オランダの民俗衣装 


民俗衣装というと、観光地のオランダのでっかいお姉さん達が
とんがり帽子にエプロンを着ているのを想像されるかもしれませんが、
私の村(ミデルブルフ市アルネマウデン村)のは観光用ではなく本物で、
今現在も村のおばーちゃん達は毎日着ています。

今でも毎日着物を着ているおばーちゃんは日本でもいますよね。
ここでも同じです。着ない人は全く着ませんが、着てる人は毎日着てるのです。
洋服のほうが勿論動きやすいので、どんどん民俗衣装を着る人は減っていますが、
それでも私の村ではオランダでも一番民俗衣装を着た人に
出会う確率が高い村だと思います。

日曜日の教会に行く時間になると、お祭りでもあるかと思うぐらい
民俗衣装のおばーちゃん達がいっぱい歩いています。
でも、ここはアムステルダムなどの都会からはかなり離れているため、
観光客はめったにこないので、日本人のオランダ通の人でも
知らない人が多いと思います。

必ず赤い珊瑚のネックレスをするんですが、これは貴重なもので、
ひとつの値段が新しい車1台分ぐらいするのです。
私は自分の民俗衣装はもっていないので、いつも村の衣装持ちの
おばーちゃんに借りていますが、くれぐれもこれはなくさないでね、
といつも念を押されます。どきどき。

でもまあ、観光客が借りる時はちゃんとイミテーションなので大丈夫かな。

民俗衣装の着付け

   

民俗衣装の似合う体型というものがある。
腕は太く、胸板は厚く、ほっぺたは赤いというものだ。
私は幸か不幸かどの条件にも当てはまる。(笑)
細い人だとスカスカで気の毒なぐらい似合わないのだ。
ま、顔はオランダ人になるのは無理だけど、
せめて体型ぐらいはね、、、。

ここではうちに遊びにやってきたミケさんがモデルになってくれました。
彼女も私と同じ、ばっちり似合う体形です。
村の婆さん達にも「まるで村の人みたいよ!」とみんなに誉められました。
(2005年 5月 撮影)

民俗衣装には半袖しかありません。寒くても半袖。
たっぷり脂肪をまとったばーちゃんが多いので、誰に聞いても
寒くないよ、という返事しか帰ってきません。
勿論、ショールなんかをはおったりしますけどね。
でも寒い、、、。

1、下着をつける。
白いノースリーブと
白いペチコート。
その上に黒い前開きのシャツ。
2、ポケットをつける。紐で腰につけるようになっている。その上から黒い スカート。
3、ゼッケン状になった
飾りの下地をつける。
ひだに畳んだものと
2つつける事になる。
すべて紐かピンで止める。
ボタンは無い。
刺さらないか怖いかも。
そうそう、黒いハイソックスと
黒い靴も必需品です。

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4、前髪をつくる。大抵はかつら。
自前の場合は、1週間は洗髪しない
ように言われる。
髪がついた部分を内側にして
バンドを巻いて止める。
はえぎわぎりぎりに。
5、上に巻き上げる。中に詰めものも
一緒に巻き込む。ヘアピンで
落ちないように止めまくる。
日本人の髪は重いので大変。白人の
髪の毛はわりと猫毛で軽くて細い。
6、レースの帽子を髪の毛に止める。
耳が中に入るので、きつすぎると
耳が痛くて大変なので注意。
眼鏡の人も大変。これをしっかり
止めないと大きい帽子がずれる。

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7、頭の後ろに水色の飾り帽子もつける。
普段着ならば、頭の飾りはここまで。
日曜日に教会へ行く時や公式行事に出る時、
結婚式に出席する時などは、えりまき
トカゲのような帽子をピンで止める。
8、飾りの布をはおる。これは、
すべて手で畳んでピンで止めてある。
前で右前に合わせてクロスさせて止める。
前もバランスよく畳む。
首のところから下に着ているものが
見えないようにきちんと止める。

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9、珊瑚のネックレスをつける。
連が多いほど高価。冷たいので、
冬場は温めておかないと飛び
上がる。首のところから
下に着ているものが
見えないようにきちんと止める。
ネックレスは、飾り(留め金)が
ついたほうが前。
10、今日は、公式仕様。レースの帽子をつける。糊で ばりばりに
固めてあるだけのレースなので、湿っ気厳禁。雨に濡れると
しょぼーんとなってしまう。また、強風を受けると飛ぶし、
トイレに行くにもつっかえて 大変という、なかなかのやっかいもの。
だが、インパクトは抜群。どこからでも見つけられる。
顎のところがきつくしまるので、つける時は一刺し指を1本入れて締める。

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完成。20分ほどかかりました。
村にある風車の前で記念撮影。
雨ばっかりの天気だったのに、
この時だけはばっちり晴れました。

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村の衣装屋の前で人形と。みんなでおそろい。 昔の民族衣装の人の銅像の前でも。天秤棒でかついでるのは魚です。

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勿論、オランダですから、民族衣装でもちゃんと自転車に乗れますよ。

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家に帰る途中で、本物の民族衣装のお婆さんに遭遇。
勿論ミケさん、村の人みたい!と誉められましたよ。
このお婆さんは、村の民族衣装のお婆ちゃんの中でも一番若手。
毎日、ナイキのシューズをはいて、ウオーキングをしています。

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京子の家の前で。お疲れさまでした。



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