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沖縄の人は何にでも「島」を付けるが大好きなようで、パッと思いつくだけでも、
「島ぞうり」(ビーチサンダル、黄、赤、緑色がある)
「島どーふ」(にがりに海水を使った沖縄独特の堅めの豆腐)
「島マース」(沖縄産の海水から作った塩)
「島らっきょ」(エシャロットに似た沖縄産のネギ科の植物、潮水に一晩漬けると最高!)
「島バナナ」(幻の県産バナナ、キロ3000円 黄色く熟れるまで家の中にヒモで吊しておく)
「島とうがらし」(小粒だが激辛の唐辛子、これを泡盛に漬けてコーレーグースを作る)
「しま」(沖縄で夕方5時を過ぎたら「しま」と言えば泡盛のことを指す)
とこんなにあるわけで、生活に密着した、地元特産品に愛情を込めて「島○○」という。
話は変わってソルト・ウオーター・フライフィッシングである。
どうやら沖縄にはフライのプロショップというのが存在しないらしい。とりあえずルアーの情報を
基に色々調べて独学でやってみた。
どうにかリーフ・フィッシングでイシミーバイ、シジャー、オジサンを少しだが釣ることができた。
しかしながら問題は「フライ・パターン」である。
転勤前に本土で仕入れてきたソルトフライのパターンブックを参考にして、とりあえず有名どこ
ろのデシーバ系やクレイジーチャーリー系を巻いて使ってみるが、リーフで使用すると非常に 根掛かりが多い。一匹釣るのに5,6本無くしてしまう。これには参った。
結局、半年ほど悪戦苦闘しながらやってみる、が、結果、沖縄ってフライやるにはイマイチか
も・・・・・・、あれほど燃えていたソルトフライ魂も消えそうです。
ちょうどそのころ沖縄でも石物が釣れることを知り、それから一年半ほど石物メインの釣り生
活を送ることになる。
石物釣りも一段落し、久しぶりにフライロッドでも振ってみようかと思い、情報を収集すべくロ
ーカルの釣り雑誌「沖縄釣り王国」を読んでいると、フライの記事を発見。 その記事の最後 には「北中城つり具」とある、住所をたよりに早速行ってみると・・・・・ 色々と沖縄のフライ事情 について教えて頂きました。
なるほどなるほど、うーん勉強になった。しかも今度、○○島にフライで行くけど一緒に行く?
と釣りにまで誘って頂いた。これはソルトフライ勉強のチャンスと二つ返事でOKした。
その時教えて頂いたパターンが下の写真のフライです。
一見、普通のフライに見えますが、フックはワーム用のオフセットフックを使用し、アイにはヘ
ビーウエイトのダンベルアイ、そしてウイードガードが取付けてあります。
ボクは一目見て「これだ!」と直感しました。フライパターンに悩まされ試行錯誤していたボク
の理想が、すべて集約されているようなフライでした。
さっそく数本の試作を巻き、奥武島のリーフに試し釣りに行ってみた。
その特徴は
・根掛かりが激減した。というよりほとんど根掛からない
・ヘビーウエイトのダンベルアイで底までストンと沈ませる事が出来る、しかも根掛かりが極
めて少ないため、底を叩くような釣り方が出来る。
・底を叩けばシュリンプ系、中層を泳がせればストリーマ系と1つのフライで色々演出が出
来る。
・なんといっても良く釣れる!
素晴らしい! 内地から来た私なんかが簡単に真似して巻いてしまうのが申し訳ないほど
に、このフライには沖縄のフライフィッシングの苦労とアイデアが集約されている。
ボクはこの素晴らしいフライを沖縄の人たちが愛着を込めてそう呼ぶように
「島フライ」と名付けることにした。
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