フランスの様々なメグレ本の表紙 (V)

Les couvertures d'éditions variées des Maigret (5e partie)

シムノンのメグレ作品の執筆時期区分
(作品No.はメグレ全作品一覧による)
第1期: No. 1〜19 (1929-1933) 戦前
第2期: No.20〜46 (1938-1941) 戦中
第3期: No.47〜102 (1945-1972) 戦後


19.旧リーヴル・ド・ポッシュ版(LDP)

1969〜1975年頃のリーヴル・ド・ポッシュ社のデザイン。第1期の作品群(No.1〜No.19)のみと思われる。リーヴル・ド・ポッシュはフランスの文庫版の最大の発行量を誇る。1970年代の日本への輸入書としても多かったようだ。
Pietr-le-Letton
怪盗レトン(No.1)
1972.09
Monsieur Gallet décédé
死んだギャレ氏(No.2)
1972.07
La tête d'un homme
男の首(No.5)
1975.02
Un crime en Hollande
オランダの犯罪(No.8)
1971.09
Le charretier de la
" Providence "
運河の秘密(No.4)
1973.09
L'affaire Saint-Fiacre
サン=フィアクル
殺人事件 (No.14)
1975.05
Le chien jaune
黄色い犬
(裏⇒表)
Le chien jaune
黄色い犬(No.6)
1969.06
L'ombre chinoise
死者の影 (No.13)
1972.12
Liberty-Bar (No.17)
自由酒場
1971.11
L'écluse No.1
第一号水門 (No.18)
1974.11
Maigret (No.19)
メグレ再登場
1971.10


20.オレンジ版(Orange)

黄色、橙色、赤色、白色などの単色を組合せた簡素なデザインの造本。背糊が風化してパリパリに割れ、頁紙も酸性紙らしく、発行後30年を経過した現在、崩壊し始めている。表紙の下半分にパイプの画像が大きく出ている。ほとんど第3期(No.47〜102)の作品で、プレス・ド・ラ・シテ社から1962年〜1972年頃まで出された。裏表紙はパイプをかまえたシムノンのスナップ白黒写真となっている。全体の色調がオレンジ色を感じさせるのでこの名称とした。
Maigret et son mort
メグレと殺人者たち
1974.04
Maigret et la vieille dame
メグレと老婦人
1974.04
Un noël de Maigret
メグレ警視のクリスマス
1968.06
Maigret voyage
メグレとかわいい伯爵夫人
1968.03
La Colère de Maigret
メグレと殺された容疑者
1969.07
Maigret hésite
メグレと殺人予告状
1969.03
Maigret et Monsieur
Charles
メグレ最後の事件
1973.02
オレンジ版の裏表紙
の一つ
(船上のシムノン)


21.パイプ版(Cité-Pipe)

プレス・ド・ラ・シテ社から1957年から1962年頃にかけて出版された。裏表紙から表にかけて「メグレの横顔のシルエットと大きな黒いパイプと煙」の図案が色変わりの表紙になっている。上のオレンジ版と同様に第3期の作品が出版の対象となっているが、この時期にはまだシムノンはメグレ作品を書き続けていたので、最後の10年分ぐらいの事件は含まれていない。この版も風化が進んでいる。
Maigret se fâche
メグレ激怒する(No.48)
(左記併収⇒)
La Pipe de Maigret
メグレのパイプ(No.47)
1962.12
Mon ami Maigret
メグレ式捜査法
(No.57) 1963.10
Maigret, Lognon et
les gangsters (No.66)
生死不明の男
1962.03
Le Revolver de Maigret
メグレの拳銃 (No.67)
1962.12
Maigret a peur (No.69)
メグレの途中下車
1957.07
Maigret et le corps
sans tête (No.74)
メグレと首無し死体
1962.02
Maigret s'amuse (No.77)
メグレ推理を楽しむ
1962.04


22.S文字+パイプ版 (S+Pipe, Fayard)

ファヤール社から1957年から1962年頃にかけて出版された。シムノンの頭文字Sの図案とパイプが組み合わさった色変わりの表紙になっている。上のパイプ版と同時期に当たるが、版権上第1期の作品が刊行の対象となっている。
La nuit du carrefour
深夜の十字路 (No.7)
1963
Le port des brumes
霧の港 (No.12)
1963
Liberty bar
自由酒場 (No.17)
1961
Chez les Flamands
国境の町 (No.15)
1962

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