
CherryのMYスイッチという、あまり見ないスイッチのキーボード、MY1800です。配列が面白い省スペース型。カールケーブルで、接続はATコネクター。
リニアっぽい感触ですが、FKB91JUなどに比べてかなり重いタッチになっています。
最後まで押し込まなくてもストロークの中程でちゃんと入力されます。途中まで押して、指先を弾ませるようにタイプするのですが、黒軸に比べて幾分か、接点の位置がわかりにくいような感じ。指の力が相当必要です。ちょっと使いにくいように感じます。
何はともあれCherryMYスイッチ。メンブレン+コイルスプリング+板バネ構造という作りになっているそうです。機構はMousefanさんの記事が詳しいです。
メンブレン式ですが、ゴム椀を使わないのですね。タッチの経年変化、ばらつきは出にくいのかもしれません。
何よりもこのキーの重さ、中途半端な押し切り感。ぐにぐに、もちもちしてはっきりしない打鍵感。ちょっと疲れてしまいます。
バックリングスプリングも重いのですが、最後まで打ち切る気持ちよさがあって、短時間の使用では意外と疲れないのです。
このMYスイッチは今ひとつかも・・・。あまり見かけないのは、珍しいのかと思ったら単にタッチの重さから敬遠されてるだけとか。
これは省スペースキーボードに分類されると思うのですが、意外と奥行きがあります。机の上に置くとなんだか大きい印象。機能キーもテンキーもついてるので当然ですね。
Cherryの省スペースキーボードではキートップが白一色の物をよく見かけます。
<例>
ネオテック 商品紹介
こちらは白とグレーの二色ですね。個人的には色分けのある方が好きです。
ステップ・スカルプチャー。キートップの形状で実現。
ゴム足は小さいですが、吸着力抜群。
スタンドにもゴムが貼り付けてあります。丁寧ですね。
このキーボードの配列の肝。
Deleteなどがテンキー部の上に押し込まれてます。
Fキーとの間にはLEDが三つ詰まっています。
配列には非常に凝ったところが見られますが、機能的には何も省いていません。
無理矢理な感はありますが、機能を省略しないこと、横幅の短縮、この両立をしようとしているのが面白いです。悩んだ末の結論なのか単純に詰め込んだだけなのかわかりませんが。詰め込み配列の妙といった感じです。
Enterキーの右に、しっかりと隙間が作られています。隙間が確保されることで位置の認識がしやすくなります。タッチタイプの上では非常に重要な点です。
比較対象として、例えばFKB-91JUなどは全く間が設けられていません。詰め込みすぎはタッチタイプの妨げとさえ評されてしまうのです。
下に目をやるとEnterの下に窪みを作って、そこにカーソルキーを入れています。
ここでも「間」がしっかりと取られていて、タイピングの上で何ら問題にはなっていません。
これを見て現在販売されているメーカー製パソコン付属のキーボードを思い出しましたが、やはりそれとは別物かもしれません。
本当、なぜこの「間」を理解しないかな。
FとJのキートップにマーカーがありません。代わりに曲率が高くなっています。
無くなって分かるマーカーの偉大さ。突起がある方が分かりやすいですね。
二色成形のキートップを使っています。非常に作りがいいです。外見からも安っぽさは感じられませんが、触ると一層良さが伝わります。
作り自体はいいキーボードなんですが、指を鍛えでもしない限り、なかなか常用には厳しいかもしれません。やはりこれはCherry好きのコレクター用かな、と思います。
ちなみに一度清掃して、スタビライザーのグリスをふき取ったまま組み立てたのですが、Enterキーなど、端を押さえると引っかかるし・・・。グリス必須。