カウンター Since 2005 01/04
  制作環境 1024×728 IE6.0 Win
  このサイトはフレームを使用しています
  サイト内の文書・画像の無断転載・複製は禁止です 



         ishido-an       














 ご意見・御感想等お寄せ下さい    
  
連絡先はこちら   
   評論・句評 随想・エッセイ
         

2.春寒

春寒の底の抜けたる土瓶かな

2月8日
とある社葬に出かけた。
功上げ名を遂げた人だけに許される、会社人間としての最後の栄誉だ。
菊とカーネーションとあともう一つ、知らない白花に埋め尽くされた祭壇に、笑みを浮かべた故人の写真が立つ。
無宗教の偲ぶ会だが、庵主は数珠を取り出して南無阿弥陀仏を唱えた。
大きなホテルでの社葬なので、直会のコーナーがあり、鮨とうどんを頂いた。うどんに味がしなかった。
<直会の鮨やうどんや浅き春>
昨日の料理コンクールで肉ばかり試食したせいかどうか、やたらと腰が重いので、本日はあゆやで焼酎1杯のみ。
夜は、それぞれ〆切が迫ってきた「銀化」と「街」と「俳句」の原稿書きにいそしんだ。


2月9日
大きな仕事の山を越えたので、夕方から病院へ行った。
大腸内視鏡検査の予約のためである。
問診だけのつもりだったが、せっかくだからと、超音波検査も受けた。
脂肪肝の疑いありとの診断。詳しくは来月に人間ドックの予定なので、そこで調べてもらうつもり。
夜、高台寺での写真展のために東京からやって来たY氏とJ嬢が「あゆや」に行くというので合流し、焼酎とビールで酒盛り。
その後、さらに盛り上がってカラオケに行った。スナック「龍馬」。龍馬に扮したマスターと、お龍さんそっくりのママの店。
演歌を熱唱して夜が更けた。
<生き様は龍馬に遠しかじけ猫>
お酒はワイン。チリのカベルネソーヴィニョン。


2月10日
まだまだ寒い。
その上、雨。
夜は、千葉から妻がやって来たので、近所のおばんざい屋で、そこに並んでいた7品目全部という大人注文をしたが、小皿なのでぺろり。
<おばんざい全品注文宵の春>
<春しぐれ残さず食べるおばんざい>

お酒は冷酒飲み比べを御猪口3杯。
その後、外国人観光客に超人気という居酒屋に行ったが、食べ物が美味しいことでも知る人ぞ知る店。
しかし、外国人客、特に欧米人は飲み屋では食べないでビールだけで長時間居られるのが、庵主には不思議。こんなにおいしい店なのに。
で、つまみを少々の後、クラフトビールを2杯。
妻が突然、隣の席の外国人夫婦と話し始めた。聞けば、京都に来る時の新幹線の中で前後の席に座っていた夫婦だとか。物おじせずに話しかけるところが、妻の驚くべき才能。シャイな庵主には難しい。
<春の旅社交家の妻シャイな我>


2月11日
寒い。
が、お米屋さんが経営する超人気のレストランに行列して入り、お昼を食べた。
夕食では2度来ているが、昼食は初めて。夜は個別の釜で、昼は大釜で炊くのだそうだが、どちらも美味しい。
<浅春の炊いて輝く米二合>
その後、京都花月会館で、漫才と落語と吉本新喜劇を見た。ひとしきり、憂さを忘れて大笑い。
<浅春の笑へばしばし忘る憂さ>
夜はイタリアン居酒屋で、妻と二人でシェアしてワイン5杯とIPAビールを1本。
栃木ココファーム、「月を待つ」2016、余市のケルナー。かなり甘い。
オーストラリア、オーバーザレインボー、2017、アンウッド、シャルドネ。
トスカーナ、バッコイン、IGT、オーガニック、ボン・バ・バ・2015、シラー&サンジョベーゼ。名前のボンバババは、とある戯曲の中での酒の神バッカスの叫び声だとか。
南仏ルーション・モーリー地区、ラ・パッション、グルナッシュ、2013、VV。
カリフォルニア、セントラル・コースト、ジェイムス・ブライアント・ヒル、2015、ピノノワール。
どれが一押しかは、なかなか言えない。


2月12日
寒い中をてくてく歩き、細見美術館で伊藤若冲展を見た。
<若冲の春禽一歩を絵の外に>
どうでもよいことだが、伊藤若冲と瀬戸内寂聴の名前の響きはよく似ている。
<似て非なる若冲寂聴春寒し>
近所の餅屋さんでお餅と和菓子を買って「寒いですね」と言ったら、「明日が一番寒いらしいですよ」と返されて、もっと寒くなるのかとがっかり。
<如月のもつとも寒い日それが明日>
妻は食べるだけ食べて千葉に帰ったので、今夜はノンアルコール。
さて、天為のネット句会の選者を仰せつかっており、明日が締め切りなので、頑張って仕上げた。


2月13日
夜はとあるパーティー。
料理が豪華で有名な会だが、今日はまた特別に豪華。
ワインをグラスに赤白2杯ずつ。銘柄は確認していないが、フランスワインのはず。
その後、気分良く近所のバーに行き、バーボン水割りとビールを飲んでいたら、気さくなアメリカ人男性二人がやたら話しかけてくる。
51歳の叔父と28歳の甥だそうだ。
下手なかたこと英語で対応していたら、「すし屋を紹介してくれ」と言うではないか。
そこで、庵主の最もお気に入りの居酒屋兼すし屋がすぐ近くにあるので、そこの若女将に電話して、外人二人を迎えに来てもらった。
しかし、送り込んではみたものの心配になったので、その店に遅れて行ってみた。
すると、言葉は通じないながら、楽しく盛り上がっているではないか。庵主も合流し、みんなで楽しく飲んで騒いでしまった。
彼らが帰り際に「初めて日本に来てあちこち回ったが、今夜が最高に楽しい夜だった」と言ってくれたのは実に嬉しかった。
<かたことで通づる英語宵の春>
更新履歴

       !!!

2018  2/18
      *俳句コーナー
       「俳句その他もろもろ、ワインなど」追加


2018  2/10
      *俳句コーナー
       「俳句その他もろもろ、ワインなど」追加


2018  2/03
      *俳句コーナー
       「俳句その他もろもろ、ワインなど」追加


2018  1/28
      *句評・評論コーナー
        「嵯峨野45周年ご挨拶」
        「自得みち礼賛」


      *俳句コーナー
       「俳句その他もろもろ、ワインなど」追加


2018  1/21
      *句評・評論コーナー
        句集「浙瀝」評


2018  1/12
      *俳句コーナー
       「鑑賞御礼」追加


(リンクはこちらから →