日本のことわざ





































■ ふ ■


 富貴は浮雲の如し(ふうきはふうんのごとし)

地位が高く、多くの財産を持っていても、それは空に浮かんでいる雲のように不安定で、将来どうなるか全くわからない。また、不正なことをして得た財産は長くもたず、すぐなくなってしまう。


 風樹の嘆(ふうじゅのたん)

孝行をしようと思ったときにはすでに親が亡く、孝行することができない、という嘆き。


 風前の燈(ふうぜんのともしび)

風が吹いてくる所にある、消えてしまいそうな灯火のように、危険がさし迫って何となく安心できないようす。


 夫婦喧嘩は犬も食わぬ(ふうふげんかはいぬもくわぬ)

夫婦げんかはその時だけで、たがいにゆずり合ってすぐ仲直りするから、他人が立ち入って関わり合うものではない、ということ。


 夫婦喧嘩も無いから起こる(ふうふげんかもないからおこる)

家計が苦しいと、つい態度や言葉がとげとげしくなって、何気ないことも夫婦げんかのもととなる。


 夫婦は互いの気心(ふうふはたがいのきごころ)

夫婦が円満に仲良く暮らしていけるかどうかは、お互いの心の持ち方しだいである。


 笛吹けども踊らず(ふえふけどもおどらず)

すっかり準備を整えて人に働きかけても、また、おだてても、これに応じるようすを見せない。


 俯仰天地に愧ず(ふぎょうてんちにはじず)

仰いで天に対し、伏して地に対して少しも恥じるところがない。公明正大で、人に知られては困るような、やましいことがない。


 覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず)

盆がひっくり返ってこぼれた水は、もとの盆には戻らない、ということから、一度離縁した男女はふたたび夫婦になることができない。また、一度失敗したことは取り返しがつかないということ。


 福徳の三年目(ふくとくのさんねんめ)

今か今かと待っていた幸運にめぐりあうこと。また、予期しない利益を得ること。


 河豚は食いたし命は惜しし(ふぐはくいたしいのちはおしし)

おいしいフグ料理を食べたいが、いいかげんな調理法だと猛毒にあたる恐れがあるので、食べるのをさしひかえる。ある行動をしたいのだが、危険がともなうので思いきって決心することができないことのたとえ。


 吹けば飛ぶよう(ふけばとぶよう)

いかにも貧弱で、値うちがなさそうなようす。


 武士は食わねど高楊枝(ぶしはくわねどたかようじ)

武士(さむらい)は世間に対する名誉を大切にするから、たとえ貧しくても、腹が減ってもジッとがまんして、ゆうゆうとつまようじを使い食べたふりをして、空腹のようすを見せない。


 不精者の隣働き(ぶしょうもののとなりばたらき)

自分の家の物事は面倒くさがる者が、となり近所のことはどんな苦労もいやがらずに、せっせと働くこと。


 降って湧いたよう(ふってわいたよう)

不意に現れる(起こる)こと。


 船は帆でもつ帆は船でもつ(ふねはほでもつほはふねでもつ)

帆がないと船は進まず、船があってはじめて帆も利用価値がある。世の中はたがいに助け合っているということ。


 父母の恩は山よりも高く海よりも深し(ふぼのおんはやまよりもたかくうみよりもふかし)

両親から受けた恩は広大で深く、その有り難さははかりしれない。


 踏む所が窪む(ふむところがくぼむ)

人間が大勢立ち入るところは、何かと出費がかさむもので、当然、損失を招くことになる。


 古川に水絶えず(ふるかわにみずたえず)

何代も続いて多くの財産があった家は、落ちぶれたといってもなお余った財産があって、そう簡単に絶えて無くなるということはない。


 古疵は痛み易い(ふるきずはいたみやすい)

古いキズ(ケガ)は、とかく季節の変わり目に痛くなる。また、ずっと前に犯した悪事によって、なにかの機会に心を痛める。


 刎頸の交わり(ふんけいのまじわり)

首をはねられても悔いないほどの、生死を共にする親しい交際。


 粉骨砕身(ふんこつさいしん)

骨を粉にし身を砕くほどに、非常に頑張ること。力の限り働く(努力する)こと。


 踏んだり蹴ったり(ふんだりけったり)

足で踏んだり蹴飛ばしたり、散々な目にあわせる。また、続けて何度もひどい目にあうこと。


 褌を締めてかかる(ふんどしをしめてかかる)

しっかり覚悟を決めて、物事をし始める。

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