かぶと虫プロジェクト

今年(2005年)私の職場にて「かぶと虫プロジェクト」が発令されました。
たいそうな名前ですが、かぶと虫の幼虫を育てようという計画です。
ここで、そのプロジェクトの進行を追っていきたいと思います。
2005年 8月

この計画の基礎になるかぶと虫のペアを採集してきました。(採集記参照)
マットを入れて、あとは卵を産んでくれるのを待ちます。

採卵用虫かご
♀2匹もぐってます。

卵・幼虫が取れましたら幼虫専用のコンテナに移します。
腐葉土をホームセンターで購入しました。(50g)
この際、腐葉土に農薬等の薬物が混入されていると全滅してしまいます。小さ
なケースに腐葉土を少し入れて幼虫を2、3匹投入して数日様子を見てみま
す。
今回のものは大丈夫なようです。

  
 コンテナに腐葉土を入れます。      ホームセンターで購入    

いよいよ幼虫を入れます。その際、朽木などを入れておくと幼虫がかじりま
す。
今回はまだ初令〜2令でした。これから冬までたくさんの餌を食べて大きくなっ
ていきます。

幼虫1   幼虫2
まだ小さい幼虫ですが冬までの間にどれだけ大きくなるのでしょうか?

セット完了!
セット完了です。


2005年 9月17日

乾燥や過湿に注意しながら適度に加水していきます。
近頃は湿度も低く、気温も過ごしやすくなってきたのですが、夏場はとても暑く
ボックス内の気温の上昇を抑える為、蓋を少し開けた状態にしてきました。

そして今日、少し掘ってみて幼虫の成長の確認をしてみました。
すると、3令幼虫が出てきました。
3令幼虫   3令幼虫002
おおきくなったな〜・・・・・・・

順調に成長しているようです。

飼育ケースの成虫ですが、昨日まで2ペアいたのですが今朝オスメス1匹づつ
死んでしまいました。残りは1ペアです。
そこでそのペアをどかして、ケースの中を見てみました。
すると、卵が出てきました。

たまご
     小さいですが分かるかな?

とりあえずそれ以上は掘り出さずに孵化を待つ事にしました。


2005年 10月

10月2日にメスが☆に。9日にオスが☆になりました。
これで成虫はいなくなりましたが、長生きしてくれました。

10月12日、いただいた長野産の幼虫を8匹投入。

長野産8匹

10月16日、最後に☆になった成虫が入っていたマットの中から初令幼虫が
出てきました。当然、幼虫用コンテナに投入。

3令と初令
3令幼虫と初令幼虫。こんなに違いがあるんですね。


2005年 11月
だいぶ寒くなってきました。
朝の最低気温が10度を割り始めたここのところですが、カブトムシの幼虫はどうなっているでしょうか?
ケースを見てみました。

みんな立派な3令幼虫になっていました。

だいぶ動きも鈍くなってきています。来春まで越冬体制でえさも食べないでいることでしょう。
しかし、だいぶ糞が増えてきました。来春早々に腐葉土の入れ替えが必要そうです。

 
米粒より大き目のころころした糞が表面に目立つようになっています。

2006年 4月
いよいよ春到来です。
ここ数日は天候は悪いのですが、蒸し暑いくらいの陽気です。
冬場は放置してきましたかぶと虫の幼虫ですが、果たして元気に厳しい冬を
越えたでしょうか?

まずは昨年の越冬前に食べつくしてしまっていた腐葉土の交換をすることに
しました。
幼虫は秋のえさの量がとても重要だそうです。
春からは活動を再開するのですが、えさは秋ほどには食べないそうです。
しかしえさが無くては小さな成虫になってしまうので、今回は全部交換はせ
ずに40リットル分交換しました。
今回の腐葉土はこれです。本当は最初に入れた腐葉土と同じものが良かっ
たのですが、売っていなかったためにこれにしました。
2回目の腐葉土
   ナラ・クヌギ100%ということです。

フンを取り除き、ほとんど「土」になってしまった腐葉土を半分排除して、新し
い腐葉土を混ぜます。
このときに中にいる幼虫をいったんすべて外に出しました。
 56匹
   少しほじるとゴロゴロ出てきます。          丸々太っていますね。

とても大きいので、手で次々と掘り出しました。
スコップを使うと幼虫を傷つけてしまうので手で掘り出しましょう。医療用の
手袋を使ってやりました。
全部出して数えてみると56匹いました。(思ったより少し少ないな・・・・)


新しい腐葉土を混ぜたケースにすべて移しました。
あと1ヶ月もすると蛹になる準備段階に入ると思います。
たのしみだ〜。

2006年 5月
さて、5月にも入りまして気温も上昇しております。最高気温がコンスタントに20度を超えております。
幼虫はと言いますと、少し黄色くなってきているようです。
黄色くなった後前蛹となりまして蛹となります。
ですのでもうしばらくしたら蛹になっていくということですね。

蛹室を作ってしまうと幼虫の観察のため掘り出すことが出来なくなりますので、ここで蛹化の観察のため数匹を1匹筒ビンの中に入れていくことにしました。

    
「菌糸カス」も入れてみました。

1000CCのビンでは少し小さすぎたようですが様子を見て行きましょう。

このビンの側面を紙などで覆い、光が入らないようにします。
すると、うまくいけばビンの側面に蛹室を作ってくれるでしょう。

なるべく光を通しにくい紙を使いましょう。

このままで暗くて静かな場所に置いておきます。

追記:翌日大きいのも作ってみました。2リットルのペットボトルを切って作りました。

 
   容量高さともに倍です。   過湿防止のため、キャップははずしておきます。


2006年 6月
野外でもそろそろカブトムシが観察し始める季節となりました。
ビンに入っている幼虫はどうなっているでしょう?
全部を見てみましたが、まだ蛹になっているものはいませんでした。
その中でひとつだけ蛹室を作っている幼虫がいました。

    もうすぐ蛹になるでしょう



  数日後
様子を見てみると蛹になっていました。
他のも続々と蛹室を作り始めています。

     これはオスの蛹ですね。


2006年 7月

7月初旬、最初に蛹になったのが羽化しました。
まだ角の部分に残骸が残っていますが地上にあがってくる時に取れるそうで
す。

 
     見難いですが、無事に羽化しました。角に蛹の時の殻が残っていますね。


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