目 次
茶の分類と種類    日本茶の生産    日本茶の産地 日本茶の品種特殊なお茶
 茶の生産動向茶の消費茶の輸出入世界の茶の動向世界の茶とは
 茶の栽培


茶畑

日本茶の主な産地


 日本では、かつて北海道をはじめ広く栽培されていました。しかし現在では、秋田県、岩手県、宮城県などの東北地方でごく僅かに栽培されているものの、新潟県村上市と茨城県の大子町を結んだ線付近が経済的栽培地の北限とされています。

 1.新潟県(村上茶)
    村上地方を中心に栽培されるお茶で、渋味が少なく、深いうまみが特徴が有名  
    一般に年平均気温が11度(C)で栽培の北限とされているが、村上地方は新潟県
    でも最も北端に位置しており、村上茶は集団的に栽培されている茶産地の北限。

 2.茨城県(奥久慈茶・猿島茶)
    奥久慈茶は、大子町を中心とする山間地栽培が特徴の深い香りがあり、猿島茶さしまちゃ
    猿島地方の平坦地で栽培され、水色が濃く、うまみのの豊かさが特徴。

 3.埼玉県・東京都(狭山茶) 
    狭山地方が産地の中心で、高温で乾燥させる「狭山火香さやまかか」と呼ばれる特有の強い
    香りが特徴。
 
 4.千葉県(佐倉茶) 
    水色 ・渋味・香気を大切に強火で仕上げたお茶。明治15年にはニューヨークまで
     輸出されたほどの歴史ある茶。

 5.神奈川県(足柄茶)
    足柄地方あしがらちほうで栽培され、良質茶の生産条件に適した土地であるため風味が高い
    良質な茶が特徴。

 6.長野県(伊那茶・赤石銘茶)
    長野県の南、下伊那しもいな郡と呼ばれる地域で作られるお茶はほとんどで、自家消費
    用だが、南信濃村、上村、天龍村、阿南町、泰阜村では生産量が多く、販売用も
    作られている。下伊那の6つの工場に集まる生葉は年170トンほど。村史の記
    述によれば、400年以上も前からこの地に茶があったようである。

 7.山梨県(南部茶)
    南アルプス山麓で栽培され、柔らかい舌触りと香り高い風味が特徴。

 8.静岡県(静岡茶)
    煎茶  を主に、最近では渋味を抑えた深蒸し茶の生産が増えている。日本の茶の
    生産量の約半分を占める日本一の産地で、県中央部の牧之原台地をはじめと
    して富士山麓、安倍川、大井川、天竜川、太田川流域でそれぞれ特徴のある茶
    が生産され、産地銘茶を確立している。岡部町は玉露の産地として有名。

 9.富山県(富山茶)
    後発酵茶の黒茶くろちゃを用いた、バタバタ茶という独特の喫茶法がある。

 10.石川県(加賀茶・輪島茶)
     香ばしいかおりが特徴のお茶。茶の茎だけをほうじた加賀棒茶が有名。

 11.愛知県(西尾茶・新城茶)
    抹茶で有名な西尾茶は、ほとんどが抹茶の原料の碾茶てんちゃで生産高日本一。新城茶
    は煎茶が中心で、足助地方で作られる足助寒茶あすけかんちゃがある。

 12.岐阜県(美濃茶)
    県西部の揖斐いび地方のいび茶と東部の白川茶が有名。さわやかな香りと甘味の強
    さに定評がある。郡上番茶ぐんじょうばんちゃ

 13.滋賀県(近江茶)
    高級煎茶で信楽町の朝宮茶が有名。他に信楽茶,土山茶、政所茶まんどころちゃが知られている。

 14.三重県(伊勢茶)
    全国3位の産地。鈴鹿山系の北勢ほくせい地方はかぶせ茶、南勢地方は深蒸し茶で有名。
    かぶせ茶では、全国第1位の地位にあり、全国シェアの約33%を占めている。

 15.京都府(宇治茶)
    まろやかなうまみの煎茶や玉露、碾茶てんちゃで有名。抹茶の生産高は全国一。京番茶
    宇治茶は京都府南部にある宇治市と,それを囲む町々で産出された茶で,805年に
    伝教大師が中国から茶種を持ち帰り,比叡山ろく坂に植えられたとされている。

 16.兵庫県(丹波茶・母子もうし茶)
    兵庫県下のお茶の生産量の70%を丹波たんば茶が占めている。丹波茶は標高200メート
    ルの丹波高原で栽培され、日本の中では最も気温の低いお茶の栽培地域。

 17.奈良県(大和茶)
    大和やまと高原一帯の宇治に連なる高級茶の産地。

 18.和歌山県(紀州茶)
    県南部 の温暖な気候による香り高いお茶の産地。

 19.岡山県(岡山茶)
    香ばしい美作みまさか番茶が代表。

 20.島根県(島根茶)
    伯太はくた茶で知られる茶産地。茶を枝のまま刈り採りそのまま陰干し又は日干しする
    日干にっかん番茶がある。

 21.岡山県(岡山茶)
     岡山県 で生産される茶の総称で、江戸時代、産業振興のために栽培したのが最初。
     美作みまさか(作州)番茶が有名。

 22.広島県(広島茶・世羅茶)
     昭和 のはじめ、当時の太田村の村長が農業の副業として茶の栽培を奨励、昭和5年
     (1930)には県内で初めて、製茶の機械化を実現し、昭和8年(1933)に「世羅茶」
     として機械製造の茶が販売された。土用寒茶。

 23.山口県(山口茶・防長茶)
     県内 におけるお茶の栽培の起源は約六百年前といわれ、江戸時代には、長州藩が
     振興策を講じたため、栽培は県内各地に広く普及し、明治期には「防長茶」の名で広く
     知られた。

 24.徳島県(阿波茶)
    夏期 に茶葉を刈り採り蒸し煮した後、桶で熟成させて固まりをほぐしながら天日乾
    燥で仕上げた珍しい後発酵茶の一種の阿波番茶相生あいおい番茶)がある。

 25.香川県(香川茶)
     県南西部 の山間丘陵地が産地で、高瀬茶がある。
     高松藩主が茶会で使用するため茶園を造ったのが起こりとされる。

 26.愛媛県(愛媛茶)
     ヤマチャの自生地で知られる四国山地の山村、新宮しんぐう村などが産地。

 27.高知県(土佐茶)
    早期 の出荷と品質の良さに定評がある。夏期に刈り採り蒸した後、桶で熟成させ小
    さく角切りにして乾燥させた碁石ごいし茶が有名。

 28.福岡県(八女茶)
    八女やめ地方全域を中心とする旨味が強く濃厚な煎茶の産地。山間部の星野村を中心
    とした玉露の生産高は全国一で知られる。

 29.佐賀県(嬉野茶
    生産量の6割以上が玉緑茶たまりょくちゃで、その殆どが蒸し製玉緑茶。栄西禅師が背振山麓に
    茶の種子を蒔いたのが始まりとされる。

 30.長崎県(彼杵茶)(そのぎちゃ)
    玉露が有名で蒸し製玉緑茶が大部分を占めている。多くは嬉野うれしの茶として流通して
    いる。

 31.熊本県(熊本茶)
     産地は九州山脈の深山渓谷から球磨くま、人吉盆地につながる地域。煎茶、玉造茶で
     生産量はにぶんされ、それぞれの地域により産地銘柄を形成している。

 32.大分県(大分茶)
     杵築きつき市、日田市、耶馬溪町など地域的な特徴を活かした茶が作られ、杵築茶など
     それぞれの地名の付けられた茶が有名。

 33.宮崎県(宮崎茶)
    北西部山間地の高千穂町で作られる日向ひゅうが茶(釜炒り製玉緑茶)が有名。平坦地で
    は大型機械化栽培も進められている。

 34.鹿児島県(鹿児島茶)
    静岡に次いで全国二位の生産高を誇る。薩摩茶、知覧ちらん茶の名でも知られている。

 35.沖縄県(沖縄茶)
    路地物 では日本一早く生産されるお茶。

経済的産地ではないものの、若干の生産が見られる地域

 36.青森県(黒石茶)
     黒石市 には「黒石の茶」といわれる茶の木がある。法眼寺にあり、最初の植栽から
     数世代後のものという。黄檗宗の本山の万福寺から伝えられたものといわれ、かつ
     ては相当数の茶樹があって茶も作られていた。現在は民間で茶を栽培している。

 37.秋田県(檜山ひやま茶)
     檜山茶は秋田県能代のしろ市の檜山地区で地区で作られる茶で、まとまった茶の栽培
     ・生産地としては日本海側の北限とされる。

 38.岩手県(陸前茶、気仙けせん茶)
     気仙けせん地方では5月下旬から6月上旬頃に一番茶の摘み取りが行われる。

 39.宮城県(宮城茶)
      北西部山間地では釜炒り製玉緑茶たまりょくちゃを、霧島盆地では特有な気象を活かした
     良質茶を生産。日向茶、都城茶、仙台茶、桃生ものう茶でも知られている。

 40.栃木県(鹿沼茶)
     やぶ 北種北限の栽培地として、小面積ながら栽培が継続されている。



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おいしいお茶を求めてー2003年11月開設・現在進行形