みなさんはヤマネという動物を知っていますか?手のひらサイズの夜行性の動
物です。眠るときに小さなボールのように丸まるのですが、その可愛らしい姿と
背中に入った黒い一本の線に特徴があります。また、2000万年前の地層からも化
石が発見されていることからも、生きた化石とも言われてもいます。
 日本では本州、四国、九州、壱岐に住

み、世界ではヨーロッパ、ロシア、中央
アジアに住んでいます。一番多く住むヨ
ーロッパでは、「森の妖精」や一年のうち
半年以上も冬眠して過ごすことから「ネ
ボスケ」などと呼ばれてもいます。「不思議の国のアリス」に出てくるあの”眠り
ねずみ”あれこそがヤマネです。
 日本では国の天然記念物に指定されているヤマネですが、清里には数多くのヤ
マネが住んでいると言われています。シカやウサギ、キツネの他、様々な鳥や野
生動物が住む清里ならではでしょうか。山の(乱?)開発が進んでいるせいか、最近
では人里のほうへも下ってきているようで、網戸にしがみついていたり、押入れ
の布団の中で眠っていたり、というような話も聞きます。

 

また、清里に清里有料道路を作る際、
ヤマネの住む森が数多く潰されました。
その時、ヤマネの研究家の提言で、ヤ
マネの通れるトンネルや、道路の渡れ
ないヤマネの為のブリッジ(左写真)
などが作られました。人間の端とは形状も異なりますが、当初の目論見どおり
ヤマネはこの橋を利用しているようです。
 清泉寮には「やまねミュージアム」とい

う施設もあり、日本におけるやまね研究
の第一人者、湊秋作先生の下で研究が進
められています。ここでは、年に数回
「ヤマネの学校」というもが開催されて、
毎回数多くの人が参加しているようです。ヤマネ好きには見逃せないイベントです
ね。
 管理人”ぱや”がヤマネとであったのは、うちの清里の山小屋にヤマネが迷い込
んできたことが最初でした。天然記念物のヤマネということは知っていたのですが
それが、発見しても現状を維持しなくてはいけないとかということは知らなかった
為、小屋まで作って、やさしく外へ逃がしてあげちゃいました。まぁ、当時は知ら
なかったことでもあるし、傷つけずに逃がしてあげたということで、許して下さ
い。清里に住む知人の家では、押入れの布団の上で子供を産んでしまったらしく、
天然記念物云々を知っていたがために、育って巣立つまで困っていたらしいです。
そこまで接近遭遇することは珍しいかも

しれませんが、清里であなたもヤマネに
会えるかもしれませんよ。清泉寮のファ
ームショップで売っている”ヤマネ工
房”のぬいぐるみもおすすめです。

                      → KEEP協会(清泉寮)のHPへ