☆近視矯正手術体験記

 近視矯正手術を受けた。
『レーシック』という言葉をご存じの方もおられるだろう。
まず、私の細君が昨年の暮れに受けた。
 
 手術を受けるきっかけになったのは細君のクルマが誰かに当て逃げされたことである。
平成2年型の中古のレビューは見るも無惨な姿であった。倹約家の細君だが、さすがにあまりのボロさに「新しい中古車を買おうかなぁ」と悩み始めた。中古車というのは本当にピンからキリまである。100万円のものもあれば50万円のものもある。そうこうしているうちにお金とモノの価値についての話題に展開していった。私が「クルマは何とかオレが修理するから、近視を治したらどうか?」と提案した。細君は目が悪く、眼鏡の調整にいつも苦労していたのである。

 「ホントに治るの?」と最初は疑心暗鬼だった細君もヤル気十分。私は仕事から帰ってきては夜中まで自動車の修理工と化した。普段は爪を隠しているのだが、私は器用なのである。数日後にはボコボコになったところがほとんど分からないくらいまでの仕上がりになった。細君は「これであと5,6年は乗れるねぇ」とご満悦。

 さて病院をどこにするか?病院探しは私の担当。ご承知の通り、私は何に対しても懐疑心から出発してしまう。インターネットでも調べた。書籍も3冊は読んだであろう。その結果、選んだのは福岡 天神の『錦糸眼科(http://www.kinshi.or.jp/)』である。
 明快な説明と手術例の多さ、技術の高さ。そして何よりも良いことばかりではなく、起こり得る欠点も隠すことのない正直さが気に入った。
 予備検診のあと一週間後に手術を受けた。手術の詳細についてはここでは省くが、手術後、細君は涙が止まらなかった。手術の不手際ではない。『感動のあまりに…』である。

 私は細君よりも目が悪かった(今や過去形)。細君が「私だけ受けさせてもらったら悪いから…」という勧めもあって決心した。当然、病院は同じ『錦糸眼科(http://www.kinshi.or.jp/)』である。

 私は近視のうえに乱視が強く、視力は両眼とも0.03ぐらい。しかも、通常よりも角膜が薄く、さらに曲率半径というものが通常8mmのところ、私は7.1mmとの検査結果であった。「レーシックでも可能だが、それを上回る最新のイントラレーシックのほうがより満足度が高い」という判断によって『イントラレーシック』を受けることにした。あまり物事に動じないと自負する私であるが、やはり‘目の手術’となればそれなりの心配があった。

 しかしそれは目の手術に限ったことではなく、「何をされるか分からない」という疑念から生じる感情であって、要は医師を信頼するかどうかの問題であることを悟った。執刀医 矢作院長とスタッフに全幅の信頼を寄せる…。したがって手術台に載った私はまったくの恐怖を感じなかったのである。手術時間は予想外に早く、両眼で15分間ぐらいか。

 2時間後の検診で私の目は、両眼とも1.0をやや上回っていた。
20数年ぶりに裸眼で見る風景。なるほど細君が「感動して涙が止まらなかった」という気持ちも分かった。せっかく戻った視力である。大事にしようと心に誓った。

 過去、近視矯正手術に対して斯界ではさまざまな推測、憶測があったであろう。矢作院長をはじめ、その先駆者の苦労はいかばかりか。私には零細企業のオヤジとしての闘いがある。私は矢作院長に修羅場をくぐってこられた人としての眼を見たのであった。

 私も細君も近視矯正手術の結果について完全に満足している。まったく魔法のような出来事である。

 なお、近視矯正手術を受けようとする者は、自分の判断に対して責任が持てる者に限る、ということを蛇足ながら付け加えておく。

(2005年1月14日 Dr.M記)