Contemporary Art

極小美術館

090-5853-3766
アポイントをとってお越し下さい

 2008年6月より建設中の極小美術館が2009年4月に完成いたしました。
濃尾平野の最西端に位置する風光明媚な里山に位置します。

養老鉄道は朝夕のラッシュ時を除いて列車内に自転車を無料で持ち込めるサービスがあります。

アポイントメント(090-5853-3766)を取ってからお出かけ下さい。御来館を心からお待ち申し上げます。

2009年4月吉日 極小美術館代表 長澤 知明

2016年2月2日 岐阜新聞掲載

【毎日新聞・アート巡り】
岐阜の小さな美術館の巻 運営は全て1人

右側が極小美術館。左側が清河北斗さんの作品「獣駆輪水平式低床型骨相像」=岐阜県池田町で、青山郁子撮影

 北陸新幹線の開業から1年。このアートを巡る旅も関西以外はいろんな地方に行きやすくなった。今回訪れたのは岐阜県池田町にある私設の「極小美術館」。東京から新幹線で名古屋、在来線で大垣へと富山からだと4時間強。米原回りのJRや高速バスで行くのとあまり変わらない。

 昨年、黒部市の毛利武士郎記念館で、現代美術作家の河口龍夫さんの展覧会を取材した時に知り合ったのが、極小美術館の長澤知明館長。酒を飲みながらお話ししてすっかり意気投合。富山の若手アーティスト、清河北斗さんも出品している展覧会「宇宙の連環として2016」(会期終了)の開催中に訪れてみることにしたのだった。
 極小美術館は2009年、自らも彫刻家である長澤さんが、地元の美術教師を定年退職後に開設した小さな美術館。築15年の倉庫を自力で改築して年に数回の企画展を開催している。入館料もとらず、作品も売らない。仲介もせず運営は全て自前。長澤さんの目にかなった作品だけが美術館に並ぶ。そのレベルの高さが話題となり、地元の銀行や企業が自ら支援を申し出るぐらいだという。
 若手作家の支援が主たる目的だが、時々、河口さんら著名なアーティストの展覧会もある。今回の展覧会にも篠田守男さんや河口龍夫さんらそうそうたるメンバー21人の作品が美術館を彩り、愛知県の美術館関係者も訪れていた。
 会場には、清河さんの迫力ある大型インスタレーションが展示されていたほか、出品者には、昨年、富山市で開催された神通峡美術展で優秀賞を受賞した矢橋頌太郎さんら富山と縁のある作家も何人かいた。
 長澤さんの美術への愛に貫かれた、一本筋の通った美術館であると感心した。長澤さんが掃除から解説まで、全て1人で行っているため、訪問には事前予約が必要だが、名古屋や大垣方面に行く用事があれば、ぜひ訪れてほしい美術館。やっぱり美術館とは、公私立を問わず、こういう姿勢がなくっちゃ、と実感した。
 ちなみに、美術館近くの池田山は今は石灰、昔は大理石の採掘が盛んで、国会議事堂の大理石も池田山産とか。また大垣市は升(ます)の生産が盛んで、その後、東京・日本橋の超有名百貨店で見つけた、地方のいいものを紹介するコーナーで、大垣産の升が売られていた。更にそのコーナーには、わが富山県が誇る能作(高岡市)の錫(すず)製品や小矢部市の五郎丸屋さんのニュー和菓子「T5」も売られていた。
 今回は別の取材があり、残念ながらお楽しみの一つ、大垣グルメを味わう時間がなかったのが心残りだったが、訪れた先でその土地の人と気が合うと、何となく愛着が湧くのが旅のいいところ。美術館近くには、大理石で財を成した名家、矢橋家の邸宅(国登録有形文化財)や温泉もあるとかで、ぜひ再訪したいと思わせる土地だった。

青山郁子記者 /富山 2016年4月2日毎日新聞掲載

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Director 長澤 知明