お薬代の計算方法

まずはじめに、保険医療の世界では金額ではなく点数で計算します。
一般的に 1点=10円 と思って下さい。
このため医療費はすべて10円単位であり1円単位ではありません。

負担額は合計金額から保険者、公費が負担した分を引いた額
たとえば、保険が3割負担で公費で1割負担になる場合

 負担額 = 医療費合計(10割)−保険者(7割)−公費(2割) = 1割

となります(^^ゞ
3割負担の方は 公費 の部分がないだけですね
子供医療や特定の疾患では 公費 の部分が3割になったり、公費が2つ存在したりして窓口負担がなくなったりします
また、一定額までは 負担なし という特殊な例もありますが・・・
細かいところまでは長くなりすぎるのでご勘弁を(._.)


計算は点数を使って行われ、最後に金額になります。
それまでの間、四捨五入が繰り返されます。
それなのに厚労省が定める薬の値段(薬価)は1円単位どころか1銭単位に
1錠 56.40円 や 1g 23.30円
のように細かいです。
1g 23.30円 の薬を合計12.8gでは・・・・・298.24円・・・
これを四捨五入して点数にすると 30点
この場合は1点10円でもらえるので300円もらえて 1.76円儲かります!(^^)!
でも、逆に切り捨てられて損することも・・・
この繰り返しです・・・
ハッキリ言って 変 ですよね(;一_一)


つづきまして 調剤薬局での大まかな点数(金額)の決まり方 です。

  1. 基本調剤料
    薬局ごとに決まった点数です
    決まり方は・・・

    月に受付回数が4000回以上で集中率(メインの医療機関で発行された処方せんをどのくらいの割合で扱っているか)が70%以上                              <18点>

    4000回未満の薬局                                     <40点>

    4000回といっても分かりにくいですね
    だいたい1日200人くらい来ないといきません
    パートの薬剤師も含めて薬剤師だけで5人くらい必要になるはずなので
    常時4人くらいは薬剤師がいる薬局だと思って下さい

    基準薬局という登録を受けていれば                       <+10 or 30点>

    基準は定期的な講習を受けたり、夜間の対応体制ができていたり・・・そんな風に決まります。
    基準薬局は薬局の見やすい所にステッカーが貼ってありますのですぐに分かります。

    後発医薬品調剤体制がとれていれば                           <+4点>

    新設された点数です
    後発医薬品を含む調剤回数が30%以上
    ほとんどの薬局が対応するはずです・・・なかには・・・
  2. 調剤料

    薬の種類(使い方)により決まっています

    内服薬 通常決められた日数を毎日飲むよう処方された飲み薬です
     一回の調剤で3種類の飲み方(たとえば朝食後・朝夕食後・毎食後や食前・食間などの種類)までそれぞれに加算されます。

     14日分以下の場合
     1〜7日分まで                                1日分につき <5点>
     8〜14日分まで                               1日分につき <4点>

     15〜21日分の場合                                 一律 <68点>

     22日分以上の場合                                  一律 <77点>

    頓服薬 必要な時に飲むように処方された飲み薬               1種類 <21点>
     何回分でも(そんなに沢山は処方されませんが・・・)1回お渡しするごとになります

    外用薬 貼り薬・塗り薬・坐薬・うがい薬・消毒薬・トローチなど        1種類 <10点>
     一回の調剤で3種類まで加算されます

    一包化薬 何種類かの薬を一回分ずつ分けてある薬         7日分につき <89点>
     医師が必要と判断しない限りできません。また、2種類以上の飲み方(たとえば朝・夕飲む薬と朝だけ飲む薬などで飲み方が重なりまちがい易い時)や、3種類以上の薬などで指定の個数ずつ飲めるか不安な時などにしか適応されません

    注射薬 インスリンなど患者様自身が薬局でもらって使う(自己注射)薬       <26点>

    内服用滴剤 液体の便秘薬など1回○滴服用というような使い方をする薬     <10点>

    浸煎薬・湯薬 字の通り煎じて飲んだりする薬                     <190点>
     東洋医学・漢方等の特殊な処方なので一般的にはお目にかからないかも知れません
     これも3種類まで算定されます