石堂山

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石堂山

 石堂山は標高1547メートル。米良三山(市房山、天包山、石堂山)の一つである。一ノ瀬川を隔てて対岸にどっしりとそびえているが、市房山に比べ知名度は格段になく登山者も少ない。
 石堂山は上米良から登ると標高差約1200メートルもある尾根道で体力を要する山である。また、山頂手前にある騙しピークが4つも続くところはなかなか通好みの山である。

以下記録

2004年1月25日

 鹿児島はすごい雪であった。道路には積もっていないものの車の上には1センチほど積もっていた。常識的に考えて、鹿児島より北上するわけだし、チェーンも持たず雪道の走行経験ゼロだったので中止ということも考えられた。朝3時半ごろに「本当に行くんですか?」と確認のメールがくるほど絶望的な天気であった。

 ちょっと時間があったのでインターネットでアメダスの画面をみると、鹿児島は降水していたが、熊本県は降ってない模様。西高東低の冬型であったが、予報では今朝が寒さのピークであるらしい。とりあえずいけるところまで行ってみようと思い、出発する。

 加治木付近まですごい雪だった。湿気の多いぼたん雪で積もりそうな雪ではないので、進む。加久藤峠では、道路が凍結していたが、雪は降っていなかった。無事に登山口に着いたら快晴だった。石堂山は太平洋側の気候みたいで、風は非常に冷たかったが晴れ渡っていた。

 登山口は上米良のバス停付近。トイレがあり、水道で水をくんだ。駐車場はないが、駐車のスペースはあった。

 最初は民家の庭先を抜けるような登山道。登山道が民家と隣接していて面白い、ネパールのトレッキングを思い出した。山からの動物の進入を避けるために網が張ってあり、登山道には扉があった。紐がしばってあり扉のカギがわりになっている、通過したらきちんと扉を紐でしばっておこう。。

 最初はいきなりの急登。送電線の下を登山道は通り、作業用の林道と交差する。「作業道をまわり道してください」と標識があったので、行きは素直に従ったが、帰りは踏み跡を通った。もしかしたら夏場はヤブが茂るのか、猟や林業の邪魔になるのか?なぜ遠回りの作業道を通るのか意味不明だった。

 作業道と3,4回交差すると道はなだらかな斜面を登る。風が冷たく、森の中で太陽があたらなかったので寒かった。2合目、3合目の標識を通り過ぎて休憩をとった。

 4合目付近はユズリハだらけの林だった。この辺から雪が残っていた。6合目付近では、伐採地から吹き上げてくる風で吹き飛ばされそうだった。8合目手前で林道と再び交差する。これは私道らしく、一般車は入ってこれないみたいだ。

 8合目を過ぎると石堂山名物の騙しピークが連続する。急な登りを「これで山頂か?」と思ってピークに立ったら奥にピークがあるといった具合。一生懸命に登る登山者をあざ笑うかのごとく連続して小ピークが出てくるのだ。その嫌がらせ的な小ピークが4つも連続しているらしい。こんな嫌らしい山は全国各地見渡しても数少ないと思われる。「ラスト5分」の案内板があるまである程度体力を温存しておいた方がよいと思われる。

 山頂からは、市房山、霧島山、宮崎のシーガイアなどが望まれた。

 下りは、もと来た道をもどった。9合目付近にはナイフリッジ状に両側切れ落ちた部分や簡単な岩場になっているところも出てくるので慎重に下ろう。

写真一覧
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民家の脇を通る

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害獣が下りてこないように
網がはってあった

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二合目

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三合目

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四合目(ユズリハの植林?)

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石堂山を望む

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市房山を望む

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五合目

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六合目

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七合目

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雪の斜面を登る

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林道に飛び出した

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八合目

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九合目

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両側切れ落ちた尾根

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石堂山山頂にて

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うっすら霧島連山も見えた

コースタイム(参考までに)

上米良登山口発 8:19
一合目(休憩含む) 8:52
二合目 9:12
三合目 9:29
四合目(休憩含む) 9:52
五合目 10:08
六合目 10:20
七合目(休憩含む) 10:55
八合目 11:23
九合目(休憩含む) 11:54
石堂山山頂着 12:13
石堂山山頂発 12:37
上米良登山口着 15:48

以上、デジカメで記録した時間であります。こうやってみると電車の時刻表みたいで壮観ですね。

上り所要時間 3時間54分   下り所要時間 3時間11分
 ちょっと膝が痛かったせいか下りに時間がかかり過ぎているようですが、上り4時間程度、下り3時間程度の往復7時間の行程で行けるようです。

 取材日:2004年1月25日


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