一口メモ

 

    目次

1、トップページ
2、院長紹介
3、当院の特徴
4、予防接種
5、乳児健診
6、診療時間
  アクセス
 
7、予防接種Q&A
8、一口メモ
9、アイチケット

 

 
 

 

目次

1、お薬の飲ませ方

2、病気のときのお風呂

3、発熱

4、嘔吐下痢

5、頭部打撲

6、学校心臓検診

 


1、お薬の飲ませ方

子供にお薬を飲ませるにはどうしたらいいのでしょうか? また飲ませるタイミングは??とよく訪ねられます。ほとんどのお薬は何に混ぜてもその効力が落ちる事はありません。ただし、混ぜるものによっては苦味が強くなる場合があります。また1才以上になると、どんなものに混ぜてもすぐに悟られてしまいます。やはり最初は大変でもお薬だけを飲ますのが一番いいのではないでしょうか? きちんと説明すれば子供は案外理解するものです。

 さて,お薬はいつ飲ませるのがいいのでしょうか? 食前?食後?お薬の袋にはよく「毎食後3回内服」と書いてありますよね,ときどき「食事が食べられなかったので飲ませませんでした」とおっしゃられる方がいますが,間違いです。食事をしなくてもお薬はきちんと飲みましょう。また食事でお腹がいっぱいになるとお薬が飲めなくなる事があります。そのような場合には食前の内服でもかまいません。さらに食事にとらわれず,起きている時間を3等分して等間隔に飲まれるといった方法もあります。

 

2、病気のときのお風呂

皆さんは子供さんが病気になったときのお風呂はどうしていますか? よく病気のときにはお風呂に入ると病気が悪化すると思われがちですが,実はそうではありません。ではなぜお風呂に入ってはいけないと思われているのでしょうか? 日本のお風呂は浴槽につかり,しかもお湯の温度はおおむね高めです。熱いお湯につかると予想以上に体力を消耗します。熱が高くて辛そうなときには余計な体力を使わないようにお風呂はひかえておいた方がいいでしょう。ただし熱、咳,鼻水があっても比較的元気で食欲があり顔色がいい時などは、短時間でお風呂に入りさっぱりと汗を流すのは気持ちがいいものです。シャワーなどを有効に使うのもいいかもしれませんね。湯冷めしないように気をつければ病気のときでもお風呂に入れてあげるのは悪い事ではないと思います。

 

3、発熱

病気のときに子供さんはよく熱を出します。なぜ病気になると熱が出るのでしょう? また熱が高いと重症なのでしょうか?

 子供さんの一番多い病気はカゼです。カゼを引き起こすウイルスや細菌が体の中に入り込み咳、鼻水、熱がでますが、体にはそれらの外敵を攻撃するしくみ(免疫)があり、体を守ってくれています。 一説には熱が1度上昇するとその攻撃力が10倍アップすると言われています。つまり体自身が熱を上げて攻撃力をアップさせているのです。病気のときに熱が出るのは大切な事だったのですね。

 ただし、さすがに40度ぐらいになると逆に体力を消耗してしまいますので熱さましを使用するのも悪くないと思います。反対に少しぐらい熱があっても比較的元気であれば熱さましを使う必要はありません。

 また子供さんに処方する熱さましはさほど強いものではありませんので、1度から1度5分ぐらい下がれば良と考えてください。なにも平熱まで下げる必要は全くありません。さらに子供さんの場合は暖めたり、着せすぎたりせずに少し涼し目にすると頻回に熱さましを使用しなくても済む場合が多いようです。

 よく熱が高いと脳がやられると思われがちですが、40度ぐらいの熱があっても脳はやられたりしないので安心してください。ふつう熱は41度を超える事はありませんが、万が一41度を超えるような場合はすぐに小児科を受診してください。

 また高熱の時ほど病気が重いと思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、実はそうではありません。 われわれ小児科医は熱の高い低いはさほど気にしていません。 38度も40度もあまり変わりはないのです。それよりも、機嫌がいいか、顔色は悪くないか、食欲はあるか、などを重要視しています。

 

4、嘔吐下痢

嘔吐下痢症はロタウイルス,ノロウイルス,アデノウイルスなどによる,うつる病気です。 基本的には便や吐物に混じったウイルスが口から入ってうつるため,手洗いをしっかりすれば感染を防ぐ事が出来ます。 嘔吐下痢に感染した時には小児科を受診してお薬を処方してもらわなければなりませんが,家庭での食事療法が一番大切です。 まず

1)吐いたら飲むな。  

吐き気が強い時には何を飲ましても嘔吐してしまうので、しばらくは何も飲ませてはいけません。

2)まずは水分から。 

吐き気が落ち着いて来たら水分を少しずつ飲ませる。

3)下痢だけになったら、消化のいいものを少しずつはじめる。

といった感じです。嘔吐をしている時は脱水になりはしないかと頑張って飲まそうとしますが,逆効果です。また下痢の治療に関しても食事をなるべく控えた方が早く治る場合が多いようです。

 最後に、頻回に嘔吐して元気が無く顔色が悪い時や唇が乾いておしっこが少ない時は早めに受診しましょう。

 

5、頭部打撲

乳幼児は体の大きさに比べて頭が重いのでよく転び、よく頭を打ちます。子供が頭を打った時にはどのような事に注意すればいいのでしょうか?まず

1,吐いていないか?

2,意識はしっかりしているか?

3,手足の動きに異常はないか?

4,打った所の骨に異常はないか?

5,右と左の瞳の大きさに差がないか?

などです。とくに問題のない場合には自宅で様子を見ていただいてかまいませんが,乳幼児の場合にはしばらくしてから(2〜3日後の事もある)症状が現れる場合があります。 脳の中で少しずつ出血している場合には症状が出るまでに時間がかかるからです。 万が一,次第に顔色が悪くなり,吐き気が強くなる。意識がおかしくなり,起こそうとしても起きない。手足の動きがおかしい(動かない,ピクピクけいれんす るなど)。場合にはすぐに病院を受診してください。 また頭を打ってから1週間は注意深く様子を観察してください。

 

6、学校心臓検診

「学校心臓検診で医療機関を受診するように言われたのですが,心臓に病気があるのでしょうか」と大変心配され受診される患者さんがたくさんいます。学校心臓検診とはいったいどのようなものなのでしょう??

 一般的には小学校1年生,中学校1年生,高等学校1年生の時に問診,聴診、心電図検査(一部の学校では心音図検査を追加)を行います。そのいずれかに気になる所があれば「最寄りの医療機関で検査を受けて下さい」と通知があるはずです。

 しかし学校心臓検診で異常があるからと言って,必ずしも心臓に病気があるとは限りません。

 わかりやすく説明すると,心臓検診で異常があった場合に,異常を指摘された子供さん100人のうち1人が心臓の病気とすると(本当はもっと低率),この確率は心臓検診で異常を指摘されなかった子供さんに心臓病が発見される確率の100倍から1000倍高いのです。しかし逆に考えれば心臓検診で異常を指摘された残りの99人は正常です。1人の心臓病を発見するために100人を調べる!!これが心臓検診の役割なのです。その1人がお子さんの場合もあるので必ず医療機関を受診しましょう。

 また小学1年生の時に精密検査を受けて正常と診断されているといって、中学1年時の心臓検診にひっかかっても医療機関を受診しないのはダメです。途中から心臓の病気が現れる場合もあります。それ故に3回も心臓検診があるのです。心臓の病気で医療機関を受診中の子供さんも含めて学校心臓検診で医療機関を受診するように言われた場合には必ず医療機関を受診し,医師に書いてもらった学校生活管理指導表を学校に提出するようにお願いいたします。