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資料編
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 電気配線図集


三菱自動車のHPには「市販しない」と記されていますが、オークションで流通したり、販売会社には必ず置いてありますので見せてもらいましょう。特に電気配線図集はDIYには欠かせない資料ですから、03モデル以降の方は下記の電気配線図を手に入れればOK。

No.1033A75 ’00−6 ¥2,910
No.1033A76 ’02−8 ¥  790(追補版)

注意
これら解説書の中身に関して三菱自動車に問い合わせするのは控えましょう。
この書籍は整備士資格を有するサービスマン向けに発行されたものであり、われわれDIYer向けに発行されているものではありません。
 ヒューズと電線  DIYで配線する際に最も注意しなければならないのが火災です。ここではヒューズの役割だけではなく、ヒューズに適合する電線の選び方を紹介します。電気の事が分らないと言われる初心者の方は必ず一読下さい。

ヒューズの役割
 ヒューズは、回路に異常電流が流れると自らを溶断させる安全器です。世の中にはヒューズ以外にも安全器は多数あり、家庭用のブレーカー、サーモスタット、PTCなどご存知の方も多いでしょう。車の電源系はバッテリーの直下にヒュージブルリンクと言うヒューズの親玉が数個あり、それぞれの下流にヒューズが数個設置されているのが一般的です。

電線の役割
 これもご存知の通り電流を流す媒体として知らない方はいないはず。しかし電線が燃えたのを見た人は意外に少ないのではないでしょうか?それは前述のヒューズやブレーカーによって適切に保護されているから燃えないのです。食卓で使うホットプレート(1.5kW)の電線が思いのほか暖かくなっているのを経験した人もいらっしゃると思いますが、「度」が過ぎると電線は煙をあげて燃え始めます。ここで覚えていただきたいのは「度」と言うのはヒューズの容量を指し、適切に設計されたヒューズを高容量タイプに交換すると「度」が過ぎて電線が燃えることをよく覚えておいて下さい。くれぐれもヒューズが切れるからと言って高容量のヒューズに交換することだけは絶対に避けてください。

ヒューズの選び方
 JASOと言う自動車関係の規格があり、それによるとヒューズは定格の70%で使うよう書かれています。
                ヒューズ容量=負荷電流/0.7

電線の選び方
AV線の許容電流(導体最高許容温度85℃)
公称断面積 周囲温度
30℃ 40℃ 50℃ 60℃ 70℃
0.5mm2 14A 12A 11A 9A 6A
0.85mm2 18A 16A 14A 11A 8A
1.25mm2 23A 21A 18A 14A 10A
2mm2 31A 28A 24A 20A 14A
3mm2 42A 38A 33A 27A 19A
5mm2 57A 51A 44A 36A 25A

試しに1つ設計してみましょう

例題)85Wのランプ2灯を増設するときのヒューズと電線を求める

@負荷電流を求める
 85Wと言うのは電力値ですので、これを電流値に換算します。
 オームの法則で 電流=電力/電圧 ですので代入しますと

  負荷電流=電力      /電圧
        =(85W×2灯)/12V
  負荷電流=14A
    

Aヒューズの選択
 上述の式に@で求めたランプの電流値を代入します
  ヒューズ容量=負荷電流/0.7
          =14A   /0.7
  ヒューズ容量=20A


B電線の選択
 車室内の配線で周囲温度を最大60℃と仮定します。
 上記の表から60℃の環境下で20A通電できるのは
 電線サイズ≧2mm2 と読み取れます。


ここで求めた電線サイズはヒューズの下流に適用されるものです。
バッテリーから直接電源を取り出す場合などは、ヒューズをバッテリー直近に設置しなければなりません。
「バッ直」と称してバッテリーから細い電線を引き出し、負荷の直前にヒューズを入れられている方が大勢いらっしゃいますが、それでは電線が保護できていないことがお解りいただけたと思います。

車両の電線から分岐させる場合
 車両側は既にヒューズと電線サイズが最適化されています、その電線から新たな電線を分岐させる場合は、母線と同じサイズ以上の電線で分岐させればOKです。

ここで紹介した計算方法は代表例です。エンジンルームなど周囲温度が100℃を超える場合や、電源投入時に過大電流が流れる負荷、そして配線抵抗による電圧降下など条件が変りますと、これ以上の余裕が必要な場合があります。部材の選定にはゆとりをもっていただくと共に、配線の保護を十分行いDIYを楽しんでください。
 内装材編 インナートリム類の取り外しは、整備解説書を見てもコツが判りにくいので、クリップの在り処やその形状を画像でまとめます。
助手席側ドアトリム
右側アッパートリム

2006.8.26