◆ ひつじの出産と毛刈り ◆

うちでは羊をいっぱい飼っています。
なんでかというと、特に毛を売って商売しているわけではなく、動物好きのSIMON父が
10年前に乳牛農家を引退、牛がいなくなって寂しいので代わりに1頭もらってきた羊が
どんどん増えて、常時30頭ぐらいはいるようになりました。
ただ草を生やしてあるよりは、ひつじが歩いている風景のほうが風情がありますしね。
うちでは羊は「生きてる芝刈り機」と呼ばれております。

羊は、2月から3月ぐらいにお産をします。普段は小屋の中で産むのですが、
たまに外を歩いている時に産気づいたりしちゃうのもいます。
小屋まで行っている暇はないので、そのまま外で出産です。

産まれたのは母親の前に置いてやると、ぺろぺろなめて、子羊が包まれていた膜も食べて綺麗にします。

そうしてるうちに、2頭目が産まれそうに。脚がちょっとひっかかっているよう。

前脚を2本持って、よっ!と引出します。

人間の子と同じように、鳴かない子は、逆さにしてふったりして息が
通るようにさせないと死んでしまいます。めええ。

そんな間に、先に産まれた子はもう立ち上がろうとしてます。強いね。

子供には外はまだまだ寒いので、小屋へ移動します。もちろんお母さんもついてきます。
真ん中の赤い屋根の建物は納屋で、その中にはじゃがいもがいっぱいまだ眠っています。
その右側に羊用の場所があります。
ちなみに、左の赤い屋根は母屋で、右の白いのはキャラバンです。
キャラバンについてはまた後で。

小屋のなかはお母さんにはちょっと暑いんですが(冬でも外のほうが好き)
子供はまだまだ小さいので、ランプで暖をとります。

お母さんのお乳は2つしかついてないので、3頭以上産まれた場合は、
1頭しか産まれてないお母さんにお願いするか、空きがない場合(笑)は哺乳瓶で
ミルクを飲ませます。すっごい力で吸うので、しっかりもってないと哺乳瓶を
もっていかれそうです。


..

さーて、5月も終りになってくるといい陽気にで、羊の毛を刈る作業が始まります。
隣のおじさん(毛刈りのベテラン)が手伝いにきてくれます。
まず、ひつじを座らせて始めます。

..

あっちこっちひっくり返しながら、ばりばり毛を刈っていきます。
全部つながって1枚のでっかい毛布のようです。羊の毛は脂をたっぷり含んでいて、
雨に濡れてもはじくので、雨の中でも平気で外にいますよね。
毛はすごく羊臭いです。刈り終った毛はくるくると丸めて脚の部分の毛をうまく使って
縛ってまとめておきます。

はあ、やっと終った。

お疲れさまでした。



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