練習曲「革命」 ショパン 2分30秒

Etude c-moll,Op.10-12
"Revolutionary"
F.F.Chopin



練習曲 作品10 第12番 ハ短調 「革 命」
作曲 F.F.ショパン

「革命」の名の由来は、ショパンが1831年頃に、ロシアに対するワルシャワ
蜂起の敗北をドイツのシュトゥットガルトで聞き、その怒り、深い悲しみと
絶望のあまり作曲したと言われています(真偽は定かではない)。

突然爆発したような音型から始まり、左手で休みなく続くパッセージは、
激しく苦しい感情のうねりのようにも聞こえます。
最後のユニゾンによる急激な下降から
 fff 和音での終結は、倒れていった民衆の姿?・・

「ピアノの詩人」と言われるショパンは、オペラや交響曲を残さなかった
ので、一般の音楽史では巨人的な作曲家として認められない
こともありますが、ことピアノ音楽の歴史においては、楽器の特性を
充分に生かした相応しい奏法と書法をきわめ、ピアノにしか
できない表現を切り開いた、並ぶもののない存在です。

まだ辺境と言うべきワルシャワで教育を受けたショパンは、
バッハやウィーン古典派の曲を学んだほかは、ほとんど独学で
ピアノの演奏技術を身につけたそうです。
しかし、ほとんど独学であったことと、即興演奏に励んだことが、
新しい楽器に相応しい奏法を身につけることができたとも言えます。


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※画像:エンゲルマン作 1831年ワルシャワ蜂起の石版画(一部)


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MIDI:ラインムジーク