スタンドバイミー
悪ガキ4人組 参上
あなたは12歳の頃に持った友人に優る友人を持った事が有りますか?
スタンドバイミーについて

1986年作の生々しい程、12歳の少年の行動心理を描いた作品
季節を代表する映画というのがある。このスタンドバイミーと言う映画は紛れもなく夏の映画と言える。この映画は日本公開当初よりも主演のリバー・フェニックス死去の訃報により、俄然注目されだした映画ではないだろうか。
近年、日本でも各民放番組、東急ケーブルTV、スカイパーフェクトTV等で夏になると必ず放送してるような印象がある。判りやすく奥が深い映画の為か日本でも夏になると舞台化されている。
元々この映画はホラー小説の巨匠・スティーブン・キングの原作「ザ・ボディー」を映画化したものなのだが、日本人でこの映画の原作を読んだと言う人も中々居ないのではないだろうか。
大まかなストーリーとしては「死体探し」で、その道中に多感な時期の12歳の少年の言動、行動、心理、少年達の友情といった要素が散りばめられている。おそらく誰にでもあったであろう「早く大人になりたい」、「大人になってみたい」といった純粋な願望がリバー・フェニックス、ウィル・ウィ−トン達の演技で上手く表現されていて、その逆に大人になるたびに何かを失なっていく寂しさ、虚無感を成人したゴーディを演じるリチャード・ドレファスが盛り上げてくれている。

素晴らしい主題歌&導入歌

私もそうだが洋楽にそんなに詳しくない人がこの映画を観て「スタンドバイミー」という歌を初めて知った人は多いと思う。
ちょっとしたウンチクだが、アメリカにドリフターズ(日本のドリフターズじゃないぞ(笑))というグループが居て、その中のリードシンガーであるベン・E・キングと言う人がソロに転向して歌ったのがこのスタンドバイミーと言う事らしい。1961年に全米4位まで上昇したナンバーらしく、この映画の大ヒットで20数年の月日を経て、再びシングルチャートを駆け上る快挙を成し遂げた模様。
映画タイトルのスタンドバイミーという題名を考えてみると、制作の段階で既にテーマ曲は決まっており、普通は制作の後に主題歌を合わせるのが主流だが、この映画は主題歌に合わせた映画作りをした感じがする。
逆にこの映画の主題歌がスタンドバイミーでなかったらどうなっていたのかは想像できない(笑)
後はシーンの切り替わりのたんびに流れる懐かしの名曲の数々。私はアカペラやドゥ−ワップ等が好きなので知ってる曲は幾つかあった。「ロンリー・ポップ」、「ロックン・ロビン」なんかは聴いた事がある。
この映画を観るといかに主題歌、導入歌の選曲が映画にとって重要であるのかが伺える。近年の映画の主題歌や導入曲を聴いてると選曲のセンスの無さを感じてしまうのは私だけだろうか。一つ言えるのは売れてる=良い歌では無いと言う事「売る」というのは戦略的要素が強いのでやり方によっては大した事無い歌でも売れてしまう現象はある。話は反れたがこの映画の主題歌並びに導入歌は素晴らしかったと言う事。

女性から観たこの映画の感想って?

この映画は比較的、女性にも評判が良い。前から思ってたが女性がこの映画を観る場合、どの部分に楽しさ、面白さ、感動を感じるんだろう。
まず女性キャラが全く出てこないという点。そして洋画御馴染みの男女恋愛の要素も無い。そもそも映画の視点が男中心の作りになっている為、男からすればどの辺りに感情移入をするのか興味深い。
まあ、それでもリバー・フェニックス、ウィル・ウィ−トンといった美少年を観たいが為って事でも、それはそれで良いと思う。楽しさを何処に見出すかは人それぞれなのだから。

リバー・フェニックスを語ってみる

リバー・フェニックスのファンには申し訳ないが、彼が最も輝いていた作品はこの映画だけである
少年期に既に役者としては完成されており、この映画以降のリバーの映画からは全くオーラを感じさせてくれない。大人になって行くに従って役者としてのオーラが薄れていってしまったのは皮肉だったと言える。
スタンドバイミーにおけるクリス・チェンバース役のリバーの演技力を観た時に映画評論家も普通に映画を観た人も誰もが将来を期待した筈で、少年から青年になったリバーの演技に注目していた。しかし、リバーは成長過程の何処かで変わってきてしまった、、、。
それは彼の薬物中毒死という現実が物語っていたのではないか?リバー自身もスタンドバイミーという名作の領域から出れない、クリス・チェンバースという役を超える演技を出来ないジレンマが麻薬に走らせた原因の一つであると私は思う。
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