワルツ』を作曲し始めました。ショパンの場合、
ワルツよりノクターンの方がより濃く表現されています。

この曲の作曲経緯については第1番に記していますのでどうぞ。>こちら

この第2番は、1956年の映画『愛情物語』
(アメリカ/ジョージ・シドニー監督)でも使われ、さらに有名になりました。
映画では『トゥ・ラヴ・アゲイン』というタイトルで、
この第2番がジャズ風にアレンジされています。

『愛情物語』は悲劇の天才ピアニスト、エディ・デューチンの
家族と音楽に捧げた一生を感動的に綴った不朽の名作です。
「エディ・デューチン」は、実在の人物で1930−40年代に活躍した、
ピアニスト、バンド・リーダーでした。映画ではタイロン・パワーがエディ・デュー
チン役を努めてますが、ピアノの演奏シーンが素晴らしい!一見の価値あり。

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