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【ねい】〜【ねの】

−−−−−−−ねい−−−−−−−
・寝息を窺う
(ねいきをうかがう) 他人の寝息を観察する。ぐっすり寝ているかどうか探ってみる。転じて、人の睡眠中に気付かれないように悪事や悪戯(いたずら)などをしようとする。
・寧馨児
(ねいけいじ) 「寧馨」は晋・宋の俗語で、「このような」の意味。このような男児、「かくの如き子」の意味で、優れた子供のこと。 類:●神童
・寝入り目
(ねいりめ) いかにも眠そうな様子。寝惚けたような状態。また、転じて、はきはきしない様子。
−−−−−−−ねう−−−−−−−
・寝牛起き馬
(ねうしおきうま) 牛は寝転ぶのを、馬は立つのを好むところから、好みは各人各様であるということ。 類:●人様々●十人十色
−−−−−−−ねか−−−−−−−
・願い下げ(ねがいさげ) 1.願い出たことの取消しを申し出ること。願書などを取り下げること。2.一旦希望した事を自分から止(や)めたいと申し出ること。また、頼まれても引き受けないこと。頭を下げてでも拒絶したいこと。 類:●お断り 例:「そんな昇進なら、こっちから願い下げだ」
・寝返る
(ねがえる) 1.寝たまま、身体の向きを変える。寝返りを打つ。2.味方を裏切って敵方に付く。 類:●寝返りを打つ
・願ったり叶ったり 
願いや希望の通りになること。全て思い通りであること。 類:●思うたり叶うたり
・願ってもない 
願っても簡単には叶いそうもないことが、図らずも叶うようだ。
・根がない[=もない] 
根拠がないという意味で、証明できるようなはっきりとした資料や証拠がないということ。 類:●
根も葉もない
・根がなくとも花は咲く まったく事実無根であっても、噂というものは、暫くの間飛び交(か)うものである。

・根が生える(ねがはえる) 根が生えたように動かないという意味で、その場にすっかり腰を据えて落ち着くこと。 類:●尻を据える
・値が張る(ねがはる) 値段が普通より可成り高いという意味で、高価であること。
・根から 1.根本からそういう状態である。 類:●元から●始めから●根こそぎ●根っから 例:「根からの遊び人」 用例:評判・色道大鏡−五「ねから催(もよほ)したる病人とはおもはれず」 2.(打消しや否定的な表現と呼応して、それを強める) 殆(ほとん)ど問題にもしないで否定する気持ち。 類:●まったく●更々●根っから 例:「根から分からない」 用例:浮・傾城禁短気−五「根から厭と思召す男ならば」
・根から葉から 
全然。一切。「根から」を強めた言い方。 用例:浄・薩摩歌−鑓じるし「ねからはから聞ねば」 
★「葉から」は「根から」に語調を合わせたもの<国語大辞典(小)>
−−−−−−−ねき−−−−−−−
・根切り葉切り 何から何まで。ある限り。すべて。悉(ことごと)く 類:●根掘り葉掘り●根っきり葉っきり
−−−−−−−ねく−−−−−−−
・寝首を掻く
(ねくびをかく) 眠っている人を襲って首を切り取る。転じて、卑怯な計略を用いて、相手を陥(おとしい)れる。
・根腐る
(ねぐさる) 1.食物などが腐る。 用例:
多聞院日記−永禄11年5月21日「うどんの粉をねくさらせぬは」 2.余命幾許も(いくばく)ない。命運尽き果てる。多くは、「命が根腐る」の形で、人を罵(ののし)って言う。 用例:浄・浦島年代記−入部の纜「ねぐさって死に来たか」 3.性根(しょうね)が腐る。多く、「根性が根腐る」の形で使う。 用例:浄・菖蒲前操弦−二「根性迄がねぐさったか」 用例の出典@:多聞院日記(たもんいんにっき) 興福寺の学侶の多聞院英俊法印の日記。刊本5冊。原本は散逸し写本が興福寺に残る。当代の社会経済資料として珍重されるが、茶湯に関する資料も豊富。特に北野大茶会、利休磔刑とその罪因の記事は注目を惹く。茶道用語百字辞典> 用例の出典A:浦島年代記(うらしまねんだいき) 浄瑠璃。時代物。近松門左衛門。享保7年(1722)。親子2代に渡り、大亀を助ける浦島。その浦島と竜宮城の乙姫とのやりとりも。近松門左衛門でござーい!> 用例の出典B:菖蒲前操弦(あやめのまえみさおのゆみはり) 浄瑠璃。3巻。竹田出雲 ・吉田冠子 ・中邑閏助 ・近松半二 ・三好松洛。宝暦4年(1754)竹本座初演。・・・詳細調査中。
−−−−−−−ねこ−−−−−−−
・猫が顔を洗い耳を過ぎると客が来る 
猫は、人が近付く気配を素早く感じ、ストレスの転移行動として、猫は顔を洗うような仕種(しぐさ)をしたり、落ち付きがなくなったりする。そのため、猫が顔を洗うと客が来るという。 用例
酉陽雑俎続集 「猫洗面過耳、則客至」 出典:酉陽雑俎(ゆうようざっそ) 中国、唐代の子部の小説類の一つ。20巻。続集10巻。段成式撰。860年頃成立。仙仏人鬼から、動植物に至るまでの広範な怪事異聞を、36の部立に分けて随筆風に叙述したもの。
・猫被り
(ねこかぶり) 本性を包み隠して、表面は大人しそうに見せること。あるいは知らない振りをすること。また、その人。猫っ被り。 類:●蒲魚(かまとと)
・猫可愛がり
(ねこかわいがり・ねこっかわいがり) 猫を可愛がるように、子や孫を甘やかして可愛がること。無闇矢鱈に可愛がること。 例:「孫を猫可愛がりする」
・猫舌
(ねこじた) 猫が熱い食物を嫌うところから、熱いものを飲食できない舌。また、その人。
・猫撫で声
(ねこなでごえ) 猫が人に撫でられるときに出すような、優しく媚びを含んだ声音(こわね)。
・猫に鰹節
(ねこにかつおぶし)[=鰹・乾鮭(からざけ) 猫の好物の鰹節をその傍(そば)に置くということで、みすみす過ちや危険な状態を招くこと。また、そのような危うい状況にあること。 類:●狐に小豆飯
猫に小判
(ねこにこばん)[=石仏(いしぼとけ)
・猫に木天蓼お女郎に小判
(ねこにまたたびおじょうろうにこばん) 大好物。また、それぞれにとって効果が著(いちじる)しいもの。
・猫の魚辞退(ねこのうおじたい) 魚を見れば飛び付く猫が、その魚を辞退するという意味から、内心は欲しくて堪らないのだが、上辺だけ一応は辞退して見せること。また、一時だけで長続きしないことの喩え。 類:●猫の精進(しょうじん)
・猫の恋(ねこのこい) 春に牡猫が牝猫を恋うこと。猫が交尾期になること。
・猫の子の貰いがけ嫁の取りがけ
(ねこのこのもらいがけよめのとりがけ) 「貰いがけ」は、貰った当座。「取りがけ」は、嫁などを迎え入れた初めのころ。猫も嫁も、貰った当座は大切にされる。初めのうちだけ可愛がること。<招き猫の部屋
・猫の尻へ才槌
(ねこのしりへさいずち) 相応しくないこと。また、釣り合わないことの喩え。<招き猫の部屋
猫の手も借りたい
(ねこのてもかりたい)
・猫の額(ねこのひたい) 猫の額は狭いという意味で、面積が狭いということ。 例:「猫の額ほどの庭」
・猫の目
(ねこのめ) 猫の瞳は明るさによって形を変えるところから、移り変わりが激しいことの喩え。多く、女心などの喩えとして使う。
・猫の横座
(ねこのよこざ) 囲炉裏端(いろりばた)の嫁の座席。主婦権のない嫁が座る最も下位の席で土間に添った面。 類:●木尻(きじり)●嫁座敷
・猫糞
(ねこばば) 猫は糞をした後、前足で砂を掛けてそれを隠すところから、悪事を隠して素知らぬ顔をすること。拾い物などをして、それを届けたり返したりしないで、自分のものとして素知らぬ顔をすること。 例:「猫糞を決め込む」 例:滑・浮世風呂−三「猫糞(ネコババ)で、しゃアしゃアまぢまぢだ」
・猫跨ぎ
(ねこまたぎ) 1.不味(まず)い魚。また、捨てるほど大量に捕れる魚。2.塩味が非常にきつい塩漬けの魚。 
★以前は「鮪のトロ」を呼んでいたこともある。釣り人の間では「外道(ヒイラギなど)」を呼ぶ。
・猫も杓子も(ねこもしゃくしも) 何もかも。誰も彼も。 
★元々の漢字は「禰子も釈子も」。「禰子」は、"神社の"お弟子さん…神道を信仰する人たちの意味。「釈子」は、"釈迦の"お弟子さん…仏教を信仰する人たちの意味。神道と仏教が混在している日本ならではの言葉。
・猫も跨いで通る
(ねこもまたいでとおる) 魚の好きな猫でさえ無視して跨いで通る。活きの悪い魚、味の悪い魚。また、魚好きで食べ方の上手な人が残した身が綺麗に取られた魚の骨のことをいう。<招き猫の部屋> 類:●
猫跨ぎ
猫を被る
(ねこをかぶる)
−−−−−−−ねさ−−−−−−−
・寝覚めが良い 
眠りから覚めたときの気分の良さということから転じて、後になって自分の行為を気にしたり心を痛めたりする必要がなく、心がすっきりしている状態を表す。 類:●寝覚めが安い 
★逆の場合は、「寝覚めが悪い」というように使う。<国語慣用句辞典(集)>
・寝覚めが悪い 眠りから覚めたときの気分が良くない。転じて、ある事が気になったり重荷になったりして気が安まらない。また、自分の行為、特に過去に他人を苦境に追い込んだなどが反省されて良心が痛む。心が安まらない。
−−−−−−−ねし−−−−−−−
・螺子が緩む
(ねじがゆるむ) 緊張が緩(ゆる)んで気が抜け、だらしなくなる。 類:●弛(たる)む
・捻じ込む
(ねじこむ) 1.捻じって嵌(は)めこむ。捻じり入れる。2.強引に押し込む。また、無造作に入れる。 例:「金をポケットに捻じ込む」 用例:浄・
丹波与作待夜の小室節−中「そんなら是で拾貫分。相場は十三木綿巾着ねぢこんでこそ帰りける」 3.相手の失言や失敗などを捉えて詰(なじ)る。また、文句を言いに押し掛ける。強く抗議する。 例:「隣家から捻じ込まれる」 4.押し入る。入り込む。 用例:伎・高麗大和皇白浪−五立「二三百両、是斎めに掴ませて、後の月から捻(ネ)ぢこんだも」  用例の出典@:丹波与作待夜の小室節(たんばよさくまつよのこむろぶし)浄瑠璃、世話物。3段。近松門左衛門。宝永5年(1708)大坂竹本座初演。丹波由留木(ゆるぎ)家の調姫の乳人滋野井(しげのい)と、別れた夫与作との間の子三吉をめぐる悲劇、そして与作・関の小万の恋を扱ったもの。滋野井子別れの段が有名。 用例の出典A:高麗大和皇白浪(こまやまとくもいのしらなみ) 歌舞伎。四世鶴屋南北。文化6年(1809)。5幕。石川五右衛門もの。五右衛門夫婦が、我が子恋しさに騙(かた)りを働く。
・捻じ伏せる
(ねじふせる) 1.腕などを捻じって倒し、相手を押さえ付ける。 用例:浄・国性爺合戦−五「すきをあらせず滅多打ち、ねぢふせねぢふせ縛りつけ」 例:「引ったくりを捻じ伏せる」 2.強引なやり方で相手を屈伏させる。強引に相手を支配下に置く。 例:「反対派を捻じ伏せた」
・螺子を巻く
(ねじをまく) 気持ちが緩(ゆる)んだとき、注意したり叱ったりして、改めさせる。 類:●螺子を巻き直す
−−−−−−−ねす−−−−−−−
・鼠鳴き(ねずなき) 1.鼠が鳴くこと。また、口を窄(すぼ)めて鼠の鳴き声を真似ること。 用例:−一五一「雀の子の、ねずなきするにをどり来る」 2.特に、忍んできた男が女の元に近付いたときや、遊女などが客を呼び入れようとするときなどにする、鼠の鳴き真似をいう。 類:●鼠(ねずみ)鳴き
・鼠が塩を引く
(ねずみがしおをひく) 鼠が塩を盗んでいくのはごく少量ずつで目立たないが、いつの間にか多量になるということで、目に付かない小事が積もり積もって大事に至るということ。また、物が目立たないくらいに減っていって、やがてなくなってしまうこと。
・鼠無きを似て捕らざるの猫を養う可からず
(ねずみなきをもってとらざるのねこをやしなうべからず) 害をなす鼠がいないから、鼠を捕る能力はない猫を、差し支(つか)えないといって、飼っておくべきではない。無能な者は、養っておけない。<招き猫の部屋
・鼠に引かれる
(ねずみにひかれる) まるで鼠が引っ張ってどこかへ持っていってしまったように、忽然と姿を消したもののこと。
・鼠の嫁入り
(ねずみのよめいり)[=婿(むこ)取り] 
昔話:鼠の夫婦がその娘に天下一の婿を取ろうとして、太陽がこの世で一番だと思い申し出ると、太陽は、雲に出合うと照らせないから雲が良いと言う。そこで雲に申し出ると、雲は風に吹かれるから風が良いと言う。だが風は築地に遭えば無力だと言う。そこで築地に頼むと鼠に穴を掘られて適わないと言ったので、結局同じ仲間の鼠を選んだという。
・鼠を投たんと欲して器を恐る(ねずみをうたんとほっしてきをおそる) ものを投げて鼠を殺そうと思うが、近くにある器物を損なうのではないかと恐れて、中々できない。君主の傍らに蔓延(はび)る奸臣の喩え。 類:●城狐社鼠 出典:「漢書−賈誼伝」
−−−−−−−ねた−−−−−−−
・寝た子を起こす
(ねたこをおこす) 折角丸く納まっている事柄に手出しをして、再び問題を引き起こすこと。 類:●日向で埃を立てる●平地に波瀾を起こす波紋を投ずる
Let sleeping dogs lie.(眠っている犬は寝かしておけ)It is ill to waken sleeping dogs.(寝ている犬を起こすのはよくない)「英⇔日」対照・名言ことわざ辞典
・嫉に籠む
(ねたにこむ)[=持つ] 根に持つ。恨みに思ってずっと忘れない。 類:●遺恨を抱く
・寝刃を合わす
(ねたばをあわす) 「寝刃」は切れ味の鈍くなった刀剣の刃のことで、刀剣の刃を研(と)ぐこと。また転じて、密かに悪事を企(たくら)むこと。
−−−−−−−ねつ−−−−−−−
・熱が冷める(ねつがさめる) 一時の興奮から醒(さ)める。 類:●逆上(のぼ)せが下がる
・根っから 最初からそういう状態である。 類:●
根から●元から●始めから 例:「根っからのお人好し」 
・根っこが生える
(ねっこがはえる) その場にすっかり落ち着いてしまい、腰を落ち着けてしまうこと。 類:●
根が生える
・熱鉄の涙(ねってつのなみだ) 熱した鉄のように熱い涙。 類:●熱涙
・熱に浮かされる
 1.高熱のため、うわ言を言う。2.一つのことに熱中し、前後を忘れる。他の一切を忘れて夢中になる。
・熱を上げる
 あることに夢中になる。魅力に取り付かれて逆上(のぼ)せ上がる。
・熱を吹く[=吐く]
 気炎を上げる。身勝手なことをいう。 類:●熱を吐く●気炎を吐く●気炎を上げる●広言をはく
−−−−−−−ねて−−−−−−−
・寝て花をやる
 麹(こうじ)を室(むろ)に寝かして花を咲かせるという意味で、寝て楽しい夢を見て、心を慰めること。また、寝て楽しみごとをする。
・寝ても覚めても
 寝ているときも起きているときも、いつも。絶えず。 例:「寝ても覚めても恋しい人の面影が離れない」
−−−−−−−ねと−−−−−−−
・根問い葉問い
(ねどいはどい) 「根問い」を強調した言い方。根掘り葉掘り聞くこと。 類:●根掘り葉掘り
−−−−−−−ねに−−−−−−−
・根に入る
(ねにいる) 1.病気が深く体を侵し、なかなか治らないようになる。病状が膠着(こうちゃく)する。 類:●病膏肓に入る 2.奥深く染み込む。内部に入り込む。3.心に畳み込む。良く心得ている。得心する。納得する。
・音に泣く
(ねになく) 泣く。また、鳥などが声を立てて鳴く。
・根に持つ
(ねにもつ) 1.いつまでも恨みに思うこと。恨みを忘れない。 類:●遺恨を抱く 2.本来のものとして持つ。元々から自分のものとして所持する。身に付いている。
−−−−−−−ねね−−−−−−−
・ねね様 「様」は接尾語。 1.赤ん坊。赤ちゃん。また、弁(わきま)えのない大人。2.人形を指す幼児語。
−−−−−−−ねの−−−−−−−
・根の国 死者の霊が行くと考えた地下にある世界。また、海上彼方にあると考えられていた世界。日本古代の他界観の一つ。 類:●底の国●黄泉(よみ)●黄泉の国●根堅州国(ねのかたすくに)

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