桜島千景(さくらじませんけい)

 鹿児島のシンボルと言えば言わずと知れた「桜島」ですよね。桜島は活発な噴火で火山灰を降らせ、洗濯物が干せない、車が汚れる、精密機器を壊すなど鹿児島の人々を苦しめます。最近は穏やかで火山灰が大量に降る「ドカ灰」もほとんどありませんが、ちょっと前(と言っても20年くらい前)までは降灰によって路面電車が脱線するほど灰が降った時期もあったそうです。私が鹿児島に住みだしてからまだ10年くらいですが、2年に1度ぐらいは街が灰色になるくらいの降灰があります。そういう時は昼間でも傘をさして歩く人が見受けられます。コンタクトレンズをしている人は降灰の日は大変だそうです。車は降灰であっという間に灰色のまだら模様になり、洗車が大変です。

 そんな被害をもたらす憎い存在の桜島なのに鹿児島の人は桜島を愛しています。そう、昔パソコンスクールのインストラクタをしていたときでした。パソコンの入門講座で「何でもいいから適当に絵を描いてください」と生徒に言ったらそのほとんどの人がマウスを使って丁寧に桜島を描いていたのです。おじいさんやおばあさんが慣れないマウスさばきで丁寧に思い思いの桜島をディスプレイ上に描いていきます。その時に鹿児島の人は桜島を心から愛してるんだなあと思いました。

 桜島は鹿児島大学のある鹿児島市からとてもよく見えます。桜島のある風景は日常的に見ることができます。鹿児島から仕事などで離れてしまった多くの方々に桜島を見ることでちょっとだけ鹿児島を懐かしんでもらおうと桜島の写真を載せることにしました。

 カメラは素人なのであまり上手くは撮れません。「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」と思ってできるだけたくさんの写真を載せてみることにします。どれかお気に入りの心に響く桜島の風景が見つかることを期待して。


2004年11月13日 MN

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