おっぱいの卒業(卒乳・断乳)


 
卒乳と断乳は同じおっぱいの卒業といっても定義が違います

  
卒乳 卒乳とは・・・赤ちゃんが自分から自然におっぱいから離れていくまであげること

おっぱいは栄養だけでなく赤ちゃんの心を安定させる役目があります。
赤ちゃんが成長し、自立し始めれば自然にお母さんのおっぱいから離れていきます。
卒乳にはプロセスはありません。親と子の個性に応じて月齢ではなく、行動を見て対応しましょう。

<参考メモ>
・2歳半〜3歳が多い。
・時期や過程は赤ちゃん任せでOK。
・おっぱいが赤ちゃんに合わせて供給量を変えていくので、張ったりしない。

断乳 断乳とは・・・母からおっぱいをやめさせること。母が主導権を持って決めている

断乳の条件
・子供が一人歩きできる
・食事が食べられる                        
・体調がいい
・大人の話す内容が理解できる
断乳を行う際にはパパのサポートが必要です。
赤ちゃんにはおっぱい以外にも楽しいことがいっぱいあるということを話しましょう。

<参考メモ>
・断乳する際にまず考えるべきなのは、

 1)お母さんは満足するまで母乳を与えることができたか?
 2)赤ちゃん側は準備が整っているか? つまり、今の生活で
  おっぱいから離れても大丈夫か?(酷い夜泣きなどはないか)

・時期は春(3月〜7月上旬)、秋(9月中旬〜11月中旬)が ベスト。
・夏は脱水症状になり易いので×。
・夏休みや年末年始など行事があるときも×。
・年齢が進んだ大きい子ほど、断乳はうまく行く。
・1歳半〜2歳以上が理想的。



 
   
断乳の手順
〜オケタニ式母乳相談 なかざわ助産院の場合〜

断乳の時こそパパの出番!子供とべったりして父子関係を築くよいチャンスです。土日祝日の連休や、仕事を休める3連休を作ってもらい、断乳の計画を立てましょう。

<具体的な進め方>

(1)1週間前に伝える。「おっぱいとバイバイしようね」と1日に1回だけ話す。

・1ヶ月も前だと大変。母を追ったり、何度もおっぱいを確認しに来たりする。
・おっぱいの回数を減らそうとする→おっぱいっ子はいままで欲しいときにもらってきたので、欲しい時に
 もらえなかったと心残りになり、逆効果となる。


(2)最後の1週間は、欲しくなった時にいつでもあげられる状態を作る。


(3)当日 ・午前中10時頃のおっぱいが最後になります。「これで最後よ。しっかり飲んでね。」と目を見て話し、しっかり飲ませる。


・その後、パパと外で遊んでもらう。その間に昼食の用意をし、今までと違うおっぱいだという事を分からせるために油性マジックでおっぱいにかわいい顔を描いておく。(乳頭をしっかり黒く塗りつぶしておく)

・帰ってきたら、しっかり昼ご飯を食べさせる。食事が終わったらおっぱいに書いた顔を見せ「おっぱいはお顔になってバイバイしていったよ。」と説明する。子供が離れたら服を下げる。

※怖がらせるのが目的ではないので、怒った顔や怖い顔はやめましょう。
※昼寝してしまうと大変!必ず昼寝前に説明します。

・以後、見せる事は何度でも構わないが、子どもが諦められなくなるので触れさせない。


(4)おっぱいが張ってくるので冷やす。

・半分に切った紙おむつを濡らしてビニール袋に入れ、伏せたお椀にかぶせるようにして冷凍庫で凍らせる。(ドーム型になる)これを当てて冷やすと良い。時間がたつと溶けてくるので、何組か用意しておく。

・3日間は連続して冷やす。ブラはゆったりしたものを。


(5)絞る場合は5〜6時間は空ける。

・乳輪の周りを抑えて圧を抜く(少し楽になる)程度。すっきりと楽になるまでは絞らない。
量は片側でおちょこ1杯分(30ml)程度。夜中は絞らない。


(6)桶谷式では3日目、その1週間後、その1ヵ月後に搾乳手技をする


(7)断乳を始めたら食事に注意。
・2週間くらいは脂っこいもの、高カロリーな食事は控える。


<断乳を中断するとき>

・ママが乳腺炎になった時。

・子どもが発熱・下痢・嘔吐する、情緒不安定になった場合→時期が早かったと思われます。
おっぱいの顔を消し、溜まった乳を搾乳した後飲ませるか、助産師さんに相談しましょう。

再度、断乳する場合は2週間以上たってからにしましょう。


   


卒乳・断乳のQ&A

Q1: 親に早く断乳しないと甘えん坊になると言われます。

A: 以前は、なるべく早く断乳したほうが良いという考え方でしたが、今は自然にやめていく(卒乳)という考え方です。
子供の自然な甘えを受け止めているうちにしっかりした自立心のある子供に育ちます。


Q2: 母乳は、虫歯の原因になりますか?

A:  母乳を飲ませているから虫歯になるのではありません。1歳前後には、離乳食も進み、様々な食べ物を口にする機会が増えます。大切なことは、口の中を清潔にしておくことです。


Q3: おっぱいばかり飲んで、あまりご飯を食べないのですが・・・

A:  外遊びや体を使った遊びをたくさんすると、ご飯を食べるようになり、本当に必要なときだけ、おっぱいを求めるようになります。


Q4: 次の子を妊娠中におっぱいを飲ませ続けると流産の原因になるのですか?

A: 
 流産の原因は、おっぱいを吸うのとは関係がないことがわかっています。ただし、お腹が張ったりするときは、お医者さんに相談しましょう。


Q5: 職場復帰するので、おっぱいをやめるべきか、続けるべきか悩んでいます。


A:  できる限り続けましょう。夜の間だけの授乳でも構いません。保育所に預ける場合は、自分の意向を伝え、お願いをしてみるのもいいかもしれません。



虫歯について
〜母乳を続けていると虫歯になるの?〜

・虫歯の原因は蔗糖(ショ糖)。母乳に含まれる乳糖は虫歯の直接の原因とならないので、食事後に蔗糖を取り除いてあげれば、夜中の授乳もOK。

・歯が3本になったら、歯磨き開始。最初は濡らしたガーゼで食後に歯を拭う。

・口をすすぐことができるようになるまでは、歯磨き粉は使わない。




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