【 星 屑 】
Written by くま
‐あぁ、お揃いの服を着て、貴女とともに歩みたい‐
「祐巳さま〜」
私は細川可南子。祐巳さまとスールの関係にはなってはいないけれど、仲のよい先輩・後輩
の間柄で日々を過ごしている。
休日の今日も、祐巳さまと買い物に出かけることになっていたのだが、祐巳さまは待ち合
わせ場所に30分も前に到着されていた。私が先にお待ちしていようと考えていたのに……
でも、祐巳さまが待っていてくれる……そんな些細なことが私にとっての幸せな瞬間でも
あります。
「すいません、お待ちいただいて」
「ううん、そんなに待ってないから気にしなくてもいいよ。それよりも……」
私が急いできたのがわかるのか、とても優しい微笑みで
「ごきげんよう、可南子ちゃん」
「ごきげんよう、祐巳さま」
挨拶をして、二人はお揃いの赤い服を着てショッピングに出掛けよう。
私と祐巳さまの間にもいろいろあった。勝手に思い込み、偶像し、幻滅した。
でも、そんな私を救ってくれたのが祐巳さまだった。
だけど、いつからだろう……
【お人形】じゃない貴女
私の自尊心を満たすためだけじゃない
月が私を狂わせたのか
マリア様が貴女を遣わせたのか
私は貴女を愛してしまっていた。
貴女の笑顔 貴女の唇
貴女の声 貴女の仕草
紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)の貴女はすでに大輪の花を咲かせている。
私たちが並んで街を歩くと、必ず祐巳さまを振り返る男たちがいる。
過去はもういいのです。
でも、そんな薄汚れた瞳で祐巳さまを見ないで!
私の嫉妬だということは分かっています。
でも、許せないのです……
この幸せな時間に割り込んでくるこの感情が!
祐巳さまとお揃いの赤い服を着て、今日もデートをするのです。
けっして報われない。この気持ちを隠しながら……
[あとがき]
すいません、自己満足です。。。
祐可で可南子視点のデート前の一時でしょうか……
Sound Horizonの“StarDust”という曲から、そのまま構成を真似て置き換えてみただけ
ですね。
本当は祐巳と瞳子の関係に誤解・嫉妬した可南子が祐巳に襲い掛かり祐巳が意識不明……
意識を取り戻した祐巳を避ける可南子だが、やがて2人は再会。祐巳が可南子に告白して
涙する…………
という筋書きでしたが。。。
|