<会長から一言>

最近、山岳会に入会を希望される方が少なくなっています。その一方で、登山に関心のある方は増えており、

鉄道会社やツアー会社が企画する登山のツアーには、大勢の方が参加されているようです。

確かに、このようなツアーは、自分で計画する必要がなく、それはそれで便利で楽しいのかもしれません。

しかし、山登りは、登りたい山を選んで、計画を立てるところから楽しみが始まります。ただ、行っただけの山登りは、

何か物足りないのではないでしょうか。加えて、ツアーでは、途中で体調を崩して引き返したいと申し出た場合、

大抵は、誰の付き添いもなく,自己責任で下山するように言われます。何よりも、ツアーでは、登山という共通の趣味を

持つ良き話し相手、仲間を得ることができません。山岳会という名称や組織自体に少し固く面倒なイメージがあって、

なかなか入り難い面はあると思います。

しかし、初めは窮屈に感じられても、お互い、山や自然が好きだという共通項があります。同じ仲間と何回かハイキング

や登山を繰り返せば、必ず打ち解け、趣味が同じ友達、生涯の宝物ができるはずです。それでも、もし、馴染めな

かった場合は、気楽に辞めればよいだけの話です。

最後に、私は山を登るときには、自然に対していろいろ話しかけています。話しかけるといっても声を出すのではなく、

心の中で思っていることを山に向かって問いかけてみるのです。一回の登山で答えが出なければ、次の山、また次の

山と、問いかけを繰返します。仲間との語らいもあいまって、山のもつ霊気が答えを出す力となってくれます。

山と一体となれば、その分、心も強くなれるような気がします。

私たちと一緒に山に登ってみませんか?

もちろん、初心者の方も大歓迎です!


ホルン山岳会 会長  伊佐 登