産卵から、孵化まで


 産卵の兆候

 カメによって色々ですが、大体メスのカメで、1キロくらいになると産卵する子が現れます。その兆候ですが、暴れたり、急に攻撃的になったり、食欲が落ちる、排便がなくなる、など、そのカメによって様々です。全く、兆候なく、急に産卵ということもあります。このような場合、手だてはありませんが、その次の年からは、大体同じ時期に産卵することが多いので、日にちを記憶しておくと、対策がとれると思います。


 産卵床

 リクガメでも、ヌマガメでも、同じです。水槽に園芸用の土を入れます。土の量ですが、多い方がいいですが、大体、甲長くらいの深さがあればいいかと思います。お湯や水で適度に湿らせますが、この湿り具合は、産卵するカメの好みになりますので、掘っても産まないのであれば、土の量と湿り具合を調節します。ただし、ヌマガメは、脱水しないように時々水に入れてあげてください。


 産卵後

 産卵後は、カメ自身が、完全に埋める行動を終わってから、掘り返します。たとえ、水中に産んでも、24時間以内なら、大丈夫だと言われていますので、見つけたら、孵化器に入れましょう。このとき、卵に鉛筆で印をつけ、卵の上下が変わらないようにします。


 孵化器

 卵が6個程度なら、次の孵化器で大丈夫だと思います。用意するものは、45センチの水槽(蓋があれば便利です)、100Wのひよこ電球、レンガ1個、サーモスタット、トレイ(お弁当箱程度の大きさ)。
 45センチの水槽にレンガを置きます。レンガの高さ程度まで水を入れます。トレイにキッチンペーパーを敷き、その上に卵とサーモスタットのセンサーを置きます。このトレイをレンガの上に置きます。スポットライトを取り付ける要領でひよこ電球を取り付け、サーモスタットにつなぎます。サーモスタットは、30℃にセットします。水槽に蓋をし、隙間には、サランラップで覆います。これで、30℃60から70%の湿度が保てます。
 注意点としては、蓋から滴が落ちることがあるので、この滴が卵にかからないように気をつけること、ひよこ電球が卵に近づきすぎないようにすることです。
 


 孵化

 2ヶ月ほどすると、有精卵なら、孵化が始まります。このとき、他の卵に触れないように、ティッシュなどで囲ったりしましょう。
 孵化した後は、ヌマガメとリクガメでは、環境が違います。
 まず、ヌマガメは、水苔の入ったトレイに移し、温度は30℃くらいのところで、ヨークサックの吸収を待ちます。
 リクガメは、出来れば、孵化器と同じ環境で、キッチンペパーを敷かれたトレイでヨークサックの吸収を待ちます。ヨークサックが大きければ、キッチンペーパーを生理食塩水で湿らせ、癒着を防ぎます。
 ヨークサックが吸収したら、ヌマガメは極浅い水の水槽に移し、エサを与えます。このとき、出来るだけ単独飼育してください。リクガメは、親と同じ環境に移し、柔らかめのエサを与えてください。温浴は、ヨークサックが吸収されてから行い、出来れば毎日行ってください。

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