トイレに逃げる子どもたち


左から 女子トイレ・男子トイレ・音楽室のドア。
この3つのドアは、子どもたちの逃げ道!?

学校の1日の予定のところでも書いたように、うちの学校には各授業ごとに休み時間がない。
まあ、これはうちの学校に限ったことじゃなく、他の小学校でもそうらしいけど。
とにかく、1教科終わったらすぐに次の教科。
音楽のように移動教室できるわけでもないし、もともと飽きっぽいミクロネシアの子どもたちには辛いことだと思う。

そこで、彼らはどうやって気分転換をするか?

それは、トイレに行くこと

トイレに行けば、5分くらい授業がサボれる。
本当に用が足したくて行く子どももいるが、大抵はただの逃げ。
運良く(運悪く!?)他の生徒がいれば、そこで話もできちゃうし、トイレ滞在時間も少し延ばせちゃう。

トイレは私の音楽室の隣にあるので、彼らの声やドアを閉める音は聞こえる。
(あー授業に飽きてきたな)
と、すぐにわかる。
時々、トイレに行きがてら音楽室のドアを叩いたり、ドアを開けて私に挨拶したりする子どももいる。
音楽室に入ってきて、私と話してから帰る子どもまで!
早く授業に戻るように促しながらも、心の中ではかわいそうだなーと思ってしまい、何度も音楽室に来ている子どもとは、1分くらい簡単に話すようにしている。
その方が、「早くクラスに戻りなさい!」と怒るよりも、すんなり子どもが帰っていくのだ。
少し話すと、すっきりしたのか、それとも時間を潰しすぎたという罪悪感が出てくるのか。
自分から帰っていく子どもたち。
私の音楽室は、授業以外は日本の保健室のようだと、時々感じてしまう。

飽きると授業を抜け出してトイレに行く。
当然、これは私の授業でも起こりうること。
授業内容によって、子どもたちは1人2人…とトイレに消えていく。
しかも音楽室は、トイレの隣!
子どもの逃げ場はすぐそこだ。
普段からトイレに行きたがる子どもは別。
そういう子どもは、勉強が苦手とか楽器演奏が苦手とかで逃げたがったり、集中できなくてトイレに行きたがったりする常習的なものだから。
でも、そうではない子どもたちがトイレに行き始めたら大変!
それは授業がつまらないサインだと、私は思っている。
1年目はコレがよくあり、そのたびに自己嫌悪に陥っていた。
2年目はだいぶ少なくなったけど、油断は禁物!

それにしても、私が小学生の時は授業中にトイレに行くなんてありえなかった。
恥ずかしいことだったし、トイレ自体あんまり行きたくない場所だったから。
怖い話もあったトイレに、授業中に1人で行くなんて考えられなかったもの…

    

BACK     NEXT