春は暁。ようよう明るくなりゆく東空・・〜赤城編〜

 イボタガとエゾヨツメ。どうしても採りたい、見たいという気持ちがついに父を動かした。そして再び我々は赤城山にて彼らを狙うこととなった・・・


赤城南面を攻める

 4月17日の夜、初の赤城山へ出陣しました☆ 場所は赤城の南山麓にある温泉。標高もマァマァあるのでまだ春の装い。之は期待できそう! 宿の周辺の明かりを見回ると、いるわ、いるわ。蛾が沢山! 今まで見たこともないほどの数が飛んでいます! さっそく片っ端から採集。春の代表的な蛾であるキリガが多く、そのほかヒゲマダラエダシャクやハスオビエダシャクなど中型の蛾も飛来してきました。しかし・・・それ以上大きい蛾はどこにも見当たりません・・・。結局その日は見つけられませんでした。でもアレだけ沢山の蛾を見ると元気になります♪

 家に戻るとなにやら門の電灯にいと大きなる目玉模様をした蛾が・・・まさか!?と一瞬希望を持ちましたが、正体はハグルマトモエ・・・・びっくりさせんなよぉぉ〜(汗

 
↑イボタガモドキ〜・・・涙 ちくしょ〜ハグルマトモエだよぉぉ〜(号泣←(笑) 

採集日 :4月17日
採集成果:ハスオビエダシャク1♂
      ヒゲマダラエダシャク3♂1♀
      ハミスジエダシャク3♂
      アトジロエダシャク1♂
      アカバキリガ1頭
      クロスジキリガ1頭
      キンイロキリガ1頭
      エゾモクメキリガ1頭
      マツキリガ1頭


5月になりました

 さてさて時は流れ、ゴールデンウィークがやって参りました! その初日、さっそく赤城山(今度は富士見村)へ。と・こ・ろ・が・・・中腹より霧が濃くなり始め、大変危険な状況に・・・そこで中腹のトイレで引き返すこととなってしまいました・・・。とりあえずトイレチェックをします。昨日も見られたヒゲマダラエダシャクやらハスオビエダシャクがいるくらいでガの数も大変少ないです(天気も悪いしね)。結局何も採らずに帰ってきました。  

 その夜、再びここへやってきました。時刻は午後7時をまわったくらい。早速、蛾が飛んでいますがいつも採っているものと変わらず。シロモンヤガの綺麗な個体がいましたが撮影中に逃亡(汗 山のうえのほうも行ってみました。外灯を見回っているとヒゲマダラ君があちこちいます。っと、ガチガチガチ!?と動物の声がw 父曰く、モモンガだそうな。へぇ〜赤城山にもいるんだぁ。また一つ地球のかけがえのなさを知りました(笑) 帰り道、今度は鹿に出会いました。そして蝿のごとく爆音を出しまくるドリフトゾクという珍しい?動物まで(笑) 今日は動物日和だなぁ〜

 ほとんど収獲がないので、この前の温泉も回ってみることに。ところが明かりがほとんど消えていて蛾が少ない(汗 でもいいものが残っていました☆ アカシャチホコです。もちろん初採集! なんて綺麗な蛾でしょうか・・・でも私の追い求めている御方々には出会えませんでした・・・・(涙

 
↑シロモンヤガ

採集日 :5月2日
採集成果:ヒゲマダラエダシャク
アカバキリガ1頭
スギタニキリガ1頭
キバラモクメキリガ
シーベルスシャチホコ1頭
アカシャチホコ1頭


カラスが憎らしくて・・・

 ゴールデンウィークも終わった後の最初の土曜。我々はまたまた赤城山にやってきました! 今日は気温も十分、いかんせんやる気が出てきます☆ っと、山の登り口の御怪しきホテルの看板に大きる影が・・・早速採集すると、フトオビホソバスズメ! 奥深い色合いがとても素敵な蛾です・・・ 之は幸先がいいぞぉ〜と一気に山の中腹にあるトイレへ。よ〜く見まわると・・・あ゛ぁぁぁぁぁ!!!!!エゾヨツメ皇太子の御翅が・・・なんということだ・・・他に探せどこの翅しか見つからず。でもいつまでも探しているわけにも行かないので先を急ぎます(日の出が近いので)。


エゾヨツメの翅・・・

 早速手当たり次第に外灯、トイレ、自動販売機を見てまわりますが・・・う〜んフユシャク、シャチホコ類、キボシミスジトガリバ、サカハチトガリバ、キリガ類・・・みんな綺麗だけど、あのインパクトのある目玉模様の蛾がいない・・・。一通り見終わりましたが、まだ帰るには早すぎるので、いつもは寄らない自動販売機へ行って見ることにしました(秋の採集のときに成績が悪かった場所)。すると・・・ぬぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(号泣 イボタ様の御翅が・・・・・(しかもすんごく新鮮) なんということだ・・・後もう少し早く来ていたら、完全な姿でいらっしゃったろうに・・・。付近を見るとカラスがなにやらこっちを見ています。「あいつか〜!(怒)」でも、もうどうしようもありません。運がなかったとしかいいようががありませんでした。それにしてもイボタガというのは図鑑で見るのよりもはるかに美しい蛾で大変驚きました。帰り道、あちこちの外灯で鳥(シジュウカラ、エナガ、カラスが多い)が蛾を食していました。今まではとっても可愛く見えた小鳥も今では、悪賢い悪魔のようにしか見えないのですから、蛾の力(?)というのは恐ろしいものです(笑)


↑イボタガの翅・・・

採集日 :5月9日
採集成果:イボタガ1頭(翅のみ)
      エゾヨツメ1頭(翅のみ)
      フトオビホソバスズメ1頭
      シモフリトゲエダシャク1♂
      キボシミスジトガリバ1頭
      サカハチトガリバ1頭
      キボシミスジトガリバ1頭
      ウスベニトガリバ1頭
      モントガリバ1頭
      アカバキリガ1頭
      スギタニキリガ1頭
      キバラモクメキリガ
      シーベルスシャチホコ1頭
      アカシャチホコ1頭


最後の挑戦

 もう5月の半ばとなりました。そろそろ決着をつけなければなりません。今日は生物部で妙義山へ行くのでその前に、赤城山へと向かいました。着いてみると・・寒い!!!! 之はやばいかもしれない・・・と思いつつも明かりをチェック。こんなに寒いのにちゃんと蛾は来ていました。まず目に入ったのはキボシミスジトガリバ。白と黒の品のいい蛾です。そのほかキリガ、ハスオビエダシャク、ヒゲマダラエダシャクなどが見えますが大きな蛾の姿は見えません・・・。中腹のトイレも似たような状況でした。ただ、こちらはシャチホコの仲間が多い気がします。結局、最後の挑戦も不発に終わってしまいました・・


↑キボシミスジトガリバ

採集日 :5月19日
採集成果:キボシミスジトガリバ1頭
      ヒメウスベニトガリバ2頭
      サカハチトガリバ1頭
      クロテンシャチホコ1頭
      ツマジロシャチホコ1頭
      ヤスジシャチホコ2頭
  


ここまでしなくても・・

 たぶん之を読んだ蛾屋さんは思うでしょう。なんでナイター(自分で明かりをつけて蛾を採集すること)をしないの?と。実は私は蛾を本格的にやり始めたのは今年からなので、道具がまったくそろっていません。また、一晩中やるのもめんどくさいので、朝まわりして採れればいいなぁという考えで採集していました。昨年のクロウスタビガはあっさりと採れてしまいましたが、すべてがそう簡単にいくわけではないですね。でも、ますます蛾を集めることが楽しくなってしまったので今度はちゃんとナイターをしようかと思います!(いつのことになるのやら(笑))

 ちなみに遅れましたが、イボタガの幼虫、エゾヨツメの幼虫を送ってくださった方がいました!!!ムラさん、T・Kさん、どうもありがとうございますm(__)m