オジロビタキ スズメ目 ヒタキ科 英名:Red-breasted Flycatcher
学名:Ficedula parva
全 長 :12cm スズメより小さい
見られる時期 :冬鳥として10月から4月 毎年のように全国で記録が有るが少ない。
生 息 場 所:公園の明るい林縁で観察されることが多い。 よく地上に降りて餌となる昆虫や蜘蛛など
を探す。
類 似 種 :
特 徴 :♂成鳥冬羽は英名の示すように喉がオレンジ色だが、♀や若鳥には見られない。
公園で越冬する個体は♀か若鳥で喉がオレンジ色の成鳥は
稀。
幼鳥は雨覆いの先端の白い斑がラインになって見えるが、性別の識別はこの時期難しい。
尾を上げると白い下尾筒がよく目立つ。
ユーラシア大陸のヨーロッパからシベリア・カムチャツカにかけての中緯度帯で繁殖し、インドから東南アジア
方面に渡って越冬する。 日本は越冬するには寒すぎるのかさらに南に渡るが、たまに越冬する個体があっ
て主に公園で観察されるのは目に留まりやすいから。
繁殖地と越冬地の位置関係をみると大陸沿いのルートをとるものが多く、海を渡らなければならない日本へ
の渡来は少ないとみられる。
2,004年から2,005年の春に掛けて大高緑地公園で1羽のオジロビタキが越冬した。 1月に入ってから
の観察となったがこの頃にはバーダーの興味は他に移っていてギャラリーは少なかった。
さかんに地上に降りて餌を探している姿をたくさん写真に撮ったと思っていたが、写真を探してみたら数枚しか
残っていなかった。 よほど撮りにくかったとみえる。
喉に黄色味が無く、大雨覆い羽縁の白い斑がラインになっているので若鳥。 性別不明。
2,005年1月8日 大高緑地公園で撮影
2,006年から2,007年にかけて名古屋市の公園で越冬した個体も大雨覆い先端に白斑が見えているの
で上の写真と同様1年目の冬羽で性別はわからない。
ヒタキ類は大雨覆いの先端に白斑が有れば幼鳥=若鳥とみて良い。
1月中旬の撮影時はギャラリーが多く、大勢の人が観察に詰め掛けていた。
オジロビタキはよく尾を上げ下げする。 写真の中にこのポーズがないと片手落ちというものである。
2,007年1月11日 名古屋市で撮影
ギャラリーが少なくなると地上におりてあちこちの植え込みの根元を餌を探して動き回り、柵に上がった
ときには蜘蛛をくわえていた。 小型の昆虫・蜘蛛を好んで餌にする。
2,007年1月11日 名古屋市で撮影
この写真は余分だけど、愛らしさに負けて1枚追加。 静かにしているとすぐ近くまで寄ってくる。
2,007年1月11日 名古屋市で撮影
2,006年から2,007年にかけての冬に徳島県で滅多に見られない成鳥の♂が越冬して話題になった。
また、1,999年から2,000年にかけて安城市でも♂が越冬している。
2,008年から2,009年にかけての冬、明石市の公園でオジロビタキ成鳥の♂が越冬した。 以下はそ
の写真である。 徳島のオジロビタキはヨーロッパ系のニシオジロビタキと認定された。 同年に鹿児島で
もニシオジロビタキが越冬しており、この写真を見ると喉もとのオレンジ色部分はとても大きかった。
明石市のオジロビタキもニシオジロビタキではないかとする意見が有り、徳島のものとよく似ているが鹿児
島のものと比べると喉のオレンジ色部分はそれほど目立たない。
オジロビタキとニシオジロビタキの違いは喉のオレンジ色部分の違いと灰色のバンドがオジロビタキには有
るということで図鑑やネット上で調べたが明確な違いはわからなかった。
ネット上ではニシオジロビタキの写真はたくさん有ったが、オジロビタキ♂の写真は少なく、有っても違いは
微妙だった。
喉の柿色の部分はけっこう色が濃かった。 オレンジ部分はそう大きいとは言えない。
2,009年2月4日 明石市
この角度から見るとオレンジ部分は小さい。 オジロビタキ♂としてネットに掲載された写真を見たら胸の色
がこれほど白くないものが多かった。
2,009年2月4日 明石市
この角度からだとオレンジ部分は別の個体かと思うくらい大きく見える。 とても微妙である。
2,009年2月4日 明石市
記:2,008年9月 5日
2,009年2月10日
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