おいで〜〜〜
直線上に配置

タガメの姿形

 タガメを見たことのある人は、なかなかいないと思います。
名前の由来は「んぼのカメムシ」という意味です。
色は茶色で日本の水生昆虫のなかでは、一番大きいです。成虫になれば空を飛ぶこともできます。

 左の写真はうまれてから3年目の個体です。羽がかなりいたんでいるのがわかります。
 タガメの寿命は長く生きて2〜3年というところです。ほとんどの個体はそんなには生きられません。

 ←オスとメスの標本をならべてみました。大きいほうがオスに見えますが、虫の世界ではたくさんの卵を産む必要からメスが大きいのが普通です。このオスの体長は5.3cm、メスは6.3cmとほぼ平均的な大きさになります。
 タガメを見ていてよく思うのですが、SF映画にでてくるエイリアン≠フ初期に似ています。
タガメはエサが近づくのをじっと待ち、広げた強じんな前肢で獲物をつかまえます。

ふだんはあまり動きませんが、一瞬のチャンスをねらって獲物を捕らえる静かなるハンターです。
 うちではタガメを水槽にいれて飼っています。家の中と外に大小いろいろな大きさの水槽があります。一つの水槽に数匹ずついっしょに入れてあります。

エサは田んぼや池などにとりにいきますが、食べる量が多いのでとてもたいへんです。オタマジャクシ、カエルなどが、一番いいようです。 
 タガメは毎年6月ごろ交尾して卵をうみます。ちょうどオタマジャクシなどの、エサになる生きものが、たくさんいるときです。

 卵を産むのはメスですが、孵化(ふか・幼虫が卵からかえること)するまでのあいだ卵を守ったり世話したりするのはオスの役目です。昆虫のなかでは、非常にめずらしい生態です。
 タガメがくらしていくには、豊かな里山が必要です。
うちのおじいちゃんやおばあちゃんにきくと、昔は田んぼにごく普通にいたそうです。
しかし、農薬や除草剤にとても弱いタガメは、ずっと以前にいなくなってしまいました。

 ←この写真の場所にも残念ながらタガメは全くいません。
 タガメのオス・メスの見わけ方は、簡単にはその大きさです。
6〜7cmの大きいものはメス、5〜6cmの小さなものはオスと、おおよその見当をつけます。
 正確には、タガメをひっくり返してみて、メスの卵を産む部分(亜生殖板という)を見てみます。
ここがほんのちょっぴり、へっこんでいるのがメスです。この写真は成虫のメスなのですが、へっこんでいるのがわからないくらいほんのかすかなくぼみです。右の写真で比べてみてください。→
羽を広げた標本です。
こっちはイメージです。
亜生殖板・オス↑
(あせいしょくばん)・メ ス↓
目は複眼(ふくがん・小さな目がたくさん集まっている)です。タガメたちからは、私たちがいったいどんなふうに見えているんでしょう。

実際タガメの目はけっこういいようで、となりの水槽で泳いでいるゲンゴロウなどを見つけると、波の動きなどが感じられないはずなのに近寄っていきます。
複眼のアップです。
正確な幾何学模様
直線上に配置
ち、近づいてはいけないのに吸い込まれそう・・・
タガメモドキPARTU
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