ボラボラ島について

ボラボラ島について

国際空港のあるタヒチ島から北西へ約260km、118あるタヒチの島々のなかで、最も美しい島と賞賛されるのがボラボラ島だ。今回タヒチを旅行するにあたって、まっさきに候補にあがったのもボラボラ島だった。ボラボラ島は、中央の火山島とそれをぐるっととりかこむ珊瑚礁の島々で構成されている。空からみると土星の輪のようにみえる珊瑚礁の島々は、タヒチ語で「モトゥ」とよばれ、無人のモトゥをボートで訪れる「モトゥピクニック」は人気のたかいアクティビティだ。いっぽう中央の火山島は一般的に「本島」とよばれ、そこにそびえる標高727mのオテマヌ山と標高661mのパヒア山は、ボラボラ島独特の景観をかたちづくっている。

ところでボラボラ島の象徴であるこのオテマヌ山は、見る位置によって表情がかわるので注意しよう。島の東側にあるメリディアンからと、南側のホテルボラボラから、また西側のボラボララグーンリゾートからでは、それぞれまったく別の山を眺めているようだ。宿泊するホテルを決めるときは、この点も考慮に入れられることをおすすめする。

エア・タヒチ/ボラボラ島への行き方

パペーテからボラボラ島へのもっとも一般的な行き方はエア・タヒチ航空を利用する方法だ。エア・タヒチ航空でパペーテーボラボラ島間の所要時間は直行便で約45分、経由便で1時間半。フライトは毎日5〜9便運航ありほとんどが直行便だ。ちなみにエア・タヒチ航空は、前身の会社が1961年に商業運航を開始、1970年からは「エアーポリネシア航空」としてタヒチ島を中心に路線を拡大、そして1986年の大株主による資本移動を機に「エア・タヒチ航空」と社名変更し現在にいたっている。2003年のデータだが、従業員数632名、域内40の島に定期便を運航し、年間約71万人の乗客を運んでいる、フレンチポリネシアの民間資本による航空会社だ。

チケットの予約/購入は、ネットや電話をつうじてのほか、パペーテ市内とファアア国際空港内のオフィスでもおこなえる。チケットには片道運賃と往復割引運賃のほか、いくつかの島を組み合わせて効率よくまわれる「タヒチエアーパス」という割引周遊チケットがある(パスは島の組み合わせによって5つのタイプがある)。

今回の旅行では、個人手配のメリットをあまり感じなかったので、チケットはすべて日本国内の旅行代理店をとおしておこなった。

一方パペーテからボラボラ島まで、船でいく方法もある。飛行機のような定期路線ではないが、いくつかの旅行会社がクルージングツアーを主催している。またクルーザーを貸しきりにするのもおもしろい。キャプテンからシェフ、メイドさん、そして食材まですべてひっくるめた料金なので決して安くはないが、ボラボラ島はホテル代、食事代がほんとうに高いので、トータルで比較した場合じゅうぶん競争力のある料金になる。小型のクルーザーでも2ベッド、3ベッドルームと部屋数がおおく、居住性の点でももうしぶんないはずだ。

アコモデーション

ボラボラ島には、5つ星クラスの豪華リゾートホテルが数多くある。それらの大半は本島南端マティラ岬周辺か、本島をとりかこむ珊瑚礁のモトゥ上にあり、いずれも夢のような水上コテージの客室をそなえている。ただしボラボラ島のリゾートホテルで水上コテージに4人1室で宿泊できるのは、現在ボラボラパールビーチリゾートだけ。これらのホテルではビーチバンガローもなかなか洒落ている。特にビーチフロ

ントのタイプでは、専用プールがあるものや100平米前後の広い客室をそなえたのものがあり、幼児連れの場合はむしろ水上コテージより快適にすごせるだろう。

ボラボラ島のアコモデーションの難点は、ハワイやオーストラリアではあたりまえにある、ファミリーむけエコノミータイプホテルやリゾートコンドミニアムがないことだ。5つ星豪華リゾートホテルではもちろん洗濯機やコインランドリーはない。こどものパンツまでクリーニングにだすのかー?という切実な問題がついてまわることになる。さらに自炊できないことによって、食事の時間や内容、ボリュームを自分たちの好きなペースでコントロールできないため、子連れにはかなり息苦しい。もっとも、ゲストを絞り込んでいるからこそ、独特のふんいきや素晴らしい環境が維持されているといえよう。

世界中からあつまるゲストやオーナーとの交流がたのしいペンションステイも人気がたかい。食事つきにすればトータルの旅費を安くあげることができ、その点も魅力的。実際今回の旅行でも有力な候補として最後まで検討した。結果的には今の我が家のこどもたちではハードルが高いと断念したが、いつかチャンスがあれば是非泊まってみたい。

アクティビティ

ボラボラ島で子連れに一番おすすめのアクティビティは「ラグナリウム」だ。ビーチの一部を柵でかこい、その中に放し飼いにされているサメやウミガメ、エイ、たくさんのトロピカルフィッシュたちといっしょに思う存分泳ぐことができる。さかなの多さもさることながら、ビーチは砂も水もとってもきれい、景色も最高、ダイバーや本格的なスノーケラーにとってはこどもだましかもしれないが、これだけの内容はおそらく世界で最高レベルのこどもだましかもしれない。

今回もっともトライしたかったアクティビティは、標高661mのパヒア山登頂。地図から想像するだけでとんでもない景色がみれそうだ。トレイルスタート地点がよくわからないのと、そこまでの足がないので、ガイドをたのみたかったのだが、現在はいないらしい。したがって次回に持ち越し。

本島1周サイクリングも事前にプランしていたのだが、実際道路状況をみると、道はばがせまいうえ想像以上の交通量。こどもには危険なので断念した。

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