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【しようしん】〜【しよう】
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・小人閑居して不善をなす(しょうじんかんきょかんきょしてふぜんをなす) 徳のない品性の卑しい人は、暇であると兎角(とかく)良くないことをするものだ。 出典:「礼記−大学」 「小人間居為不善、無所不至」
・小人窮すれば斯に濫す(しょうじんきゅうすればここにらんす) 品性が卑(いや)しく度量の狭い人は、窮乏すると自暴自棄になり、犯罪を犯す。 用例:「論語−衛霊公」 「君子固窮、小人窮斯濫矣」
・小人罪なし玉を懐いて罪あり(しょうじんつみなしたまをいだいてつみあり) 品性が卑しいからといって、初めから罪を犯すものではなく、ただ、身分不相応の財宝を持ったりするから罪を犯すようになるのである。 用例:「春秋左伝−桓公一〇年」 「周諺有之、匹夫無罪、懐璧其罪」
・小人の過つや必ず文る(しょうじんあやまつやかならずかざる) 品性が卑しく度量の狭い者は、過失を犯すと、その場を繕(つくろ)い飾ろうとするばかりで、以降の行ないを改めようとはしない。 用例:「論語−子張」 「小人之過也必文」
・小人の勇(しょうじんのゆう) 小人物の、威勢を示すだけの勇気。思慮の浅い人の見せ掛けの勇気。血気に逸(はや)ってただ我武者羅なだけの勇気。 類:●匹夫の勇 出典:「荀子−梁恵王下」
・小人は革面す(しょうじんはかくめんす)[=面を革(あらた)む] つまらない者は、一旦人前に出してしまった自分の意見を、後から引っ込めたり修正したりするのは、体裁や対面が悪いと考えるものであり、明らかに間違っていると気付いても、言い訳や詭弁を揮(ふる)って押し通そうとする。また、小人は、顔では改めたように見せても、心の中ではまったく改めない。 反:●君子は豹変する●大人は虎変する 出典:「易経−革卦」
・小心翼々(しょうしんよくよく) 1.小さなことにまで配慮して、慎(つつし)み深くする様子。 用例:学問ノススメ「小心翼翼謹(つつしみ)て守らざる可らず」
2.気が小さくてびくびくしている様子。 出典:「詩経−大雅・大明」
・小水石を穿つ(しょうすいいしをうがつ) 僅(わず)かの水でも流れて止(や)まなければ、終いは石を磨り減らして穴を開ける。怠らず励めば、どんな難事でも終には遣り遂げることができるということ。 類:●点滴石を穿つ●雨垂れ石を穿つ 出典:遺教教(ゆいきょうぎょう) 大乗仏教の経典。詳しくは「仏垂般涅槃略説教誡経(ぶっしはつねはんりゃくせつきょうかいきょう)」。1巻。後秦の鳩摩羅什(くまらじゅう)訳と伝える。梵本およびチベット訳を欠く。釈尊が臨終に当たって、戒法を守り、早くさとりを開くべきことを説いた情景を描く経典。禅宗で、仏祖三経の一つとして尊重する。
・小水の魚(しょうすいのうお) 僅(わず)かの水に棲む魚。転じて、死が目前に迫っていることの喩え。 類:●風前の燈 用例:平家−8「京中の上下の諸人、ただ小水の魚にことならず」
・上手片意地片辺土(じょうずかたいじかたへんど) 名人や達人と言われる人には、兎角(とかく)頑固で偏屈な人が多いものだということ。
・上手ごかし(じょうずごかし) 「ごかし」は「〜のような振りをする」という意味の接尾語。口では相手に諂(へつら)うようなことを言っているが、その実、内心では自分の利益を計算していること。 類:●おためごかし
・上手の手から水が漏れる(じょうずのてからみずがもれる) どんな上手な人でも、時には失敗することがあるということ。 類:●猿も木から落ちる●弘法にも筆の誤まり●釈迦にも経の読み違い●河童の川流れ
・上手者(じょうずもの) 如才(じょさい)ない人。また、お世辞が巧(うま)い人。 類:●世辞者
・上手の猫が爪を隠す(じょうずのねこがつめをかくす) 才能がある人は無闇にそれをひけらかしたりしない。 類:●上手の鷹が爪を隠す●能ある鷹は爪を隠す●能ある猫は爪を隠す●大賢は愚なるが如し
・上手を遣う(じょうずをつかう)[=言う] 巧いお世辞を言う。ご機嫌取りをする。 類:●太鼓を叩く
・将星隕つ(しょうせいおつ) 将軍が陣中で死ぬ。 類:●巨星落つ 出典:「三国志−蜀志・諸葛亮伝」 故事:諸葛亮が五丈原で戦病死した時、大きな星がその陣中に落ちたという。
・上善は水の若し(じょうぜんはみずのごとし) 最上の善は水のようなものである。老子の「道」の思想を言い表わした言葉の一つ。 参考:水が「上善」であるとする3つの理由 @万物に利を施しているのに、他と功名を争わない。A人は他より高い地位を望むが、水は低い方へと向かう。B低いところにいるからこそ大きな存在となる。住居は大地が、心は奥深いことが、付き合いは情け深いのが、言葉は実があるのが、政治は巧く治まるのが、事を処すには有能なのが、行動するには時宜に適(かな)っているのが良い。 ★「上善」を上代・上古の善と解する見方もある。 出典:「老子−八章」
・少壮幾時ぞ(しょうそうはいくときぞ) 人生は、若く勢いのよい時はきわめて短く、すぐに老衰の時が来るという意。 出典:「前漢武帝−秋風辞」 人物:前漢武帝(ぶてい) 中国前漢第7代の皇帝(在位前141〜前87年)。前159〜前87。廟号は世宗。匈奴を撃破し、張騫(ちょうけん)などを西域に遣わして東西交通の道を開いた。中央集権に力を入れ、儒学を国学とした。
・消息筋(しょうそくすじ) 事情をよく知っている方面。また、その人。 類:●消息通
・消息通(しょうそくつう) ある方面の事情をよく知っていること。また、その人。
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・正体がない(しょうたいがない) 1.気を取り乱している。正気がない。正常じゃない。本来の姿を失っている。 用例:義経記−二「女は男に会へば、しゃうたいなき物なり」 2.あるべき状態になっていない。事が巧く運ばない。 類:●難渋する
・正体をなくす(しょうたいをなくす)[=失う] 正常な状態にある時の、しっかりした精神を失う。正気をなくす。 類:●前後不覚
・冗談から駒が出る(じょうだんからこまがでる) 「瓢箪から駒が出る」を捩(もじ)った言葉で、意外なところから考えてもいなかったことが起こること。また、冗談として言ったことが事実になること。
・冗談じゃない 仮令(たとえ)冗談でもそんなことを言ってはいけない。とんでもない。 ★「ふざけたことを言ったりしたりしては困る、こちらは真面目なのだ」という意味で、相手の調子に乗った悪ふざけなどを、窘(たしな)める言葉。また、相手の言ったことが自分の意向に反した時に言う言葉。
・上知と下愚は移らず(じょうちとかぐとはうつらず)
・承知の助 承知していること、引き受けたということを人名に準(なぞら)えたもの。 例:「合点承知の助」
・笑中に刀あり(しょうちゅうにかたなあり)[=刃(やいば)を研(と)ぐ] 表面では物柔らかに笑ったりしているが、内心では密かに人を害しようと思っていることの喩え。 類:●笑みの中(うち)の刀[=剣] 故事:「唐書−姦臣伝・上・李義府」 唐の李義府が上辺は穏やかで、内心が陰険であったのを、時の人が謗(そし)った。 出典:「旧唐書」
・掌中の珠(しょうちゅうのたま) 1.手の内にある珠玉のこと。転じて、大切なもの。大事なもの。2.最愛の子供や妻の喩え。 類:●愛子(まなご)●愛娘 出典:杜甫の詩・傅玄(ふげん)の詩「短歌行」
・上出来(じょうでき) 1.状態や結果が満足できるものである。 例:「お前にしては上出来だ」「上出来の作品」 2.才能などが優れていること。 例:「上出来の息子」
・常套手段(じょうとうしゅだん) 同じような場合にいつも決まって取られる手段。有り触れた遣り方。 類:●慣用手段
・生得の報い(しょうとくのむくい) 現世に生まれる前の世界の業(ごう)によって、この世で受ける果報。 類:●因果応報
・焦土に帰す(しょうどにきす)[=と化す] 建物などが焼けて跡形もなくなる。
・性に合う(しょうにあう) 物事がその人の生来の性質または感覚、能力などにしっくり合う。また、その人の好みに合う。 例:「やもめ暮らしが性に合っている」
・情に厚い(じょうにあつい) 相手を思いやる心が豊かである。
・情に絆される(じょうにほだされる) 相手の情に強く引かれる。
・情に脆い(じょうにもろい) 人情に動かされ易い。
・少年老い易く学成り難し(しょうねんおいやすくがくなりがたし) 若いと思っているが直ぐに年老いてしまい、志(こころざ)す学問は遅々として進まない。年月は移りやすいので寸刻を惜しんで勉強せよということ。 出典:朱憙「偶成詩」 「少年易老学難成、一寸光陰不可軽」
・小の虫を殺して大の虫を助ける(しょうのむしをころしてだいのむしをたすける) 小を犠牲にして大を守るということ。重要な物事を保護し完成するために、小さな物事を犠牲にする。 類:●小を殺して大を生かす
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・焦眉の急(しょうびのきゅう) 眉が焦げるほどに火の危険が迫っているということで、危険が迫っていること。事態が切迫していること。 類:●燃眉の急務
・正札付き(しょうふだつき) 1.値段の札が付いていること。また、その商品。2.掛け値なしの偽らない商品であるということ。3.転じて一般に、偽りや誇張がないこと。世間で定評があること。また、そのような人や物。 類:●札付き 例:「正札付きの悪人」
・勝負は時の運(しょうぶはときのうん)[=弾(はず)み] 戦いの勝ち負けはその時の運によるもので、必ずしも強い者が勝つとは限らない。
・正法に奇特なし(しょうぼうにきどくなし)[=不思議(ふしぎ)なし] 正しい仏法(宗教)には奇跡などの不思議な現象はない。不思議な利益などの、奇特があるのはむしろ邪教である。
・章甫の冠(しょうほのかんむり) 緇布(くろぎぬ)の冠で、中国殷(いん)代のもの。孔子が被ったので、儒者が多く用いた。
・章甫の冠を沓に履く(しょうほのかんむりをくつにはく) 上下転倒することの喩え。賢人をつまらない仕事に使うことの喩え。 出典:賈誼(かぎ)の「弔屈原文」 「章甫薦履漸不可久兮」
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・正面を切る(しょうめんをきる) 1.正面を向く。特に、人に面と向かって対する。2.遠回しに言ったり、遠慮したりしないで、直接にはっきりと言う。
・証文の出し遅れ(しょうもんのだしおくれ) 事の処置が間に合わないで、時機を逃がしたために効力を失うことの喩え。時機を失したために役に立たないこと。 類:●証拠の出し遅れ
−−−−−−−しようを−−−−−−−
・将を射んと欲すればまず馬を射よ(しょうをいんとほっすればまずうまをいよ)[=人を〜] 大きなもの、主となるものを攻撃したり、また手に入れようとしたりするとき、直接その対象を狙うより、その周囲にあるものを先ず狙うのが良いという喩え。目的を果たすには、その周囲にあるものから、手を付けていかなければならないこと。 出典:杜甫の「前出塞九首」 「射人先射馬」
・情を売る(じょうをうる) 1.情けを売る。自分の利益を考えて、他人に情を施しておく。2.売色をする。
・錠を下ろす(じょうをおろす) 1.錠を掛ける。鍵(かぎ)を掛けて閉める。2.比喩的に、他に対して心を閉ざして頑(かたく)なな態度を取る。
・漿を乞いて酒を得る(しょうをこいてさけをえる) 「漿」は、重湯(おもゆ)、お粥(かゆ)の上澄み液のこと。希望していた以上の物を得たことの喩え。 類:●水を乞いて酒を得(う)
・掌を指す(しょうをさす) 掌中にあるものを指し示すように、 1.物事が明白で、かつ正確であること。2.極めて容易であること。 類:●掌(たなごころ)を指す
・章を断ち義を取る(しょうをたちぎをとる) 詩文の一部分だけを取り、原文の前後関係に拘(こだわ)らないで、その意味だけを取る。 出典:「孟子」・「中庸」の孔穎達疏
・情を立てる(じょうをたてる) 真心(まごこ」ろ)を示す。義理立てをする。
・情を通ず(じょうをつうず)[=通(かよ)わす] 1.敵に内通する。密かに事情を通知する。2.男女が密かに関係を持つ。 類:●私通する
・情を張る(じょうをはる) 意地を張り通す。強情を張る。 類:●意地を張る●強情を張る 用例:柳多留−55「熱湯好きうぬばつかりが情を張り」
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