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タガメの幼虫

2003年7月12日〜

 脱皮したての2令

1令から2令になったところです。はじめての脱皮です。

昆虫の皮はのばしたりすることはできないのでもとの小さい古い皮を脱いで、下から新しい皮にかえることで大きくなります。
  (体長約1.5cm)  
7月17日〜

 3令に脱皮

 脱皮したときは、黄色で、からだもやわらかく、まわりからとても目立ちます。いちばん無防備なときでもあります。3令くらいになってくると、エサが足りない場合において共食いの頻度が多くなってきます。
  (体長約2.2cm)
7月24日〜

 4令に脱皮
となりにあるのが、脱皮したあとのぬけがらです。脱皮するごとに、だいたい1.5倍になります。
脱皮するとなんでこんなに大きくなるのか、とても不思議です。たださすがに脱皮のあとは、からだに厚みがなくて平べったいです。
  (体長約3.2cm)
8月3日〜

 5令に脱皮
5令くらいになると、大きさにかなり個体差がでてきます。オスよりメスのほうが大きいです。

それにともない脱皮の時期も微妙に差がでてきます。からだの小さいオスのほうが早いです。
 左は2令から4令までが、いっしょに写っています。幼虫のあいだは、脱皮のあと、くすんだきみどり色をしています。あとは大きさがちがうだけで、形はほとんど変わりありません。

 ただ4令くらいから、背中に成虫になったときに使う羽の形が、なんとなくわかるようになります。 
 左の写真は、5令幼虫です。よく見ると、からだの上のほうに、うっすらと小さい羽の形がでてきています。 
もちろん幼虫のうちは、空は飛べないし、成虫のように水の外にでることもまずありません。

 タガメの幼虫は、ずっと水のなかで生活しつづけます。 
 脱皮を見ているとドキドキしてきます。何回みても、うまくいくと本当にうれしいです。しかし脱皮じたいが失敗することは、実はあまりありません。
 タガメの幼虫は小さいときほど、水の深さは浅いほうがいいようです。もちろん深くても、それなりにやっていきますが、エサもこぶりなのでこのほうが獲物をつかまえやすいのです。

 大きくなるにしたがって、少しずつ水の量を増やして深くしていきます。 確実に飼育したいときは、1匹ずつ小さいカップなどに入れエサを与えます。カップの水をつねにきれいに保つための水換えはたいへんですが、こうするとかなりの確率で羽化がのぞめます。
 エサを食べて次の脱皮が近づくと、幼虫はからだに厚みができ、だんだんおうど色になってきます。幼虫のあいだエサをたくさん与えれば大きめの個体になるし、その反対であれば小さめになります。

 タガメを飼育していて、いちばんたいへんなのは、やはりエサを確保することかもしれません。タガメは幼虫のうちでも成虫になっても、とにかくエサをたくさん食べます。うちでは田んぼなどにとりにいきますが、どんどん開拓されてきて、エサをとる場所がへってきています。
 
 里山は人と自然がつくりあげました。そこはタガメたちにとっても天国だったのです。
 タガメの幼虫は1令から5令までがあり、エサをたくさん食べて脱皮を繰り返し、さいごに成虫へと羽化します。

 1令は、孵化してからだいたい3〜4日すると、2令幼虫へと脱皮します。
脱皮直後の姿
3令から4令への脱皮の様子
2令
3令
4令
5令
1令
4令
2令への脱皮が近づくと、しましまの黒以外のところが黄緑がかってきます。
タガメモドキPARTU
タガメモドキPARTU
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