
「水野蓉子の素敵なキャンパスライフ」
written by ユラ
みなさんごきげんよう。もう間もなく「二代前の紅薔薇さま」と呼ばれそうで、一年ってあっという間に過ぎていくわねとお年寄りのような
発言をしてしまう法学部の学生、水野蓉子です。
今日はみなさんに法学部のキャンパスライフをご紹介したいと思います。
「法学部」という学部についてみなさんはどのような印象を持ってるでしょうか?
法学部というと、
刑法第百九十九条 「人を殺した者は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する」
民法第七百三十一条 「男は、十八歳に、女は、十六歳にならなければ、婚姻をすることができない」
といった法律の条文を必死こいて暗記しているようなイメージがあるようです。あくまで私の経験上からですが。
実は違います。実はじゃなくても違います。っていうかそんなことは勉強って言いませんでしょ?
法学部では大雑把に言えば「その法律の物の考え方について」学ぶ場所なのです。
なので、「法律の条文を覚える場所ではない」とだけ理解していただければまずはOKです。
では、具体的に私が取っている「経済法」授業についてお話しましょう。
この経済法の授業ではもっぱら「独占禁止法」について学んでいます。一口に独占禁止法と言ってもその内容は多岐に渡りますので
いくつかに分けて学んでいます。
1、独占禁止法の目的
2、私的独占の禁止
3、不当な取引制限の禁止
4、不公正な取引方法の禁止
といった具合に(これでもかなり大雑把な分け方なんですが)授業が進められていきます。
少しでもイメージが掴めましたか? 法学部という学部は真剣に学ぼうとしないと結構大変な学部なんです。
大学という場所は「授業をサボっても構わない」ような仕組みになっています。
授業に出る出ないは個人の責任なので、サボるという行為の代償は後になって支払うことになります。
卒業するにあたって、単位が足りないゆえに留年することになっても、それは「自己責任」なので誰助けてはくれない割と厳しい世界なんです。
授業の進め方は、リリアンのときとは大きく違います。えぇもうかなり違うと言っても構わないと思います。
そんな授業の中で一番ひどいと思うものは、先生がただ喋るだけの授業です。
延々九十分間に渡って一方的に喋るだけなんです!! そのお話が面白かったり興味を注ぐようなものあれば、まだ良いのですが、
そんな先生の話は、はっきり言って
つまらない!!
それに輪をかけて、マイクを使って話しているのに聞こえにくいという、あなた食事ちゃんと摂ってらっしゃる? と、少し心配な先生もおられます。
ボソボソ喋るぐらいなら、書け!!
そういった先生は板書をほとんどしません。何故だか法学部には板書をされない先生が多いのです。
かなりヒドイ先生は一ミリ程度しか書きません。せっかくの大きな黒板が泣いています。
それがどれぐらいかというと、例えば、
罪刑法定主義
控訴 上告
一回の授業でたったこれだけしか板書しない先生もおられるんです! そりゃあ職務怠慢と言えるんじゃないのか!! 、と声高に叫びたいぐらいの手抜きっぷりです。
これでどうやって試験勉強したらいいのかホント誰か教えてください。
まだ、板書をしなくてもプリントを配ってそれを基に授業を進めるのは結構だと思います。試験勉強はそのプリントを使って勉強できるだけかなりましです。
なので、「喋るだけ」「ボソボソボイス」「プリント配らない」「板書しない」先生の授業なんて学生はほとんで真面目に聞いていません。
聞く気になれない授業をするくせ試験はやたらに難しい問題を出題するのは多分私達に対する仕返しなんじゃないかと思います。
さて、今私は試験期間の真っ最中です。
法学部の試験は主に「論述」の形式で出題されます。「主に」という表現を用いてますが、全試験の九割は論述と思ってもらって構いません。
論述と言う出題形式は、大学生になるまでほとんど経験したことがないと思います。
さてその論述とは、端的に言えば「〜について述べよ」という出題形式です。例えば、
問 国会の権能について述べよ
どうでしょうか。これ、勉強して無いと全く解答しようがありませんね。
法学部の試験はかなり厄介です。なんせ勉強して無いと解答出来ないので、最悪白紙で提出することも有り得ます。
私は過去に二回白紙で出したこともあります。
しかもこの論述という問題は、
結論だけを書けばいいってもんじゃないのです!!
例えば、「罪刑法定主義について説明せよ」という問題が出た時、解答用紙に、
「どういった行為が犯罪とされ、どれぐらいの重さの刑罰が科されるか予め法律に定めておかなければならないとする主義」
と、一行で完結に解答しても評価されないのです! なんということなんでしょうか!!
解答用紙を文字で埋めるぐらい書かないと点数にはならないという非常に理不尽な問題が論述形式なのです!!
そんなに書くことがあるわけないでしょ! と、思うのは私だけでしょうか?
先生が最後の授業の時に試験範囲を一応を発表してくれるのですが、これがまた素晴らしく無意味なのです。
「試験範囲は授業でやったところ全て」
三百ページの教科書の内容を全て覚えろと。そう先生はおっしゃるわけですか?
無理!!
そんな困ったちゃんの試験なんですが、先生の中には救済手段を設けられてる方もいらっしゃります。
それが「出席点」です。たまに先生が授業中に出席カードという小さな用紙を配ります。これに自分の名前や学籍番号を記入して提出すると、
これが出席点として加算されます。
極稀に毎週出席を取る先生もおられますが、それは例外中の例外だと思います。大体は一年で六〜七回ぐらいといったところだと思います。
あくまで、成績の評価は期末試験で行われるので、この出席点は補助的なもので割合としては十点、多くても二十点ぐらいです。
残りの九十点〜八十点は試験で評価されるのです。
ちなみに、一番出席点が高かったのは「生命科学」という一般教養の科目で、出席点がなんと四十点もありました。
あと二十点取れば単位がもらえるという素晴らしく気前のいい授業でしたが、やっぱりそこは一筋縄ではいかないものです。
その授業は、毎週出席を取り、一回欠席すると出席点から十点減点するという減点方式でしたので、四回欠席すると、試験で満点を
取らないと単位が取得できないという実は真面目な人以外単位が取れない授業だったのです!
さて、あと三年も法学部の学生生活が残されていますが、まぁなんとか頑張ってみます。えぇ、やってみますのミズノです〜。
水野蓉子でした。では、ごきげんよう。
終
初版2006年2月3日
作後贅言
優等生と言う名の鎧を投げ捨てた水野蓉子さま、いかがでしたか??
中盤からかなりはっちゃけてしまいました(笑 あの、蓉子さまが!?
この妙に生々しい内容の本文ですが、
ほとんど私の実体験です!!(笑
私は法学部の学生なので私の通う大学の法学部を基に今回は書いてみました。
他の大学では違っているかもしれないので、あくまで参考として解釈していただけたらと思います。
では、また。