日本のことわざ





































■ お ■


 老い木に花(おいきにはな)

年数を経た樹木に花が咲くかのように、衰えて弱ったものが再び勢いをとりもどすことのたとえ。


 老いの一徹(おいのいってつ)

歳をとった人は分からず屋で、いったん思いこんだら無理にでも通そうとする。そのような頑固な気性のこと。


 負うた子に教えられて浅瀬を渡る(おうたこにおしえられてあさせをわたる)

背負った子供に川の浅いところを教えられてそこを渡るように、経験を積み物事に慣れた者も、ときには未熟な者に教え導かれることがあるということ。


 狼に衣(おおかみにころも)

表面はよく見せかけて、心のうちは恐ろしく、こっそり悪いことをするようす。


 大使いより小使い(おおづかいよりこづかい)

まとまった多額の支出よりも、普段のこまごまとした支出のほうが全体の金額ではかえって多くなるということ。


 大船に乗ったよう(おおぶねにのったよう)

小さい船より大きな船のほうが揺れることが少なく、安心して乗っていられるということから、頼りになるものがあって安心した気持でいられること。


 大風呂敷を広げる(おおぶろしきをひろげる)

実現しそうもないことを大げさに言うこと。ほらを吹くこと。


 置かぬ棚を探す(おかぬたなをさがす)

貧乏な人が来客をもてなそうと、何も置いていない棚の上まで探して気を使うようす。


 岡目八目(おかめはちもく)

他人の打つ碁をそばで見ていると手がよく見え、八目くらい強いことから、そのことに直接関係を持たない人はその場の感情に動かされることもないので、物事の良し悪しなどがよくわかるということ。


 奥歯に衣を着せる(おくばにきぬをきせる)

思っていることをありのままに言わないで、言葉をあいまいにして言う。


 臆病の自火(おくびょうのじか)

気が小さくて物事に恐れやすい者が、こわがらなくてもよいことまで恐れて、そのために苦しむこと。(自火は、自分の心から起こした精神的な苦しみ)


 驕れる者は久しからず(おごれるものはひさしからず)

身の程をわきまえないで得意になって贅沢をきわめる者は、その地位を長く保つことができない。


 お茶を濁す(おちゃをにごす)

その場だけなんとかうまくつくろって、苦しい立場から逃れようとする。


 夫あれば親忘る(おっとあればおやわする)

女は結婚すると、実家の親のためよりも、夫や子のためにつくすようになる。


 男は松、女は藤(おとこはまつ、おんなはふじ)

男は松のように風雪(きびしい試練)に耐えて、自分の力で生き抜く。女は藤のつるが他のものにからみつくように、男に頼って生活するのがよい。


 男やもめに蛆がわく(おとこやもめにうじがわく)

妻を失った一人暮らしの男は、掃除洗濯など、身のまわりの世話をしてくれる人がいないので、ウジがわくのではないかと思われるほど不潔になりやすい、ということ。


 鬼に金棒(おににかなぼう)

普段でさえ力が強い鬼に鉄の棒を持たせるかのように、強い上にさらに強さが増すことのたとえ。


 鬼の居ぬ間に洗濯(おにのいぬまにせんたく)

気兼ねしなくてはならない人、または恐い人がいないあいだに、のびのびと思う存分楽しむこと。


 鬼も十八、番茶も出花(おにもじゅうはち、ばんちゃもでばな)

顔だちが悪くて見苦しい女でも、十八歳くらいの娘盛りになれば少しは色っぽくなるものだ。(番茶も入れたてはおいしい)


 帯に短し襷に長し(おびにみじかしたすきにながし)

オビにするには寸法が短いし、たすきのひもにするには長すぎる。どっちつかずで役に立たないこと。


 溺れる者は藁をもつかむ(おぼれるものはわらをもつかむ)

水に溺れて生命の危険にさらされている者は、浮いているワラでもつかんで助かろうとすることから、生きるか死ぬか、成功か失敗かなどの分かれ目には、どんなものにも頼るようになるということ。


 思い立ったが吉日(おもいたったがきちじつ)

ある事をしようと思ったら、いつが縁起がいいとか悪いとかを考えずに、やろうと思った日を吉日と定め、すぐに取りかかるのがよい。


 思う念力岩をも通す(おもうねんりきいわをもとおす)

ひとすじに心を込めておこなえば、やってできないことはない。


 重荷に小付け(おもににこづけ)

重い荷物の上に小さな荷物(小付け)を付け加えるように、借金が次々と増えたり、あとからあとから仕事がたまったりして負担がさらに重くなること。


 親擦れより友擦れ(おやずれよりともずれ)

子供の人がらが良くも悪くもなるのは、親の影響よりも友達にもまれて、様々な影響を受けることのほうが大きい。


 親に似ぬ子は鬼子(おやににぬこはおにご)

親に似ていない子は人間の子ではない、鬼の子である。(子は必ず親に似るものである、という気持ち)


 親の光は七光(おやのひかりはななひかり)

親の築いた社会的地位のおかげで、子供が利益や恩恵を受けること。


 親の欲目(おやのよくめ)

親が、我が子可愛さのあまり公正な見方ができずに、子供を実際よりもひいき目に見ること。


 温故知新(おんこちしん)

「古きをたずねて新しきを知る」こと。すでに習って覚えたことがらを、くり返し研究して新しい知識や考え方を身につけること。


 女三人寄れば姦しい(おんなさんにんよればかしましい)

とかく女はおしゃべりだから、三人も寄り集まると「姦」の字が示すようにやかましい。


 女の心は猫の目(おんなのこころはねこのめ)

女心が変わりやすいのを、ネコの瞳の開き方が次から次へと変わることにたとえて言ったもの。


 女は三界に家なし(おんなはさんがいにいえなし)

女は若いときには父に従い、嫁に行けば夫に従い、歳をとってからは子に従うものであるから、過去・現在・未来において安心していられる場所がない。


 恩を仇で返す(おんをあだでかえす)

人から親切にされたのに恩返しをするどころか、その恩人を害するようなことをする。

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