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     初心者用の練習具「ホルダーリーフ」について

 静岡県袋井市の村松政治氏が考案された方法が、種々の検証の結果、初心者用の練習具として効果的であることが判りました。  写真右側の物で、上は丸くカットしたプラスチックフィルムをセットしたところ、下は構造が解るように割を入れた部分を開いた状態です。
 各地の指導者欄の臼井氏が紹介しているECOリーフと共通したところはありますが、大きな特徴はフィルムの出を自由に変えられることです。(村松氏の名誉のために書き添えれば、臼井氏が当ネットワークに連絡をくれる何年も前からこの器具を使った指導をされています)
 構造的には竹を薄い板状に加工し、さらに途中までを二つ割にしてあるもので、割った間にフィルムをはさんで使う構造です。

 写真左側は私溝口が村松氏の器具をヒントに考案したもので、牛乳パックを切りコーナー部を逆に折り曲げたものです。大きさは縦2.5センチ横5センチ前後で使いやすい大きさで充分です。
 竹の場合と同じように直径3センチ前後に切ったフィルムを挟んで両端をつまむとフィルムは動きません。
 牛乳パックを使った理由は、裏返すことで濡れても本体であるホルダーが耐えられるからで、ある程度の強度があれば材料は何でも構いません。
 フィルムはいろいろ試してみるとどの程度の堅さが適当か分ってくると思いますが、村松氏はポケットティッシュの袋程度でも良いと言っていますし、もう少し堅めのお菓子の袋などでも良いと思います。

 使い方としては、ホルダーからフィルムを7ミリ前後出し、ホルダー上端を上下の唇の境に合わせ、フィルムに息を吹きつけるように吹いてみると良いと思います。 この場合も草笛と同じでフィルム表面を唾で濡らして吹くと良いようです。

 このホルダーリーフは簡単に作れますし、初心者の方は試してみる価値があると思いますからお勧めします。
 しかし、草笛の魅力は単にメロディが演奏できれば良いというものではありません。入り口はフィルムであっても、やはり生きている木の葉や草の葉を使い葉の命と共にある喜びを感じながら吹くのが草笛でしょうから、ホルダーリーフで音が出たらそれを参考に植物の葉で吹けるようになることを強くお勧めします。




       写真3

       写真2

      写真1
 ここでは草笛の吹き方について、初心者でもなるべく早く音を出せるような説明を試みますので、5分か10分で良いですから必ず毎日練習することをお勧めします。
 (最初から長時間練習しますと酸欠で頭が痛くなる)
 何事も説明書より実物を見る方が解りやすい面がありますから、うまく音にならなかったら吹ける人に指導を受けるのが効率的です。

 先ず使用する葉ですが草の葉より木の葉を使う場合が多く、カシ、シイ、クスノキ、シロダモ、ヤブニッケイ、などの幼木の葉、ヤブコウジ、ヒサカキ、チャ、などの成木の葉、観葉植物のベンジャミン、ポトス、スパッテイなども使えます。
 一般的に落葉樹の葉は薄くて腰が弱く、表面が滑らかでないため不向きと考えてください。常緑の広葉樹で縁のギザギザが少なく、表面が滑らかで薄くて丈夫なものが理想です。(ツバキ、サザンカ、などは硬すぎます)

 草笛を吹く上で大変重要なのは口の中の形です。
 先ず図1のように、口の中の中央から前の方に全く隙間が無いように、一度ギュッと閉じます。
その時、唇の周り、顎の後ろ、ホッペの辺りは図のようにしっかり引き締まっているはずです
 このままでは息が出ませんから吹けない訳で、次に図2のように舌の先と唇の中心を少しだけ下げ、空気の通り道を開けてやります。すると、息は上あごと舌の間を通り、矢印のように斜め下に出ますから自分の手を前に置いて確かめると良いでしょう。(写真1を参考)
 この場合も舌の両側は頬の内側や上あごに密着していることが大切で、密着していないと吹いたとき息が頬の方に漏れてしまい音になりません。
 
 葉の裏を自分の方に向けて当てますが、図2の形の唇に葉(緑の部分)を当てた形が図3です。(写真3を参考)

 写真2のように持った葉を軽くくわえるように口に当てますが、葉は下唇や両側に密着するように当て、上唇には軽く触れるように当てます。

 吹くときは口の形を緩めず、ホッペの内側に空気が入ってホッペがふくらまないよう注意しましょう。
 今ひとつ、葉が乾いていると唇に張り付いてうまく滑らないので吹く前にペロリと舐め、葉の表面をぬらしてやります。
 後は肩の力を抜きフーっと吹くだけです。

 先に挙げた葉は演奏に適した葉ですが、それらでやってみてどうしても音が出なかったら、オシロイバナ、クローバー、タンポポの先の方の葉など柔らかな草の葉で試してみるのもいいでしょう。ただし、柔らかな葉で音が出たらすぐ元の硬い葉に戻ることが大切です。
 柔らかな葉は演奏している間に弾力性が無くなってくるため、しっかりした草笛を演奏するためには、いずれ硬い葉に切り替えなくてはなりませんから音を出す感覚だけ掴んだらすぐ硬い葉に切り替えることをお勧めします。

 図や写真のような形になっているか鏡を見ながら練習するのはとても効果的です。

 順調に音が出るようになったら次は音階に挑戦です。
 理論的には口を小さく絞って葉の先端だけを振動させれば高音、口を縦長になるぐらいに開いて葉の大きな面積を振動させれば低音になります。
 具体的には、口の中で歌うように吹いてみると音階が変わりますから、口の形をいろいろに変えてみて音域を広げて行くと良いでしょう。

 1回3分から5分の練習を(1日3回超はカウントしない)100回続けても曲にならない場合は一度ご連絡ください。


 図3 葉(緑の部分)の当て方と、その時の空気の流れ

 図2 葉を当てない
時、矢印の向きに息が出る

 図1 矢印の辺りが引き締まっている

草笛の吹きかた


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