千葉方面で密かに活動している謎の集団の全容を解明しました。

<千葉県の「痴birds」の本拠地に潜入!! (2002年11月29日)>

birdmanさんと田村六蔵さんが博多に来られた時に、千葉方面で変態的な活動を行っている集団があるという話をお伺いしました。
そういえばその話を聞く一ヶ月ほど前にミックさんという千葉方面隊の一員と思しき人物からメールが届いていたのです。 そのメールによるとミックさんは私の63STとシリアルが近い63STをお持ちであるという事でしたので妙に親近感が湧きました。
さらにメールのやり取りを続けていくと千葉県某駅周辺に住むギター仲間数人で構成される「痴birds(千葉ーズ)」という変態?集団のメンバーである事を告白されました。 63ST仲間という事と、「痴birds」という言葉の響きに何か不思議な魅力を感じた私はミックさんの「千葉方面に出張の際には是非お会いしましょう!」という甘い言葉に誘われて、 今回は千葉方面ではなく、東京出張だったのですが、この機会に千葉方面にお伺いする約束をしたのでした。



11月29日、東京での仕事を終え、千葉県の某駅に到着。ミックさんのアドバイスどおり、 駅前の楽器店にて掘り出し物を物色するも、私の物欲を刺激されるような危険な物は見つからず。
ちょっとホッとしつつホテルにチェックインしたものの、生まれて初めての土地に来たという緊張感からか、 落ち着かないため缶ビールを飲みながらミックさんからの連絡を待つことにしました。
夜8時半を過ぎた頃、ミックさんより電話があり、ホテルのロビーで落ち合いました。 ご挨拶もそこそこに早速近くの居酒屋に入ることにしました。



このかたが「痴birds」のミックさんです。一見すると人当たりの良い、とても礼儀正しい青年だなあという印象でした。(1967年製だそうです。)
和やかに会話が弾み、ミックさんが63STを購入したときの経緯や他にも65年製Firebird3をお持ちであるというのが判り、すっかり意気投合しました。
しかし、フェンダーAMPの話をし出したとたん、目の奥のフィラメントに6.3Vの電圧が供給されたかのようにメラメラと熱くなり、 流れ落ちる滝のように激しく語り始めました。最初にTVフロントのデラックスを入手してからナローパネルデラックス、 ブラウンスーパー、59年製ベースマンとほんの数ヶ月の間に次々とフェンダーアンプを入手されたそうで、完全にハマってらっしゃるご様子でした。
しかもすでに次の獲物は決まっているそうです。(まだお若いだけに病気の進行が恐ろしく早いみたいですね。)

フェンダーAMPの回路の事や真空管のことを嬉しそうに話すミックさんを見ていて、真空管を調味料入れ代わりに使い、新聞の代わりに回路図を読みながら食事をするミックさんの姿を想像してしまいました。
かなりのお買い物上手のようで、アンプだけではなく、現在所有されている65FB、69LP、63SGJr、69SGsp、72st、63st全てのギターがお買い得価格での購入と聞いて、なんとも羨ましい限りでした。


そうこうして二人で盛り上がっているところに「痴birds」副変態長(自称)のタカコーさんが合流されました。サザンロック、特にオールマン好きのナイスガイなのですが、 写真を撮り忘れてしまいました。(タカコーさんは1961年製)
クルマ関係のお仕事をされているそうで、現在所有されているクルマをお伺いしたら、明快なコンセプトのもとにヴィンテージと呼ぶに相応しい名車ばかり4台所有されているという事がわかりました。
年齢に相応しく落ち着いた感じの方なのですが、クルマの話や58年製サンバーストLPを入手された際の話をしている時の目はキラキラと輝き、まるで少年のようでした。
サンバースト購入以前は57GT(オールマホ)をお持ちだったそうです。しかし、「やはりオールマンはメイプルトップのレスポールじゃなきゃ!」ということでメイプルトップの57GTの音を 確かめるつもりで試奏に出かけたそのお店にはたまたま57GTはなく、同じメイプルトップということでサンバーストを弾かせてもらったところ、あまりの凄さに気を失ってしまい、気が付いた時には58年製サンバーストを契約してしまっていたそうです。
58年製サンバーストLPを入手する為に57GTと59年製ストラト(メイプルネック)は泣く泣く手放されたそうですが、Duaneに憧れて初めて手に入れたギブソンギターである61年製SG(プルサイドアウエイ付き)は手放さずに現在も所有しておられます。 一度は魔がさして、このビブラートを外してSTPに改造し、Duaneドンズバにしようかと思ったものの、リペア店に説得され、なんとか思いとどまってオリジナル状態をキープしているとか・・・。
私も間近で寿庵皆男氏の行動を見ているだけに、Duane好きならではの苦悩が良く判りました。(笑)



そうこうしているうちに日付けが変わる時刻になり、段々私の記憶もオーバーフローして来たところに、かの有名な由緒正しいギターサイト 「Vintage Guitars&Amps」ホームページのオーナーであるSHINさん登場。(1966年製だそうです。) さわやかなルックスながら、やはり只者ではないことが一目で判りました。肩にはソフトケースを担いでこられており、その中には、 な、なんと!!ミックさんがビンテージギターにハマるきっかけとなったという56年製ストラトキャスターを持ってきてくださったのです!!
これがまた素晴らしいギターで、良いギターに特有のなんとも言えないオーラを放っていました。'96年のダラスのギターショーに出品されていたものを日本のディーラーさん経由で購入されたもので、 お話をしている間も画像のようにずっと爪弾いておられ、すごく愛着があるギターだというのが判りました。(大切なギターを触らせて頂きましてありがとうございました。)
SHINさんはお仕事の関係で渡米することも多く、ご自身のHPを通じて日本国内をはじめ、アメリカのギター仲間も多いため米国のビンテージギター&アンプ事情に大変精通されておられる方です。 ギターもアンプもここ数年のアメリカでの高騰ぶりがすごいとサラりとおっしゃるその目には「狙った獲物は絶対に逃がさない。」という気迫を感じました。

「痴birds」の皆さんは、お仕事の帰りがいつも遅いらしく、なかなか集まる機会がなく、こうして3人が集まるのは久しぶりだとおっしゃっていました。



「痴birds」3人衆です。左からタカコーさん、SHINさん、ミックさん。
「痴birds」のメンバーは実は5名であり、王(ワン)さんという方が今年の初めに中国に特派員として行かれており、 birdmanさんが北海道出張所の所長なんだそうです。

「痴birds」はもともとSHINさんのHP「Vintage Guitars&Amps」のギター仲間が集まるオフ会があって、 そのときに千葉県某駅周辺の方が4人いることがわかり、じゃあ集まろうか?と言ったことから始まったそうです。
いままでに4回ほど千葉オンリーのオフ会を行っておられるそうで、 この秋には全員がフェンダーTWEED DELUXEを所有していることから全てのTWEED DELUXEを集めて集会を行ったそうです。 TV、ワイド、ナロー×2台と歴代のTWEED DELUXEが一同に集まるのは珍しく、キャラクターの違いが良く判って面白かったとおっしゃっていました。
この他にも「Vintage Guitars&Amps」フォーラムのギター仲間と色んなイベントを催して楽しんでおられるそうです。

私はあまりの楽しさに時間の経つのをすっかり忘れてしまい、気が付いたらAM3:30になっていました。
「痴birds」3人衆の方々は相当マニアックな情報を沢山お持ちで、色々と貴重な情報を教えていただきまして大変勉強になりました。 本当に楽しく有意義な時間を過ごさせて頂いた感謝の意味を込め、また皆さんとの再会を約束し固い握手を交わして解散しました。


最後に「痴birds」メンバーのプロフィール紹介です。

【中国特派員 王(ワン)さん 1974年製 O型】
奥様の故郷である中国で生活するべく語学勉強後、今年の8月から勤め始めたそうです。とにかく所有機材が高速回転する方だそうです。 やはりオールマン好きのO型。 下記はミックさんのコメントです。
「この方は安くてよいビンテージを発見するのはすごくうまくて、そんな値段で買ったの?っていうのを結構もっていたのですが、すこししたら、もう所有していません。(笑) でも、中国にいってそれもできないので欲求不満になっていることでしょう。」

【ミックさん、1967年製 A型】
北海道出身で出身大学はなんとbirdmanさんと同じ!
SHINさんの56STとツイードデラックスを弾かせてもらってから病気に感染。
1年ほど前に63STを購入。今年の10月に私と63ST同盟を結ぶ。他に65FB、69LP、63SGJr、69SGsp、72stを所有するお買い物上手のA型。
アンプは今年の初めに中国に転居した王さんよりTVデラックスを譲り受ける。さらにナローパネルデラックスを購入。ついでにブラウンスーパーを購入。 その勢いで、’59ベースマンを購入!すでに次の獲物は決まっている!という物欲盛りの30代!!

【タカコーさん、1961年製 O型】
当初はオールマホの’57GTで満足していたものの、やはりメイプルトップじゃないとデュアンの音にならないよな〜と思って試奏しに行ったのが運の尽き、ついに58年製サンバーストLPを入手。 他にSG’61を所有する生粋のサザンロックフリーク。 アンプは68年製1987をメインとし、ワイドパネルのデラックスも所有。オールマン命であるが、レイナードやリトルフィートも大好きな働き盛りの40代!!
(寿庵皆男氏もO型ですし、Duane好きにはO型が多い?)

【SHINさん、1966年製 A型】
ご存知の通り’58年製サンバーストLPと’56ST、数年前アメリカで購入した超ミントのナローデラックス等を所有。最近マーシャルの8×10”という巨大なキャビを入手。
毎年のように渡米しているためアメリカの情報にもかなり精通しており、近所の楽器店のお買い得物件から米国の物件までを幅広く視野に入れて狙い撃つという猛者。
HPを通じてのギター仲間が全国に多数存在。birdmanさん、田村六蔵さん、みやびさんもその仲間だそうです。
実は薩摩隼人であるということが判明したので帰省の折には博多に立寄って頂く事を約束しました。

【北海道出張所長 birdmanさん、1958年製 B型】
皆さん良くご存知の鳥男さん、千葉在住ではないにもかかわらず準構成員として参加。 Firebirdをこよなく愛し、全国各地のギター仲間の生息地を飛び回る渡り鳥。