びっくりマジック!

道具解説
 クロースアップ(=テーブルマジック)に用いる道具をいくつかご紹介しましょう。
■ デック

 トランプという言葉は本当は「切り札」の意味で、英語でトランプのことを「プレイングカードPlaying Cards」、一組のトランプのことを「デック Deck」と言います。観客の前ではトランプという言葉を使うのが一般的ですが、マジック界ではデックという言葉を使うのが一般的です。また、トランプを数えるとき1デック、2デック…ということがあります。
 マジックに用いるトランプは主にUSプレイングカード社の「バイシクルBycycle」が用いられます。 他にもアヴィエータ、ホイル、タリホーなどのカードも用いられることがあります。
 バイシクルなどのトランプには「ポーカーサイズPOKER SIZE」と「ブリッジサイズ」の2種類の大きさがあります。一度に13枚のカードを持つブリッジ用のカードは幅が狭くなっており、マジックではポーカーサイズを用いるのが良いとされています。
 デパートのおもちゃコーナーやおもちゃ屋の一部、手品用具店で1デック700円程度で買うことができます。通信販売では池袋の東部百貨店Matsui Gaming Machine co.で買うこともできます。
 カードの取り扱い方についての注意は カード使用の注意点をご覧下さい。
■ コイン

 500円玉を使うこともありますが、カッコよさを求めるなら写真にあるようなコインを使いたいものです。 最も一般的なのが一番上の写真の「ハーフダラー」、かつてアメリカで流通していた50セント硬貨(1$の半分)です。手品用品店などで入手しましょう。
 その下が一回り大きなコイン「ワンダラー」(1$硬貨)、一番下の写真が世界大会「FISM」が日本で行われたときに作られたコインです。
(ハーフダラー、ワンダラーの写真は北大奇術研OBの溜場の提供)
■ クロースアップ・マット

 クロースアップ・マジック(=テーブル・マジック)をするときにテーブルに敷くマット。裏はテーブルとの間で滑らないようになっており、表面は短く起毛した生地やフェルトなど柔らかくなっています。
 これを用いることで、置いたトランプを取ったり広げたりすることがしやすく、コインの余計な音がしなかったりします。
 小さいものでA4(=雑誌の大きさ)程度、B4〜A4程度の大きめのものの方が余裕をもってカードを広げられていいかもしれません。手品用品店で買うことができます。
 習字用の下敷き(フェルト布)を使うのも 一つの手かもしれません。本物のクロースアップ・マットには劣りますが、 文房具店など身近で安く(200〜300円前後)購入でき、初心者が最初に使うのにはいいかも しれません。また、習字用下敷きをさらに加工して使っている人もいるそうです。
■ スポンジ・ボール

 赤いスポンジのフワフワしたボール。これが握った手の中から消えたりまた現れたり分裂したり。観客の手の中でボールが増えるその不思議さは、このマジックならではのもの。中には形が変わったり大きさが変わったりすることもあり、イロイロです。
 赤のボール状の物が一番普及しています。他にも色が違ったり、形がリスだったりバナナだったりするものもあります。HANK LEEに「Snow balls」という白スポンジもあるとか。(Bluemoonさん情報) まずは赤のボールからトライしてみましょう。
 手品道具を扱っているお店ならば大抵のところで入手できるでしょう。ただ、普通の本屋で売ってる本などではなかなか十分な解説は無いもので、誰か指導できる人が必要でしょう。マジック初心者の方は、それなりの勉強と練習を覚悟をして下さい。
 「クロースアップマジック事典」東京堂出版、「即席マジック入門」ちくま文庫(まりりんさんからの情報)、「Now you see it, now you don't!」Bill Tarr著などに記載があります。
 自分で好きな形にスポンジを切りたいときには、スポンジを水で塗らして凍らせて、その凍ったスポンジ切るのが良いといいます。私自身は試したことがありませんが、何か作るときにはお試しあれ。  
■ ウォンド

 オマジナイなどに用いる小道具。大抵は白い両端を持つ 黒い棒。ステージ・マジックではときに黒以外の物も用いられます。手品用品店で買うこともできますし、自作してもいいでしょう。
■ ロープ

 切ったロープが元に戻ったり(ロープ切り)、長さが変わったり(3本ロープ、教授の悪夢etc)、そんなマジックを一度は見た事があるのではないでしょうか。ロープを使ったマジックは「ロープ・マジック」と呼ばれます。
 仕掛けのあるロープもあるにはありますが、多くはしかけのないロープが用いられます。ロープは手品用品店で売ってます。手芸用品店で太めのロープを買ってもいいでしょう。どうせ買うなら数千円分(?)どんんとまとめ買いしておきたいところです。
 東京堂出版の「奇術入門シリーズ ロープマジック」著:高木重朗 がお勧めでしょうか。
 このクロースアップのページに載せましたが、ロープマジックは遠くからでも十分見えるため、ステージマジックとして演じることもできます。
 
■ ジャンボ・カード

 写真の左側が普通のカード、右側がジャンボ・カード。 普通のカードよりも長さで2倍、面積で4倍あるカードです。 大きいでしょ? なんだかワクワクしませんか?
 クロースアップで演技に変化をつけたり、多くの人数にもよく見えるように 使ったり、ステージマジックで使ったりします。 ジャンボカードよりも更に大きいマンモス・カードと呼ばれるカードもあります。
 手品用品店や一部のおもちゃ屋で買うことができます。 最近では100円ショップで売られていることもあるのでチェックしてみて下さい。
■ ミニ・デック(ミニ・カード)

 大きいカードがあれば、小さいカードだってあります。 写真左が普通のカードで、右側がミニ。 なんだかカワイイでしょ? 演技に変化をつけるのにうってつけです。
■ ジャンボ・コイン

 写真の左側にある普通のハーフダラーと 比べて見て下さい。ずいぶんと大きいでしょ? 普通のコインのマジックに変化をつけたり、盛り上げたりするのに一役買います。他にも特大の「ジャンボコイン」、さらに巨大な「マンモスコイン」などが用いられることもあります。
■ リンキング・リング

 金属製の輪がつながったり離れたりするもの。ステージ用の道具と現象はほとんど同じですが、サイズは手を広げた程度と小さめ。手順によっては観客に手渡すことも可能。デパートの手品用品コーナー等で実演販売が行われることも多く、人気の高いマジックの一つです。
 「チャイナ・リング」「ニンジャ・リング」など商品名は様々ですが、商品のサイズやセット内容、そしてタネに大きな違いはありません。迷っていても始まりません、一つ買ってチャレンジしてみましょう。
   購入すれば大抵は手順の説明書がついているので、まずはそれを身につけましょう。そして、「クラシック・マジック事典 / 松田道弘編 東京堂出版」には10ページ以上に渡って手順の解説があり、これも参考になるハズ。
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