タンゴ アルベニス 2分17秒


Tango  “Espana” Op.165
I.M.F.Albeniz

タンゴ 〜組曲 “エスパーニャ(スペイン)” 作品165〜
作曲 L.M.F.アルベニス

アルベニスが30歳頃に作曲した組曲「エスパーニャ」作品164は、「六つのアルバム・リーフ」という副題を持つように、「前奏曲」「タンゴ」「マラゲーニャ」「セレナータ」「カタロニア綺想曲」「ソルツィーコ」と題された六つの小品からなっています。
全体に簡潔な書法をとった作品集ですが、かえって彼の才能を流露させることに成功したものです。

この「タンゴ」は、アルベニスの全作品中でも、最も広く知られ愛されている作品ですが、南国風の甘美なメロディと随所に見られるなめらかな転調の妙味で、非の打ち所ない個性的小品です。
また、タンゴとはいえ、かのアルゼンチン・タンゴが盛んになる以前に、スペインで知られていた「ハバネラ風、またはスパニッシュタンゴ風」のリズムで作られた舞曲です。
(「ハバネラ」・・キューバ起源、19世紀成立、4分の2拍子、緩いテンポ)

また、クライスラーによるヴァイオリン独奏用編作、その他の編曲が大変多く、一般的な人気を裏付けています。



イサーク・アルベニス(1860−1909)

スペインに近代的な民主主義音楽を確立したアルベニスは、神童ピアニストとしての十代から新旧両大陸に活躍した。二十代の頃のアルベニスはサロン風の小品を多く書いていたが、一方では民族的音楽化の自覚に目覚め、のちに代表作となる「スペイン組曲」等に発展していった。
それらは美しい絵葉書の一束のように聴き手の心を旅情に誘い、民族主義者であると同時に、個性的なメロディを豊かに生み出す天賦の才を証明した。

◆代表作
「スペイン組曲 作品47」1886年〜96年頃作曲 ピアノソロ
 ・グラナダ ・カタリューニャ ・セビリア ・カディス
 ・アストゥリアス ・アラゴンのホタ ・カスティーリャ ・キューバ


「組曲 スペイン 作品165」1890年作曲 ピアノソロ
 ・前奏曲 ・タンゴ ・マラゲーニャ ・セレナータ
 ・カタルーニャ奇想曲 ・ソルツィーコ


「入江のざわめき 作品71−6」1887年頃作曲 ピアノソロ
「スペインの歌 作品232」1895〜97年頃作曲 ピアノソロ
「朱色の塔 作品92−12」1889年頃作曲 ピアノソロ
「組曲 イベリア」1905〜09年頃作曲 ピアノソロ


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MIDI:Largo&Rondeau 背景写真:アンヘル