アキシャルシムによる軸方向移動量の調整

今回の調整はクランクシャフトとクランクケースの軸方向クリアランス(遊び)を少なくすると良いとの情報をいただき、
ダイヤルゲージを利用してここぞとばかりに実践してみました。
また、腰下を分解し、クランクシャフトを抜き取ることにより、再度組み込んだ際にクランクシャフトが軸方向移動しやすくなることも防止できるようです。


5種の厚さを組み合わせ、必要厚さにします。
SP武川 アキシャルシム(5種5枚セット)

 
今回は腰下の分解の際にクランクシャフトの軸方向のガタを少なくするため、
アキシャルシムという薄いシムを利用して調整してみたいと思います。
効果はクランクシャフト移動に伴うロスを軽減し、振動も抑えられるという効果が得られるそうです。

※測定後に再度ケースを割ってシムを入れるため、ギアなどは入れていません。


ダイヤルゲージを利用して、クランクケースとクランクシャフトを組み付けた状態で測ります。
クリアランスがゼロにならないように
実測値−(0.05mm〜0.1mm)で調整します。
厳密な定盤ではないですがそこに移動し計測した結果、クリアランスは0.25mmありました。
0.15mmのシムを入れ計測しましたが締め付け後、0.04となったため0.1mmのシムに交換しました。
最終的なクリアランスは0.1mmとなっています。

 
左写真のように0.1mmのシムを左クランクケースのベアリング受け側に入れます。
その後、右写真のようにクランクシャフトをゆっくりと挿入します。
後はクランクケースを閉じて再度クリアランスの確認をして完了です(^^)v

※ダイヤルゲージが無い場合でもクランクケース側の深さやクランクシャフトベアリング間の計測などにより
クリアランスは計測できるようです。
たまたまダイヤルゲージがありましたので現物合わせ的な実測を行いました。

その他、クランクケースに取り付けたままクランクの軸のブレがないかもダイヤルゲージにて実測しました。
ブレはクラッチ側とフライホイール側共に0.04mmのブレはありますが規定値内のため、そのまま取り付けいたします。
大きなブレがあった場合、私個人では直せませんが(^^;

インプレッション

今回はアキシャルシムのみの交換ではなく、ミッションも3,4速をクロス化しました。
また、クランクケース内のオーバーホール、ヘッドのポート加工も同時に行っております。
上記の変更点以外でのインプレッションを行うには1,2速での比較になります。
結果的には・・・振動が非常に少なくなりました。
9000回転くらいから始まっていた手に伝わる振動がなくなり、非常に乗りやすくなっています!
ポート加工の効果もあるとは思いますが、回転数の上昇の仕方がバツグンにスムースになったことも挙げられるかと思います。
こんな薄い一枚でこんなにも体感できるとは思いませんでした。
やってよかったです(^^)

アキシャルシムについて情報をいただきましたT.Sさん!
この場を持ちましてお礼申し上げますm(_ _)m

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