描く本人の制作意欲にかかわってくるので次の機会に考えたい。続けて追求したいテーマを見つけることは、簡単なものではない。絵画全般についてよく研究をし、見つける必要がある。普遍性のあるテーマがいいが、そうかといって誰もが追求しているものだと個性を発揮できないので注意しなければならない。できるだけ長く追求できるものがよい。最低5年は続けてほしい。きっと自分だけの表現が見つかるはずだ。
日本画でも洋画でもかならず必要な技法がある。知らないでやるよりも知っていてやる方が自信につながる。技術にあまりこだわりすぎると、反面、自由な創作ができなくなるので気をつけたい。進んでくると技術を壊す作画もあることに気づくようになってくる。しかし、これはずいぶん先の研究になるので、本人の意欲によるものである。絵画全般に必要な技法として構図法がある。日本画と洋画の構図法は少し違うが、さしあたって洋画の構図法を学んでほしい。三角形構図とか平行線構図とか言われる構図法のことである。詳しくは自分で研究してほしい。絵を描く時の効果的な組み立てができるからだ。大切な技法になる。日本画では描きたいものを画面の中心におくことが多い。独特な構図として余白を生かす方法がよく使われる。洋画のように画面のすべてを描き込むのではなく、描かない部分をつくり、全体の調和として作画をすることが多い。しかし、近年は日本画も洋画もなく、画材の違いだけで描かれていることが多く、一見しただけでは日本画と洋画の区別がなくなってきている。さて、どちらを選ぶかは本人の考え次第である。先ほども言ったが知ってやるのと知らないでやるのと大きな違いがあることを知ってほしい。
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