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【しよき】〜【しら】

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・諸行無常
(しょぎょうむじょう) 仏教用語。仏教の根本主張である三法印の一つ。世の中の一切のものは常に変化し生滅して、一ヶ所に留まらない。永久不変なものはないということ。この世の全てのものは儚(はかな)いものであるということ。 
参考:三法印(さんぼういん) 諸行無常・諸法無我・涅槃寂静の三つ。
食指が動く
(しょくしがうごく)
・触手を伸ばす
(しょくしゅをのばす) 野心を持って、対象物に少しずつ働き掛ける。特に、何かを自分のものにしようとして近付くこと。
・燭寸の詩
(しょくすんのし) 詩作の力量を試すために、蝋燭(ろうそく)が一寸ばかり燃える短い間に作らせる詩。 出典:「南史−王僧孺伝」 「竟陵王子良、嘗夜集学士、刻燭為詩。四韻者、則刻一寸、以此為率」
・食前方丈
(しょくぜんほうじょう) 食事をする時、御馳走を膳の前に一丈四方一杯に並べること。極めて贅沢な食事の喩え。 出典:「孟子」 
参考:1丈(じょう)=約3.03メートル。
・植物人間 
植物状態にある者。大脳の傷害により意識や運動性はないが、脳幹部以下に異常がないために呼吸や循環は保たれている者。
・食を願わば器物
(しょくをねがわばうつわもの) 食べ物を貰おうとするなら、先ず入れ物を用意しなければならない。準備が必要だということの喩え。
・悄気る
(しょげる) 失望したり失敗を叱られたりして、それまでの元気を失なう。しょんぼりとなる。 類:●しゅんとなる●萎(しお)れる 用例:滑・膝栗毛−六「弥次はしょげてだんまり」 
★(「悄気」は当て字)<国語大辞典(小)>
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・如才ない
(じょさいない) 1.人や物事に対して手抜かりがない。行き届いていて愛想が良い。等閑(なおざり)にしない。 類:●気が利く 用例:評判・
色道大鏡−四「我ために女在(ヂョサイ)なき人を、密によびたててくはしくとふべし」 2.抜け目がない。気がきいて調子がいい。愛想(あいそ)がいい。 例:「如才なく振る舞う」 用例:浮・西鶴置土産−一「女在(ヂョサイ)なき女郎に帥中間から讚を付さすはしれた事」 ★近世以降の語<大辞林(三)> 用例の出典@:色道大鏡(しきどうおおかがみ) 江戸時代の評判記。18巻。藤本(畠山)箕山著。延宝5年(1677)序。京都を中心とした花街の遊女の風俗、習慣を記し、類書中の白眉とされる。 用例の出典A:西鶴置土産(さいかくおきみやげ) 浮世草子。5巻。井原西鶴の第一遺稿集。北条団水編。元禄6年刊。成稿は元禄5〜6年か。遊興の果てに零落した人々のさまざまな姿を、滑稽な中にも哀感をこめて描破した15の短編を収載。
・所在ない
(しょざいない) 1.地位や身分が低い。 用例:
上杉家文書(年月日未詳)「われらこときのしょさひなきもののちきゃうをかり候て」 2.することがなくて退屈である。 類:●手持ち無沙汰 例:「所在なさそうに立ったり坐ったりしている」 用例の出典:上杉家文書(うえすぎけもんじょ) 天正3年(1575)。上杉家軍役帳。米沢藩主上杉家伝来の文書。約1700通。主に4種類に分けられ、中世文書の赤箪笥入「乾」文書983通、両掛入文書130通、精選古案両掛入文書117通と近世文書の赤箪笥入「坤」文書522通からなる。関東管領上杉氏関係と越後守護代長尾氏関係の史料が見られる。改めて表装し保存したのではない、という点では珍しい古文書である。
・初心忘るべからず
(しょしんわするべからず) 世阿弥の「
花鏡」にある言葉。能楽で、若年の頃に学んだ芸や、その当時の未熟さ、また、時期時期での初めての経験を忘れてはいけないという教え。転じて、一般に、習い始めた時分の、謙虚な張り詰めた気持ちを常に失ってはならない、また、最初に思い立った一念を忘れてはいけないということ。 出典:花鏡(かきょう・はなのかがみ) 室町中期の能楽論書。1巻。世阿弥。応永31年(1424)成立。著者40歳頃から60歳前後までの体験を題目6か条、事書12か条の秘伝として収める。
・所存の外
(そぞんのほか) 1.心に考えていたこととは違っていること。意外であること。2.転じて、非常に残念であること。遺憾(いかん)である。 用例:曾我−4「卒爾の見参こそ、所存の外なれ」
・所存の臍を固める
(しょぞんのほぞをかためる) 心に思うところ、または考えの中心になる部分を決めるという意味から、断固として決意を固めること。
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・所帯染みる(しょたいじみる) 所帯持ち特有の考え方を持ったり、それらしい態度になる。また、所帯持ちの苦労のために地味で老けて見える。所帯の苦労が言動に滲(にじ)み出ている。 類:●世帯染みる●所帯臭くなる 用例:滑・浮世風呂−二「世帯染(ショテヘジミ)てお見。毎日能顔もねへものだから」
・所帯を畳む
(しょたいをたたむ) 独立して一家を構えていたのを止(や)める。
・所帯を持つ
(しょたいをもつ) 一家を構えて、独立した生計を営む。一般に、結婚することを表す。
・処置なし
(しょちなし) 施(ほどこ)す術(すべ)がないこと。始末に負えないこと。また、そのさま。 類:●世話がない 例:「あれだけ言ったのに寝過ごすなんて、もう処置なしだ」
・助長(じょちょう) 1.不要な力添えをして、却(かえ)って害になること。2.物事の成長発展に外から力を添えること。ある傾向を更に著(いちじる)しくすること。 例:「円安がインフレを助長する」 
故事:孟子−公孫丑・上」 苗の生長を早めようとした宋の人が、苗を伸ばしてやろうとして、遣り過ぎて引き抜いて駄目にしてしまった。
・蜀犬日に吠ゆ
(しょっけんひにほゆ) 無知ゆえに、当たり前のことをも怪しむ。また、見識が狭い者は賢人の言行に対して疑いを抱くものだということ。 類:●小村の犬は噛む 出典:
柳宗元の「答韋中立論師道書」に見える句 蜀(しょく)地方は山地で霧が深く日が射すことが稀(まれ)なため、太陽を見ると、犬が怪しんで吠えるという。 人物:柳宗元(りゅうそうげん) 中国唐代の文人。773〜819。字は子厚。唐宋八大家の一人。韓愈とともに古文復興を唱え「封建論」や「永州八記」などを書いた。田園詩に優れ、王維孟浩然・韋応物と並称される。詩文集に「柳河東集」がある。 参考:唐宋八大家(そうとうはちたいか) 韓愈柳宗元・欧陽修・蘇洵・蘇軾・蘇轍・王安石・曾鞏。
・背負って立つ
(しょってたつ) 全ての責任を一人で受け持つ。また、ある組織や団体の中心となって、その活動や発展の支(ささ)えとなる。 例:「会社を背負って立つ人物」
・塩っぱい
(しょっぱい) 1.塩気が強い。塩辛い。 例:「海の水は塩っぱい」 2.勘定高い。 類
:しみったれている●けちである 用例:滑・膝栗毛−二「アノ酒屋のかかあは、しょっぱいやつよ」 3.困惑や嫌悪で顔を顰(しか)めるような状態。嫌である。 例:「塩っぱい顔をする」 4.人情が薄い。
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・初日が出る
(しょにちがでる) 相撲で、力士が、その場所の二日目以後に初めて勝つこと。負け続けていた者がやっと勝つこと。 類:●片目が明く
・緒に就く
(しょにつく・ちょに〜) 物事がある目的や計画に沿って進んで行く糸口ができる。 類:●見通しが付く 出典:「詩経−大雅・常武」
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・女郎買いの尻切れ草履(じょろうがいのしりきれぞうり)[=糠味噌汁(ぬかみそじる) 遊郭で女郎買いをして浪費するような者は、却(かえ)って家ではけちであるということの喩え。 類:●傾城買いの糠味噌汁
・女郎に誠あれば晦に月が出る
(じょろうにまことあればみそかにつきがでる) 陰暦では、晦日(30日)の夜に月が出ることはないところから、女郎の言行には真実がなく、嘘ばかりであるということの喩え。
・女郎の千枚起請
(じょろうのせんまいぎしょう) 女郎は元々客を騙(だま)すのが商売だから、起請を千枚書いても信用できない。また、一般に、信用できないものの喩え。 
参考:起請(きしょう) 男女が将来を取り交わす文章。また、その約束。遊郭での心中の一種から起こったもの。起請誓紙。
−−−−−−−しら−−−−−−−
・白泡噛まず
(しらあわかます)[=食(は)ます] 口から白い泡を吹かせるほど、馬を勇み立たせる。 用例:太平記−9「手縄かいくり、馬に白泡噛ませて」
・白川夜船
(しらかわよぶね・よふね)・白河夜船 1.いかにも知っているような顔をすること。 類:●知ったか振り。 用例:俳・毛吹草−二「しら川よぶね見ぬ京物がたり」 2.ぐっすり寝込んでいて何が起こったか全く知らないこと。 類:●白河 
俗説:京都を見物した振りをする人に白川(京都の地名)のことを尋ねたら川の名前だと勘違いして、夜に船で通ったから知らないと答えたという。
・シーラカンス 1.
古生代デボン紀から中生代白亜紀までに栄えた魚。現存している。2.昔の生物で現在まで生き残っているものの代表。比喩的に、時代遅れの人、流行に疎い人のことを指す。 類:●生きた化石●時代の遺物
・白木の合子
(しらきのごうし) 「合子」は蓋(ふた)がある椀のことで、漆(うるし)を塗ってない蓋付きの椀のこと。飾り気がないことの喩え。また、質素である、剥(は)げない、などの喩えとしても使う。
・白ける
(しらける) 盛り上がっていた気持ちや雰囲気(ふんいき)が萎(な)える。 類:●興が醒める●気拙(まず)くなる 用例:評判・
色道大鏡−四「つれの客も、我事なればあつかひも成がたくしらくるもの也」
・知らざるを知らずとせよ是知れるなり
(しらざるをしらずとせよこれしるよりなり) 知らないことは正直に知らないとはっきりさせるのが、真に知ることである。 出典:「論語−為政」
・白々しい
(しらじらしい) 1.白く見える。白々としている。明らかである。 用例:
和漢朗詠−下「しらしらししらけたるとし月光に雪かきわけて梅の花をる」 2.興醒(ざ)めな感じである。 用例:平中−三六「そこに、久しく馬に乗りながら、立てらむことの、しらしらしければ」 3.知っていながら知らない振りをする様子。また、はっきりと偽りと分かる様子。 類:●しらばくれている●空々しい●見え透いている 用例:浄・ゑしま物語−下「しらじらしく申さんも、おもはゆく」 用例の出典@:和漢朗詠集(わかんろうえいしゅう) 詩歌集。2巻。藤原公任撰。平安時代中期の成立。朗詠にふさわしい和漢の歌を集めたもの。白楽天をはじめとする漢詩文588首と『古今集』『拾遺集』を中心とした和歌216首からなる。 用例の出典A:平中物語(へいちゅう・へいぢゅうものがたり) 歌物語。作者不詳。天徳3年(959)〜康保2年(965)頃までの成立か。平中とよばれた平貞文(定文)を主人公とした恋愛説話38段からなる。家集の貞文集を母体としたと言われる。「貞文日記」。 用例の出典B:ゑしま物語(えしまものがたり) 浄瑠璃。・・・調査中。
・知らず三点
(しらずさんてん) 俳諧師が点付けをするとき、分からない句に当たった場合、当たり障りがないように五段階の中くらいの三点を付けること。
・知らず識らず
(しらずしらず) 無意識のうちにいつの間にか。知らないうちに。ついつい。 例:「知らず識らず涙がにじんでいた」
・白玉の疵
(しらたまのきず) 白玉のように美しい物に疵があるという意味から、美しく優れた物にあるほんの少しの疵や、立派な人物にある僅(わず)かな欠点のこと。多く、「もし疵がなければ完全であるのに」と残念がる気持ちを込めて用いる。 類:●玉に瑕
・しらっぱくれる・しらばくれる 知っていながら知らない振りをする。 類:●そら惚(とぼ)ける●
白を切る 用例:雑俳・川柳評万句合−宝暦11「初ての勤はどふか白(しラ)ばくれ」
・白露の身
(しらつゆのみ) 草の上で白く光っている露が日に当たって儚(はかな)く消えてしまうという意味で、朝露のように儚い身のこと。束(つか)の間の命のこと。
・知らぬ顔の半兵衛(しらぬかおのはんべえ) 素知らぬ振りをして少しも取り合わないこと。また、その人。 例:「知らぬ顔の半兵衛を決め込む」
知らぬが仏
(しらぬがほとけ)
・知らぬ他国にも鬼はない
(しらぬたこくにもおにはない) → 渡る世間に鬼はなし
・知らぬは亭主ばかりなり
(しらぬはていしゅばかりなり) 女房の不貞を、周囲の者は皆知っているが、当の亭主だけは気付かないでいること。転じて、当事者だけが知らずに平気でいること。
・知らぬ仏より馴染みの鬼(しらぬほとけよりなじみのおに)[=神より〜] 仏のような人でも、素性が良く分からなければ、良く知った悪人に及ばないものだ。どんなものであっても、疎遠な者より、慣れ親しんだものの方が勝る。
白羽の矢が立つ
(しらはのやがたつ)
・白張りの提灯
(しらはりのちょうちん) 1.油を引いてないただの白紙を張っただけで、紋などを書かない提灯。普通、葬式のときに使う。 類:●白張(しろば)り 2.白張りの提灯には紋がないところから、「文(もん)なし」に掛けて、金銭を持っていないこと。
・虱潰し
(しらみつぶし) 物事を片っ端から残らず調べたり処理したりすること。 例:「商店街を虱潰しに調べる」
・虱の皮剥き
(しらみのかわむき)[=皮] 物惜しみすること。非常に貪欲なこと。けちなこと。 類:●虱の皮を千枚に剥ぐ
・虱の皮を鉈で剥ぐ
(しらみのかわをなたではぐ)[=槍(やり)で] 小さい事を処理するのに、大袈裟に行なうことの喩え。
・虱を捫って当世の務を談ず
(しらみをひねってとうせいのむをだんず) 虱を潰しながら時事を論じること。礼儀作法に構わない態度で、時世や政治を論ずること。また、傍若無人な態度の喩え。 
故事:晋書−王猛載記」 「隠于華陰山、〈略〉桓温入関、猛被褐而詣之、一面談当世之事、捫虱而言、旁若無人」
・白を切る
(しらをきる) 態(わざ)と知らない振りをする。何食わぬ顔をする。しらばくれる。 類:●何食わぬ●空惚(とぼ)ける
・白を付ける
(しらをつける) 無実であることを明白にする。潔白を証明する。
・知らんがために我は信ず(しらんがためにわれはしんず) ラテン語 credo ut intelligamの訳。神学者
アンセルムスの言葉。信仰を前提とした上で、その根拠を純粋に理性的に探究する立場。それにより、神の存在証明を試みた。 人物:アンセルムス 神学者。スコラ哲学の初期の代表者。1033〜1109。イタリアで生まれ、イギリスのカンタベリーの大司教となる。神の存在論的証明やキリストの贖罪論の理論化を行なう。
・芝蘭の化
(しらんのか) 良い友人と付き合うことによって、自然に受ける徳の感化。 出典:「孔子家語−六本」 「与善人居、如入芝蘭之室、久而不聞其香、即与之化矣」

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