日本のことわざ





































■ に ■


 煮え湯に水をさす(にえゆにみずをさす)

なまぬるくする。また、中途はんぱで役に立たないものにする。


 煮え湯を飲まされる(にえゆをのまされる)

信じてたよりにしていた人に裏切られ、まるで熱湯を飲まされるかのような辛い目にあわされる。


 二階から目薬(にかいからめぐすり)

二階にいる人が一階にいる人に目薬を差すように、思うようにならずいらだたしいこと。また、効果がないことのたとえ。


 苦虫を噛みつぶしたよう(にがむしをかみつぶしたよう)

非常に不愉快なようすや顔つきをすること。(苦虫とは、噛んだら苦いだろうと思われる虫のこと)


 握れば拳、開けば掌(にぎればこぶし、ひらけばてのひら)

同じ手でも、手の指を内側に折り曲げると人を打つこぶし(げんこつ)になり、反対に五本の指を開けば、手のひらでやさしくなでることができる。心の持ち方ひとつで、同じものもいろいろに変わるということ。


 憎まれっ子世にはばかる(にくまれっこよにはばかる)

他人に好意を持たれず嫌われるような者が、かえって世間では誰にも遠慮しないので勢力をふるっている。


 逃ぐる者道を択ばず(にぐるものみちをえらばず)

追われて逃げてゆく者は、道の良い悪いなどは気にせず、ただ捕まらないように急ぎ足で逃げようとする。追いつめられて困ったときは手段を選ぶ余地がない。


 錦を飾る(にしきをかざる)

立派な美しい衣装を着る。また、成功して故郷に帰る。


 二束三文(にそくさんもん)

ひとまとめにくくったものが、二束でわずか三文ほどで、値段が非常に安いこと。値うちが少ないこと。投げ売りの値段。


 二足の草鞋を履く(にそくのわらじをはく)

同じ人が、両立しないような二つの職業、立場を兼ねること。


 似た者夫婦(にたものふうふ)

夫婦は性質、好みなどがたがいに似ているということ。


 日系足らず歳計余りあり(にっけいたらずさいけいあまりあり)

日々の計算では利益が十分にないように見えるが、一年間の最終的な勘定ではかなりの利益が出ること。


 似て非なるもの(にてひなるもの)

ちょっと見ると似ているが、実際は違うもの。


 煮ても焼いても食えぬ(にてもやいてもくえぬ)

どうしたらいいか、その扱い方に困る。手に負えない。


 二度あることは三度ある(にどあることはさんどある)

物事は繰り返して起こる傾向がある。


 二度教えて一度叱れ(にどおしえていちどしかれ)

過失を責めるにしても、最初から口やかましく叱りつけないで、よく言い聞かせてわからせることが大切である、ということ。


 二兎を追う者は一兎をも得ず(にとをおうものはいっとをもえず)

一度に二匹のウサギを追いかけても、結局はどちらも逃げられてしまうことから、同時に二つの目的を達しようとすれば、その一方さえうまくいかない。


 二の足を踏む(にのあしをふむ)

決心がつかずグズグズする。ためらう。


 二の舞(にのまい)

人がしたこと(失敗)を繰り返す。


 二百十日の走り穂(にひゃくとおかのはしりほ)

二百十日(立春から数えて二百十日目の日、九月一日ごろ)は、イネの穂が出はじめる季節である、ということ。


 二枚舌(にまいじた)

前に言ったことと、あとに言ったことが一致せず、話のつじつまが合わないこと。また、嘘をつくこと。


 女房と畳は新しい方がよい(にょうぼうとたたみはあたらしいほうがよい)

結婚したての妻はいきいきしているし、新しい畳は表が青々していて気持ちがよいので、どちらも新しいほうがよい。


 女房と味噌は古いほどよい(にょうぼうとみそはふるいほどよい)

夫婦として長年いっしょに暮らした妻は、互いに隔てがなくなって親しめるのでよい。味噌も寝かして発酵させたものほど味がよい。


 鶏を割くに牛刀を用う(にわとりをさくにぎゅうとうをもちう)

ニワトリを料理するのに、牛を切り裂くときの大きな刀を使う。小さなことを処理する場合に、大げさな手段を用いることのたとえ。


 人間到る所青山あり(にんげんいたるところせいざんあり)

人間はどこで死んでも骨を埋める所(青山)ぐらいはある。遠大な望みを達するためには、故郷をはなれて大いに活動するべきだということ。(人間は、出典では「じんかん」と読む)


 人間万事金の世の中(にんげんばんじかねのよのなか)

人々が生活しているこの世の中は、すべてのことが金によってどうにでもなる。

↑このページの一番上へ↑

メニューに戻る

トップページ知識と心のDNA日本のことわざ・に