性懲りもなく、またボート釣りに行きました。

〜第2回富浦ボート釣り釣行記〜

妙にリアルなルアーが?

 7月にボート釣りに行ってから、仲間内から「俺も行きたい」、「私も行きたい」という声が多数、寄せられました。
そこで、性懲りもなく再び同じ冨浦に釣りに行く事になりました。

 11月12日。仕事が終わり、家に帰宅するとバックパックにキャンプ道具を押し込み、駅に向かう。
 金曜の夜、千葉に向かう電車はやたらと込んでいて、でかいバックサックを持っている僕には少し気まずい空気を感じながらの電車旅となりました。本来はカヤックも持っていこうと思っていたのですが、帰りの日曜が雨と聞いたので、家を出る直前であきらめました。でもこの電車の込み合い方からすると正解だったと思います・・・。
 君津駅で途中下車し、コンビニでビールを買うと、館山行きの終電で富浦に。今回の釣行を楽しみにしていた、前回の釣りに途中参加し、ウナギを釣ったキンメと、釣り初心者の魯湖だ。
 ここまで来るとたいして人はいないので、ビールを一人で飲みながら、明日の釣りに興奮する2人と話をしていると、12時ちょうどくらいに富浦駅に着いた。
 歩いて夏にキャンプ場になる多田良海岸に向かい、早速テントを張って就寝。疲れていたのですぐに寝てしまった。
 翌朝、6時に目が覚めると、すごい風。
 この日は冬型の気圧配置になった初日で、夏の南風が吹くときは常に穏やかな富浦湾も、北風をもろにあびて大荒れ。テントはバタバタいっているし、外に出てみると予約していたボート屋はやっていないようだし、ボートを出す浜は白い波をかぶって出艇できそうもない。

 「コリャダメだ」

 さっそくあきらめて、再びテントの中へ。2人に無理だというと、残念そうな顔もせず寝始めた。
 結局起きたのは8時半。二人を起こして駅に朝来る5人を迎えに行く。
 富浦駅に行くと、いるのは4人。今回の釣りにやたらと気合いを入れるhiramasaは、やる気が先走って先頭をズカズカ歩いていく。
 おかしいな〜。あと一人女の子が来るはずなのだが、どうしたのだろう。そう考えていると携帯にメールが。
 「すいません、いま館山です」
 何でみんなと同じ電車に乗っていたのに乗り過ごすのかな〜。ともかく所在はつかめたので7人で釣具屋に。ここでジャリメ7パックと氷を買い、キャンプ場に戻る。
 とりあえず、ボートは今日は出せそうもないようだ。明日はまだましだと思うので、自分は明日やる事にしたのだが、キンメとhiramasaはやる気満々で、目に「俺は出ます出ます何がなんだろうとボート乗ります」と書いてあった。
 多田良海岸のボートは出せそうもないようだが、旧富浦港周辺には何艇かボートが出ていて、あの辺ならボートを借りれそうだったので、時間はあまりなかったが彼らにはあそこに行くように薦め、自分は大房岬の方に行って陸っぱりをやろうとした。
 すると、夏にここのキャンプ場の料金を徴収しに来るおじさんがカブでやってきて、
 「なに〜いまからボート乗るのか?ダメだよ〜。金の無駄だぞ」
 と、お節介を入れてきた。そして今日の天気配置を言い、陸で釣りやればいいじゃないかと言ってきた。元からそのつもりだった僕は「ですよね〜」などと言い、話を進めた。すると彼らも諦めたのか、「じゃー今日は釣り教室です!」と開き直り、結局みんなで港で陸っぱりをする事に。オヤジの薦めで富浦港に行く事になった。しかしここはあまり釣れないと僕は知っていたので大房岬に行こうとしたのだが、「歩くのがメンドクサイな〜どうせ釣れないんだから、近いほうがいいや」と、みんな一緒に富浦港に向かった。
 で、釣りをはじめると、これが案の定釣れない・・・。
 場所を変えてやってみるが、根掛りが多い割には魚もイマイチで、結局後半はみんなで防波堤にへばりついているカメノテやマツガサガイなど取って楽しみ、2時半に切り上げた。
    
写真:左から@何をやっているんでしょうか?A先輩がずり落ちないように懸命に助ける(?)後輩2人。信頼がないとこの仕事はできません!!Bで、やっとの事で取ったカメノテC今回の漁獲。8人で頑張ってこれだけ。ショボ!!
 スーパーで買出しすると共に、朝食をかねた昼食を食べる。ここのオバさんがすごい対応が悪く、第三セクターの陰気な店員のような対応にみんなで「あのババァ、ぶっ殺す!!」などと、下品な事を言っていた。
 キャンプ場に戻ると、那古船形から歩いてきたという、シンと合流。
 酒屋で酒を買うと欲求不満のキンメとhiramasaは、岡本川でハゼを釣ることに。ところがここでクサフグが入れ食いになってしまい、まったく食べられる魚が釣れない。
 みんなでクサフグを釣っているのを見ていると、河口の先端でルアーをやっている人が何かをかけた。
 「あれ、でかくネェか??」
 魚は何かはわからないが、水面で暴れているところを見ると、かなりでかい。しかもドラグがものすごい勢いででている。
 「スズキか?マゴチか??」
 最初は遠くから眺めていたのだが、取り込みに苦労しているのを見かねて思わず近くに見に行ってしまった。すると掛かっているモノは意外な魚だった。
 「サ、サメか!?」
 ガップリとレッドヘッドのミノーをかぶりついたのは、見事なサメだった。
 ルアーをはずすのにてこづっていたので、ハンドランディングでサメを掴んでやり、無事ルアーを回収。ここで、このサメをもうちょっとじっくり眺めたい僕は「こ、このサメ、いらないならください!」と、思わず言ってしまった。
 するとすんなり了解を得た。
 見た感じ、90〜100cmのシロザメだ。久しぶりに見るサメに一同まじまじと魅入る。魚のクセに血管が浮いているのが、なんだか動物じみている。
 さんざん眺め回し、写真を撮ると、いざリリースする段階である考えが浮かんできてしまった。
 「こいつ・・・、うまいかな・・・?」
 釣った魚も少ないし、ちょっとおかずに困っていた事もあり、いつもの変な癖が出てきてしまった。もってきた剣鉈を取り出し、みんなもそんなに嫌じゃないような感じなのでさばいてみることに。
 こいつが、かなりの曲者で、すごい生命力だった。首を落としても、体がクネクネと動き、バタバタとうごめく。さらに内蔵がなんだか獣じみていて、血の量が多い。なんだか下ごしらえが終わった段階で、すごい凄惨な現場になってしまった。
 「ん〜サメはなんだか、心が痛くなるな〜」
 魚だと思ってさばくと、なんだかちょっと違くて、複雑な気持ちになった。なんか爬虫類さばいているみたいだ。
 
サメのさばいている所はEATに掲載したいと思います 写真右:サメの刺身
 夕食は魚のゴッタ汁とその汁のウドン、、カメノテの味噌汁、マツカサガイの串焼き、スーパーで買ったサンマとサバの塩焼き、隠し技として俺が買ってきた日向地鶏の鳥皮と鳥のハラミ(珍しいでしょ?)の焼き鳥、そしてサメの刺身・・・としたかったのだが、ちょっと色々不安だったので「湯引き」にして、酢味噌をかけて食べることに。誰が名付けたか知らないが、いつのまにかこの料理が「シャーク・スミス」という名前になっていた。
 前日の雨で不安だったが、マキもちゃんと燃えてくれて、焚火を囲んで宴会となった。飲んでる途中、今回の釣りの企画者であったが、船の仕事が伸びてしまいこれなくなったコニーがやってきて、メンバーが全員そろった。お土産に焼酎、ビール、八丈島のトビウオの干物、ありがたいね。
 焼き鳥が思いのほか好評で、魚は釣れなかったけど、なんだかみんな楽しんでくれたようで良かった。
 かんじんのサメの味だが、アンモニア臭くもなく、別に普通に食べられた。ただ、サメという先入観があるために最初はみんな好奇心だけで食べているといった感じだったが、次第に酔いがまわりだすと「ウマッ!!」といって、結局完食しきった。
 この日はみんな睡眠不足ということもあったが、僕らの仲間内では特に酒豪と呼ばれている面子(俺、hiramasa、キンメ、コニー、アツコ、ダイモン)がそろっていただけに、恐ろしくもあったのだが、案の定、泥酔するまで飲み、酔っ払ってお開きとなった。僕もテントに入った記憶が薄っすらと残っている程度である・・・。ビール5リットル、黒霧島(芋焼酎)一升、アサヒ(芋焼酎)5合、与那国(泡盛花酒)3合、その他焼酎若干、無くなりました・・・。
酔っているので手ぶれが酷いです。ゴメンなさい。

放置されていたバーベキューセットを拝借し、焚火の炭で焼き鳥(皮とハラミ、砂肝のみ)を焼く。干物を焼く、魚を焼く。いやぁ〜焼酎のお湯割がたまらん旨さだネェ〜。なんか魚が釣れなかった事など、どうでもいいといった感じです。

 
 全員が起きたところで洗い物などをし、テントを撤収し、昼過ぎには電車に乗って帰った。
 何とか宴会でごまかした物の、釣れない釣りはとにかくつまらない。初心者の人にとっては、結構好印象を与えたかっただけに、今回の釣行はかなりお粗末な物になって残念である。
 なんとか、釣りの楽しさがわかるまで、入れ食いの現場に出くわさせるまでは、この企画も続けていかねばなるまい・・・。
 あー、カワハギ釣りたかった〜。

メンバー:左からコニー、hiramasa、キンメ、ダイモン、幸、あっつん、シン、魯湖、ノムヒョン
写真:bajau

おしまい

 

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